日本のうまい

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「ヒラメ刺し身など食中毒の恐れ」のニュースについて

2011-06-20 13:38:10 | 食の真実
「ヒラメ刺し身など食中毒の恐れ」のニュースについて



獣肉はもとより、魚には様々な寄生虫や菌が存在する。

夏場に海水温が高くなれば、ビブリオ菌が発生して魚種や個体の大小、魚の健康状態にも関係するけど、体内に入って潜伏状態になる。

元気な魚なら寄生虫は内蔵にとどまってるが、何らかの原因で体力が落ちた魚は筋肉部位にまで、寄生虫は侵入してくる。

養殖の場合、抗生物質投与で避けられるはずだが、それでも万全では無い。

ま、入り江の養殖漁場は餌が海底にたまり、不衛生になる事もあるのでその辺りも関係してる...


いづれにせよ、魚の生息環境によって寄生虫や菌の残存率は変わる。

北海道のあんこうには寄生虫が多いが、青森のあんこうには寄生虫がいなかったり

南方に多いアニサキス寄生虫(カツオやサバ)に対して北方のシュードテラノバ寄生虫(真ダラなど)ってな感じで地域性が関わってくる。

回避法としては、寄生虫の中には酸に強い物もいるので、薄造りやよく咬んで食べれば、回避確率は高くなる。

あとは鮮度が良い、見た目健康な魚を選ぶ事。

ちなみに、関東では評価の高い「松輪サバ」を手に入れて捌いたら、内蔵上部の脊柱にしっかりと奴らは喰い付いていた...叫び
でも、内蔵に居ると言うのは筋肉にまで移動してない証だから安全性が高い!!

各産地は評価の高い物は中央市場に送る。
市場で目利きをする仲卸しさんは利に叶った行為ニコニコ

産直の魚を売りにするスーパーや回転寿司チェーンはコスト的にも、養殖物を扱う機会が多いから、利用する人は注意が必要になる。

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