カトログ !! ~ カトレヤ交配種のブログ (Hybrid Cattleya's Database) ~

洋蘭の女王カトレアのデータベース(主に大輪系交配種)&育種交配・実生の魅力をご紹介

交配番号「SN-7」 経過報告

2017年11月12日 18時00分00秒 | ■「実生」関連
※2017年11月12日内容更新(新画像追加等)

交配番号「SN-7」
登録品種名=Rlc. Memoria Shigeo Sakaue(メモリア・シゲオ・サカウエ)
※Rlc. Shining Phoenix(シャイニング・フェニックス)から変更
交配=C. Tainan City‘General’x Rlc. Sanuki Sunset‘Suzaku(朱雀)’
受粉=2008年12月1日
播種=2009年7月12日
フラスコ出し=2011年5月7日
初花開花=2015年3月下旬(播種から約5年8ヶ月)
品種登録=2016年1月4日


 私のオリジナル交配の交配番号「SN-7」です。
 台湾やベトナムでは既に多くの優秀な赤花&オレンジ(サンセットカラー)系花を生んでいる C. Tainan City‘General’と、育種家サンセットさん創出の Rlc. Sanuki Sunset の私が命名した個体‘Suzaku(朱雀)’を親とした大輪オレンジ系花狙いの交配です。
 花粉親の Rlc. Sanuki Sunset‘Suzaku(朱雀)’は、病気で枯死させてしまい現存しないのですが、この株はこの世にたった1株しか存在しなかった実生のオリジナル株でしたので、その遺伝子を継承する為、その存在の再生の為に保存していた冷凍花粉をこの交配には使用しました。
 なお、この交配の暫定品種名 Rlc. Memoria Shigeo Sakaue(メモリア・シゲオ・サカウエ)は、2014年に他界された翠香園(宝塚・私は1994年から訪問し始めました)の前園主がこの交配に託した私の思いに共感してくださったこと等から、前園主に哀悼の意を表し、了承をいただいての命名です。
 ちなみに、この交配の品種登録日は図らずも、私の誕生日となりました。



※於:我が家、2017年11月12日の状態、花径約14.5cm、1花茎2輪咲き、初花
ようやく、個体名を付けてお披露目できる花を咲かせることができました。個人的には大満足です!
個体名はこの季節と花色に因んで‘Yuuzuki(夕月(ユウヅキ))’と命名しました。

●Rlc. Memoria Shigeo Sakaue‘Yuuzuki(夕月)’についての記事は、こちらをクリック!



・交配番号「SN-7」2つ下の画像とは兄弟個体(2017年11月11日午後早めの状態)


・交配番号「SN-7」下の画像とは兄弟個体(2017年11月11日午前中の状態)
 この画像は11月6日にツボミ画像をアップしていた個体のものです。現状、7分咲きといったところで、あとはリップがキレイに展開してくれることを祈るばかりです!



・交配番号「SN-7」下の画像とは兄弟個体(初花、1花茎1輪咲き、花径約14cm、2016年10月29日の状態)
 この画像はリップに問題があったので非公開にしていたのですが、資料として公開します。兄弟個体に比べて、ペタルがオーバーラップして形状や展開が良く、なおさら、リップの問題が残念です。こちらも下の画像の個体と同じく、使用している活力剤のいずれかに起因しているような気もしますので、検証したいと思っています。こちらも、花色は明るいオレンジ色で満足しています。



・交配番号「SN-7」下の画像とは兄弟個体(初花、1花茎2輪咲き、花径約14cm、2016年11月23日の状態)
 兄弟個体中、株姿が最も長大で独特だったことから、良花が咲くのではと期待していた個体なのですが、今回の開花では特にリップの展開に問題があり、残念です。使用している活力剤のいずれかに起因しているような気もしますので、検証したいと思っています。なお、花色は明るいオレンジ色で満足しています。
 しかし、実生は手強く、奥深く、思い通りにはいかないですね、でも、だからこそ、取り組む価値があり、面白いのだと思います。




・交配番号「SN-7」(2015年03月28日の状態)
 咲きました。が、環境的な要因もあり、初花ということもあり、残念ながら正常な開花ではありませんでした。ペタルが反り返り、リップの展開も不十分です。ただ、花色に関しては、まるで絵の具を混ぜ合わせたように両親の花色を継承しており気に入っています。次回&兄弟個体たちの開花に期待します!
 播種から約5年8ヶ月での初花開花。我が家の環境では早かったと思います。




・交配番号「SN-7」(2015年03月22日の状態)
 蕾が海老色に色付き始めました。おそらくオレンジ~赤系の花が咲くと推察します。蕾の丸さからして花型は良さそうですが、残念ながら、花径は小さそうです。我が家のミニ温室では昼夜の温湿度差がありすぎて、ストレスの多い環境になってしまい株が開花を急いで小さな蕾を綻ばせてしまうようです。幸い、来週末までは気温が低く、もう少し蕾が大きくなってから開花してくれそうですが、とにかく、遅くとも再来週末には開花画像をお披露目できそうでワクワクしています!



