さぶいおやぢギャグを振りまきながらもサンフランシスコに
到着しトイレに駆け込むのだった。
サンフランシスコはホテル代が高く今回の旅では到底無理な
ので(今回に限らず毎回無理)アパートメント(共同トイレ共
同シャワー室)を借りて住みました。
まず最初に車の駐車方法、電車の乗り方、食事のオーダー
の仕方などを軽く知人よりレクチャーを受けてから行動した。
ちなみに観光地ではない為ここでは全く日本語が通じない。
英語っぽい日本語も当然通じない
日本語っぽい英語もこれまた通じない
小腹がすいたので早速ホットドッグ屋?さんみたいな感じの
店に入った。
僕 『リトルビットハングリィ~』(小腹がすいた)・・・別に店の人に言わなくていい。
店員『ハ~イ!』(軽く挨拶)
僕 『ターキープリーズ』(前回外人ぽく巻き舌にして通じなか
った為ノーマルのいちびらない発音で)
店員『ふぁあああい?』(ななな何?)
僕 『またしても(゜∀゜)キタコレ!!』
深呼吸して・・・・
僕 『たぁ~きぃ~ぷりぃ~ずぅ』(おもいっきり巻き舌で)
店員『オーケーツァーキィ~』(了解!七面鳥入りやな)
店員『エブリスィング?』(各種ソースを指差しながら全部かけるか?)
僕 『エブリスィングプリ~ズ!』(全部たのんます)
店員『Oh~KOOL!』(笑顔で、よっしゃああああ最高)
今回は割りとうまくいった
この街がなんだか好きになった(単純)
焼いたターキーをはさんだパンを食べながら次は飲み物を
買いに行った。
おばぁちゃんが経営する割となんでも売っている店が
アパートメントの近くにあった為しばらくは、この店に通う事と
なる。
このばぁさまは必ず毎回顔を見ると『ヘイ~マイダーリン!』
と言って来る。
こちらも負けじと『ヘイ~スィートマイハニー!』と返してやる。
ばぁさま 『ペーパーオアプラスティック?』(紙袋かビニール袋どっちじゃ?)
僕 『ペーパープリーズ』(紙袋で頼んます)
ドリンクを紙袋に入れてもらったのが誤りだった・・・・
底が抜けて道路にドリンクを飲ませてしまった
それを見ていた通行人のおやぢ『オオオオォォォオオ~マイガ
ァ~~』眼ん玉をひん剥いてこの世の終わりかのごとく
こちらに哀れみの視線とオーマイゴットの雄叫びを送ってくれた。
しかしそんなに大層に哀れんでくれなくてもいいのに・・・
次回に続く・・・・
We To Man Vol 12 4月号掲載分より
棚橋
『なんでやね~ん!食事の質問といえばチキンオアビーフで
しょおおおおお~????』
と、言ってやりたかったが、それを英語で言えるくらいなら
こんなことで動揺もしないのだ。
仕方なく下唇を軽く噛んで押し出すようにフィッシュプリ~ズと
伝えた。
客室乗務員『WHAT?』
僕(英語ぽく)『フィッシュウぅプリィイズゥぅ~』
客室乗務員『はぁあああああ?』
僕(さらに巻き舌で)『フィッシュぅぅうプリィイズゥううううう~』
客室乗務員『はぁああああぁああああ~ああ?』
僕(今度は普通に)『ふぃっしゅぷりーず』
客室乗務員『Ohh!Okay!』
この先が思いやられる・・・・
しばらくすると第二の関門!そう飲み物だ
カラカラカラ~(飲み物を運ぶ台車の音)
ジャージャンジャ~ジャン(ジョーズのテーマソング)
客室乗務員『・・・・こちらを伺う視線』
僕(英語ぽく)『わ~らぁ~ぷり~ず』(水下さい)
客室乗務員『はぁああああ?』
僕(違うドリンクで)『こ~くぷり~ず』(コーラ下さい)
客室乗務員『ふぁああああい?』
僕(更に違うドリンクで)『お~れんじぃでぃぅすぷりーず』(オレンジジュース下さい)
客室乗務員『Ohh!Okay!』
水とコーラとオレンジジュースが手元に届いた
(ほんまかいな)
サンフランシスコに着く頃には僕の膀胱(ぼうこう)は周囲に
暴行(ぼうこう)を起こすくらいの勢いで満タンのメーターを
振り切っていた事は言うまでも無い・・・・
次回に続く・・・
←(借りて住んでいたアパートメント。洗濯物は通りに面している窓に干してはいけない)
We To Man VOL11 3月号掲載分
棚橋