サンフランシスコさすらいの一人旅日記その3

2010-05-09 11:41:22 | 旅行記

さぶいおやぢギャグを振りまきながらもサンフランシスコに

到着しトイレに駆け込むのだった。

サンフランシスコはホテル代が高く今回の旅では到底無理な

で(今回に限らず毎回無理)アパートメント(共同トイレ共

同シャワー室)を借りて住みました。

まず最初に車の駐車方法、電車の乗り方、食事のオーダー

の仕方などを軽く知人よりレクチャーを受けてから行動した。

ちなみに観光地ではない為ここでは全く日本語が通じない。

英語っぽい日本語も当然通じない

日本語っぽい英語もこれまた通じない

小腹がすいたので早速ホットドッグ屋?さんみたいな感じの

店に入った。

僕 『リトルビットハングリィ~』(小腹がすいた)・・・別に店の人に言わなくていい。

店員『ハ~イ!』(軽く挨拶)

僕 『ターキープリーズ』(前回外人ぽく巻き舌にして通じなか

った為ノーマルのいちびらない発音で)

店員『ふぁあああい?』(ななな何?)

僕 『またしても(゜∀゜)キタコレ!!』

深呼吸して・・・・

僕 『たぁ~きぃ~ぷりぃ~ずぅ』(おもいっきり巻き舌で)

店員『オーケーツァーキィ~』(了解!七面鳥入りやな)

店員『エブリスィング?』(各種ソースを指差しながら全部かけるか?)

僕 『エブリスィングプリ~ズ!』(全部たのんます)

店員『Oh~KOOL!』(笑顔で、よっしゃああああ最高)

P1000036_2

今回は割りとうまくいった

この街がなんだか好きになった(単純)

焼いたターキーをはさんだパンを食べながら次は飲み物を

買いに行った。

おばぁちゃんが経営する割となんでも売っている店が

アパートメントの近くにあった為しばらくは、この店に通う事と

なる。

P1000040 ←(ベトナム料理店で食べたフォー。うまい!)

このばぁさまは必ず毎回顔を見ると『ヘイ~マイダーリン!』

と言って来る。

こちらも負けじと『ヘイ~スィートマイハニー!』と返してやる。

ばぁさま 『ペーパーオアプラスティック?』(紙袋かビニール袋どっちじゃ?)

僕 『ペーパープリーズ』(紙袋で頼んます)

ドリンクを紙袋に入れてもらったのが誤りだった・・・・

底が抜けて道路にドリンクを飲ませてしまった

それを見ていた通行人のおやぢ『オオオオォォォオオ~マイガ

ァ~~』眼ん玉をひん剥いてこの世の終わりかのごとく

こちらに哀れみの視線とオーマイゴットの雄叫びを送ってくれた。

しかしそんなに大層に哀れんでくれなくてもいいのに・・・

次回に続く・・・・

We To Man Vol 12 4月号掲載分より

棚橋


サンフランシスコさすらいの一人旅日記

2010-04-29 11:00:51 | 旅行記

以前のスペイン旅行記に引き続きサンフランシスコに行った時の話です。海外はもとより飛行機にすら一人で乗った事が無い僕が苦手な事を克服する為、そして自分自身と向き合う為、そしてそして、チャレンジャーであり続ける為、さらに今の自分は転機を迎えているような気がした為、海外に何の予定も立てず思い立ったら吉日!旅行会社に行き航空券だけを手配し住むところは後回しでチケットを購入した。

その時に言われたのが渡米の際、宿泊先を決めていないと色々と手続き上、厄介そうだったので、帰宅後すぐにサンフランシスコ在住の知人に住む所を確保してもらった。

P1000016 ←(サンフランシスコはとにかく坂道が多い)

時々僕は、今なんだか転機だなって感じる時がある

その時は何らかの行動を起こすようにしている

しかし行動を起こしたものの、日が近づくにつれ、じわじわと

とんでもない事をしている気がしてきた

ほとんど英語なんて話せない。CMで以前やっていたように

軽く予習だけはしておこう

飛行機で、まず第一の関門になるのが食事だ!

でわ練習・・・・・『チキンオアビーフ?』

          『ティキンプリ~ズ!』

おぉ~すばらしい

完璧にパーフェクトな発音だ

これさえ言えれば90%はクリアーしたようなもんらしい。

そして旅行当日

内心ドキドキ音が周りの人達に聞こえていないかドキドキしな

がらもクールに搭乗手続きを済ませた。

P1000015 ←(フィッシャーマンズワーフのアシカかアザラシが日向ぼっこをしている風景)

飛行機に乗り込むとなんと窓側の席だ!

