『なんでやね~ん!食事の質問といえばチキンオアビーフで
しょおおおおお~????』
と、言ってやりたかったが、それを英語で言えるくらいなら
こんなことで動揺もしないのだ。
仕方なく下唇を軽く噛んで押し出すようにフィッシュプリ~ズと
伝えた。
客室乗務員『WHAT?』
僕(英語ぽく)『フィッシュウぅプリィイズゥぅ~』
客室乗務員『はぁあああああ?』
僕(さらに巻き舌で)『フィッシュぅぅうプリィイズゥううううう~』
客室乗務員『はぁああああぁああああ~ああ?』
僕(今度は普通に)『ふぃっしゅぷりーず』
客室乗務員『Ohh!Okay!』
この先が思いやられる・・・・
しばらくすると第二の関門!そう飲み物だ
カラカラカラ~(飲み物を運ぶ台車の音)
ジャージャンジャ~ジャン(ジョーズのテーマソング)
客室乗務員『・・・・こちらを伺う視線』
僕(英語ぽく)『わ~らぁ~ぷり~ず』(水下さい)
客室乗務員『はぁああああ?』
僕(違うドリンクで)『こ~くぷり~ず』(コーラ下さい)
客室乗務員『ふぁああああい?』
僕(更に違うドリンクで)『お~れんじぃでぃぅすぷりーず』(オレンジジュース下さい)
客室乗務員『Ohh!Okay!』
水とコーラとオレンジジュースが手元に届いた
(ほんまかいな)
サンフランシスコに着く頃には僕の膀胱(ぼうこう)は周囲に
暴行(ぼうこう)を起こすくらいの勢いで満タンのメーターを
振り切っていた事は言うまでも無い・・・・
次回に続く・・・
←(借りて住んでいたアパートメント。洗濯物は通りに面している窓に干してはいけない)
We To Man VOL11 3月号掲載分
棚橋