おとーさんがねー
毎日かけてくる母の電話
父が暴れて手がつけられなかった頃は、真面目に生存確認のためにかけていた。
最近は、父の様子やら自分のことやら孫のことやら…毎日よくネタがあるよねと感心する。
さて、
最近の父
左手足が硬くなり着替えや爪切りをしようとすると痛いと嫌がる。こちらの手足が細くなり体重も3キロ減った。しかし自分でいざらなくなり移動は全て抱えて引きずる。ポータルトイレも2人ががりで座らせるが空振りが多い。体重は減ったが介助は重たく大変になっている。
畳の今にあぐらを書く姿勢で座らせるが、後ろに倒れたり前に傾くようになった。見るからに辛そうな体勢だから寝かせてあげると。自分で体を起こすことだけでなく寝返りも上手く出来なくなっている。
食事の食べ方も変化してきた。
食べたい気持ちがある時は箸で自分で食べ始めるが始めだけ。口に入れてもらう事を覚えてしまったのか介助を待っている。食べたいものははっきりコレと指差してアピールする。
食事を口に入れてもなかなか飲み込まない。口の中で溜まっている。飲み込んでもむせることや、だらだらと出してしまうことも多くなった。しかし隣の皿は気になり、つまみ食いすることもある。同じものが自分の皿にあるのにそちらを食べず…
先日、久しぶりに
ばかやろう!
と言った。
もっと他の言葉が出れば良かったのに…と母は嘆く。
最近はハイと、出る、これ程度の発語しかない。
自宅にいるからパジャマから昼間着になり昼間は畳やデイサービスで椅子に腰掛け生活しているが、ベッドでの生活をしていてもおかしくない状況だと思う。
元気な時と比べて余計に辛くなるが、筋力が低下し拘縮も出て衣食住全て介助になってしまった父。
年内家で面倒みれるかな…
真剣に考えどきだと感じてきた。