隣は外国人だ!

これで完全に出口を塞がれた。

トイレにも行けやしない

しばらくすると予習をしてきた通り第一関門がやってきた

カラカラカラ~(食事を運ぶ台車の音)

ドキドキドキ~(僕の心臓の音)

客室乗務員『フィッシュオアビーフ?』

僕  『チチチキ  ン・・・・ん?えぇえええ~!?

予習をしてきたチキンの部分が、よくある話の落ちであるか

のようにフィッシュに何の断りもなく変わっていたのだった・・・

次回に続く・・・

P1000011 ←(短期滞在していたアパートメント近辺風景)

we to man VOL.10 2010年2月号掲載分より

棚橋


珍道中 スペイン旅行記 (最終章)

2010-01-17 13:02:22 | 旅行記

とうとうクライマックスを迎えたスペイン旅行記最終章をどうぞ!

Dsc00096 ←(サグラダファミリア)

バルセロナといえば建築家ガウディのサグラダ・ファミリア教会があるところで、今も建築が進められている。

Dsc00097

グエル邸、グエル公園、カサ・ミラ、カサ・バトリョなどなど建築物を観て廻った。

ステンドグラスを使って鮮やかな色の光が壁面を彩っている空間に感動しました

Dsc00099 ←(内部・・・カラフルな光が綺麗)

Dsc00101

Dsc00100

さて食事といえばスペインで有名なものはパエリアという魚介類の入ったスペイン

風炊き込みご飯やハモンセラーノという生ハム、ガスパチョというトマトなどの冷製

スープなどで、最初はいいのですが、やはり徐々に白いご飯が恋しくなる

そういう時はチャイニーズにGOOOOOOOOOO

Dsc00102 ←(内部での作業現場)

Dsc00105

Dsc00106

Dsc00107 ←(上からの景色)

中華料理屋で、たらふく食べてガイドブック片手に宿探し!

もう最終日なのでお金も残りわずか!

少し危険な地域での宿泊となったこの辺りから密かにジョーズのテーマソングが

聞こえ出す

Dsc00108 ←(カサ・ミラ)

Dsc00119 ←(カサ・バトリョ)

Dsc00121 ←(グエル公園)

ここからの会話はスペイン語を関西弁&関東弁?で変換してお届けします!

スペイン人『ヘ~イ日本人!どこ行くねん?

僕     『ホテルもどるねん』

スペイン人『そんな事より俺と踊ろうぜ♪』(肩を組んで足を絡ませながら)

僕     『こうか?こんな感じか?

スペイン人『うまい!うまい!ハハハ~やるじゃねいか!』

僕     『そうか?ハハハ~ステップイケてる?』

スペイン人『イケてるイケてる最高!ダンスてなのはなぁ~ディスコやクラブでやる

んじゃなくて踊りたい時に踊りたいその場でやるもんだぜ!』

僕     『お~そうだな!ところでさっきから俺のポケットまさぐってるけど、

もしかしてあんたスリ?』

スペイン人『おっ!やっと気付いたか!ハハハ~!』

そう!その若い男のスペイン人はスリだったのだ

Dsc00110

Dsc00111

だいたいいきなり近づいて肩を組んできて踊ろうぜって怪しすぎる!

でも楽しむ為には多少のリスクは覚悟の上!エブリスィングウエルカムカムGOG

O~だ!しかし、日本人はカモるのが簡単と思われると今後スペインを訪れる

日本人の方々に多大な迷惑を被る事になる為、ここは日本人代表としてサムライ

スピリッツを見せ付けてやった

Dsc00123

乱闘の末、全て奪い返した!レシートに至るまで全てだ!取り返したとはいえ、

そいつは逃げていったが腹の虫が収まらず追いかけたら5~6人仲間がいた!

うん!これ以上は止めとこう!人間引き際が肝心だ!

十分サムライスピリッツも見せ付けてやった!

今後日本人のスリ被害も減る事だろう。

決して5~6人の人数にビビッた訳ではない。

5人いようが10人いようがやる時はヤルけど、今回はヤル時では無いようだ!

