あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

過去世の記憶

2023-02-20 | 半径30メートルの事件

何回も生まれ変わるというのは

地球のシステムだそうで

私はそのことを承知している。

思いあたる過去世は数個ある。

平安時代の記憶はちょっと遠いが、

戦国時代の記憶はリアルな

感情を伴うもので私にすれば

「ついこの前」の出来事だ。

憎しみや執着がわいてくるので

10年以上も翻弄された。

殺した側でもあっただろうし

殺された側だったこともある。

私が生きているのが迷惑な人にも

出会うことになるし、

私に執着していた人にも出会ふ。

それはもうドロドロの人間模様が

展開するわけです。

やっと片付いた。

ドロドロ=泥まみれでいながら

見た目に泥がついていない人で

ありたいと思う。

成功していたら嬉しい(笑)

感情は凪いだが他人に語るには

ちょっと掛かる。

変人か狂人に見られるだけだし。

過去と現在との絡みは

下手なフィクションより面白い。

本にしようと書いていたが、

辛すぎた過去を改めて

思い出さなくてはいけなくて

途中から嫌になった。

なのでだいぶ忘れた。

20年後この人生を終える頃には

すっかり忘れているだろ。

終わったことだ。

何百年も囚われていた自分を

哀れに思う気持ちと

辛い過去を直視できた勇気を

ほめたい気持ちがある。

その上で今現在を軽やかに、

囚われなく生きるのが

一番大事だと思うようになった。

過去の人生は今も同時に

進行しているのが真実らしい。

時間は過ぎているのではなく

存在していると。

どこかの会場で人生という劇が

おこなわれて居て

すべての人がキャスト。

嫌ったり嫌われたりしながら

御魂磨きをしているのでしょう。

そう思えば自分にとって

どんな不都合な人でも

憎まれ役を引き受けてくれたのだ

と思えるようになった。

何かを見聞きしたり、

誰かに出会ったり、

ある史実の本に出合って

自分の感情が沸き起こることが

度々あった。

爆発するくらいの強い感情で

訳が分からないまま

その場に泣き崩れる・・

ってなことになる。

口が急に意味不明の言葉を

リピートすることもあった。

ここ数年はそんなことが無くなった。

解消するべき過去の感情が

すっかり出たのだろうと思う。

で、お昼にテレビをつけたら

女の子が流鏑馬の競技をやっていた。

衣装を競っている様子だった。

ふ~~ん、女の子が流鏑馬?

と思った。

チャンネルを替えようとしていたら

白馬にまたがった女の子が

強風の中を颯爽と駆けて来た。

上体が全くぶれない美しい姿勢で

3つの的を正確に射抜いた。

その姿に釘付け。

何故か込み上げて嗚咽してしまった。

あれ~~どうしたのかな私?と

思いながら滂沱の涙が止まらない。

その女の子は毎日馬の世話を

している。

小学生だった時に

馬の方からやってきて乗ったのが縁で

今や専門学校生だ。

どうやら私は白馬に感情が

ヒットしているらしい。

遠い昔、白馬に乗っていたのかも。

一度乗馬したことがあるが、

初めてという感じがしなかった。

肉体は違っても前世の趣味嗜好や

特技などは持ち越すそうだ。

いつ時間切れになるかを決めて

今生に来たのだろうが

忘れてしまった。

過去と未来の狭間に生きながら

願わくばこの肉体と精神で

地上の天国を闊歩したい。

嫌なことばかりに気を取られがちで

もう60年以上過ぎた。

地上の天国に焦点を合わせて

そんなに長くはない残りの人生を

精一杯楽しみたいと改めて

思っている。

 

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