こうしてスペインの旅に幕を閉じるのだった・・・・

We To Man VOL9 1月号掲載分抜粋

棚橋


珍道中スペイン旅行記 その6

2010-01-15 15:12:59 | 旅行記

Dsc00075

前回までのあらすじ・・・迷子になったもののホテルのすぐ近くで、たださまよってい

た事が判明しそこから何事もなかったかのように急に元気になり、すました顔でホテル

のフロントマンにクールに挨拶を交わし部屋にもどったのだった・・・

Dsc00076 ←(奥の水を貯めてある所から栓を外すとそれぞれのみかんの木に水が行くように出来ている)

やはりなんぼホテルの近くで迷子になっていたとはいえ、異国の地で言葉も通じず

不安だったのか疲れがどっと出てベッドに横たわった瞬間から気絶したフカ(鮫)の

ように深い(フカい)眠りについていた・・・・

Dsc00082

そして翌朝・・・・

昨晩の事は何事もなかったかのように朝食をとりいつもどおり澄ました顔でピカソ

美術館に向かった。

ピカソ美術館はピカソ生誕の地マラガとバルセロナにあるのですが、その両方を

観に行きました。

Dsc00084 ←(建物のペイントが素晴らしい)

バルセロナの美術館はピカソの幼少期「青の時代」の作品が展示されている。

ピカソの幼少時代の絵は大人が描くような、いわゆる上手いといわれる絵です。

それが知人達に頭がおかしくなったのでは?といわれる絵となっていくわけですが

ピカソ曰く『やっと子供のような絵を書く事が出来るようになった』と言った台詞が

印象的でした。

Dsc00089

Dsc00090_2

Dsc00091

夜はスポーツバーに行きビール片手にTVでのサッカー観戦をしました。

時間が経つにつれ店はお客でいっぱいになり皆でチームを応援していると

変わった親父さんが一人で敵チームの応援を必死でしていました!

敵チームがゴールを決めた瞬間、その親父さん『おぉぉぉおおお~(一人拍手喝さ

い』周りは『シーーーーン』みんなの呆れ顔をしりめに親父さんは一人喜んでいまし

た。でも他人がなんと言おうが思われようが時には自分を貫き自分を信じて生きて

いきたいもんですね

Dsc00092

Dsc00095

次回スペイン旅行記最終回!このまま何事もなく終わるかのように思えた・・・・・・

がっしかしどこからともなくジョーズのテーマソングがかすかに聞こえてくる

のだった・・・・・いったい何が起こったのか!?無事帰ってこれるのかぁああ~

(無事帰国したからブログを書いている・・・)

弊社情報紙We To Man VOL8 12月号掲載分抜粋

棚橋


珍道中 スペイン旅行記 その5

2010-01-13 09:43:43 | 旅行記

Dsc00060

前回までのあらすじ・・・自分を試す為そして孤独に耐えるため、そしていつまでも

チャレンジャーであり続ける為、スペインで夜中独りさまよいそしてとうとう本当の

迷子になりつつも勇敢にたくましい迷子として行き交う人々にホテルまでの行き方を

聞きたおし、終いには泣きそうになりながらも最後の一人警備員風の人に声を

掛けるのだった・・・・

Dsc00074

自分『オラ!(やぁ)ヴェナスノチェス(こんばんは)ジツハ、コマッタコトニ、マイゴ

ニ、ナッテシマイマシタ』

警備員風スペイン人『フムフム!ソレデココロボソカッタンダネ?』

自分『ナンデ、ココロボソカッタッテ、ワカッタノ?』

警備員風スペイン人『カオニカイテアルヨ!』

自分『・・・・・オハズカシイカギリデス

警備員風スペイン人『フムフム!ホテルマデノ、イキカタヲ、シリタインダネ!』

自分『シ(はい)ソウナンデス!ポルファボール(おねがいします)』

警備員風スペイン人『ドレドレ?ン~!ソノホテルハ、ソコノカドヲ、マガッタトコジャ

ヨ!ハハハハハ~』

自分『ハハハハハ~グラシアス(ありがとう)』

警備員風スペイン人『デナーダ(どういたしまして)』

Dsc00067 ←(ラムチョップとサングリア)

Dsc00061 ←(今回の旅で一番美味しかった。魚を揚げた物。付け合せの人参とキャベツを一緒に食べると絶妙なハーモニーをかもし出す。いわばこれは、魚と野菜の玉手箱やぁ~!なんじゃそらっ

というわけで、ウロウロさまよっている内にホテルの近く迄来ていて真近かで迷子

になりさまよいながら、一人不安になっていただけだった

そうとわかれば急に元気モリモリ

Dsc00079 ←(新幹線の車内。イヤホンも完備で快適!)

少し歩くと見慣れた風景が目に入ってきた

『よっしゃ~もう一回探検に出て今度こそ本当の迷子になったろかい~

・・・・・・・と思ったが、いちびるのは、もう止めにした。

少しこの旅で成長したのだった・・・・・(続く)

Dsc00062

弊社情報紙We To Man VOL7 11月号掲載分より抜粋

棚橋