・交配番号「SN-7」(2015年03月14日の状態)



・交配番号「SN-7」(2015年03月08日の状態)


・交配番号「SN-7」(2015年03月01日の状態)


・交配番号「SN-7」(2015年02月22日の状態)



・交配番号「SN-7」(2015年02月07日の状態)
 シースの中に小さな蕾の影が見えます!


・交配番号「SN-7」(2015年02月07日の状態)
 この交配の苗の中で最も生育の良い個体です。


・20年前、1995年1月7日の翠香園さんの大温室。



・交配番号「SN-7」(2014年11月23日の状態)
 最も生育の良い個体です。今回のリードは双葉にならず、待望のシースが出来ました!



・交配番号「SN-7」(2014年08月15日の状態)
 最も生育の良い個体です。この交配からは双葉のものも数個体出現しています。



・交配番号「SN-7」(2012年11月11日の状態)
 葉に幅が出てきて抜群に生育の良い苗が数苗現れ始めました。



・交配番号「SN-7」(2012年08月04日の状態)
 順調に生育中です。



・交配番号「SN-7」(2011年12月10日の状態)
 赤枠内が「SN-7」です。リーフスパンも10cmを超えるものがいくつか現れ、順調です。



・交配番号「SN-7」(2011年08月12日の状態)
 2号単鉢に植えて約3ヶ月が経過。今のところ全ての苗が枯れずに生育中です。画像左の苗が前回画像の苗です。ぐんぐん成長して立派なリーフを展開しました(西日で先端が焼けてしまいましたが(汗))。その右の苗も抜群に生育がいいです。



・交配番号「SN-7」(2011年06月18日の状態)
 2号単鉢に植えて約1ヶ月が経過。今のところ全ての苗が枯れずに生育中です。画像の苗は新芽がどんどん大きくなっています。



・交配番号「SN-7」(2011年05月07日の状態)
 特に生育が良い苗たち。この子たちはいきなり単鉢に植えました。


・交配番号「SN-7」(2011年05月07日の状態)
 小~中くらいの苗たちはプラグトレイに植えました。


・交配番号「SN-7」(2011年05月07日の状態)
 フラスコ出し直前。



・交配番号「SN-7」(2010年08月15日の状態)
 マザーフラスコから移植されていました。順調な成長にひと安心です。来年の今頃にはフラスコ出し出来そうです。



・交配番号「SN-7」(2010年05月04日の状態)
 かわいい芽が順調に成長している様子が確認できました。
 ちなみに、じつは、この交配の親に使った C. Tainan City‘General’を冬の間に弱らせ枯死させてしまいました。そのため、この交配には両親の遺伝子を継承するためにも順調に育って欲しいと願っています。



・交配番号「SN-7」(2009年12月30日の状態)
 昨年末、高橋洋蘭園さんの培養室にて、フラスコ内の培地中央部に緑色の発芽が確認できました!



・交配番号「SN-7」(2009年7月12日の状態)
 通常より2~3ヶ月早いのですが、実の膨らみが止まり、細かいシワが増えやや黄色っぽさも増し始めたので、播種を依頼しました。とりあえず、まずはちゃんと発芽してくれることを祈るばかりです。



・交配番号「SN-7」(2009年6月21日の状態)
 子房部の膨らみは一段落し、内部的に熟成している感じです。今月で約6ヶ月ですが、実がやや黄色っぽくなってきましたので通常より2~3ヶ月早いのですが、7月末くらいには播種を依頼しようと思います。



・交配番号「SN-7」
 09年4月26日の状態です。子房部の膨らみは順調です。早ければ6月にも播種を依頼できそうです。



・交配番号「SN-7」
 09年3月7日の状態です。さらに子房部が膨らんできました。



・交配番号「SN-7」
 09年2月14日の状態です。かなり子房部が膨らんできました!



・交配番号「SN-7」
 09年1月4日の状態です。結実して膨らみ始めた子房部。



・交配番号「SN-7」
 08年12月21日の状態です。
 どうやら受粉が成功し、結実したようです。受粉していない場合、通常は画像の様に花が萎れると子房部も黄色くなって萎れてくるんですけど、緑色のままでやや膨らんできています。

  

・交配番号「SN-7」(08年12月1日受粉)
 08年12月7日の状態です。上の花の子房部は黄色くなっていますので受粉失敗です。



※「SN-7」の創出のために実際に交配に使用した親株の画像です。(明石市の明幸園さんで入手。メリクロン小苗からの初花。花径約120mm)
■C. Tainan City‘General’HCC/AOS
カトレヤ タイナン・シティー‘ジェネラル’
(C. Royal Emperor x C. Waianae Sunset (04/02/1998))
●C. Tainan City についての記事は、こちらをクリック!



※「SN-7」の創出のために実際に交配に使用した親株の画像です。
■Rlc. Sanuki Sunset‘Suzaku(朱雀)’
リンコレリオカトレヤ サヌキ・サンセット‘スザク’
(Rlc. Dal's Sunset‘Rie’x Rlc. Memoria Seichi Iwasaki‘Waianae’(30/12/2005))
●Rlc. Sanuki Sunset‘Suzaku(朱雀)’についての記事は、こちらをクリック!



◆「カトレヤ師 西口のカトレヤ交配記録」についての記事は、こちらをクリック!


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「Rlc. Chomthong Fancy(チョムソン・ファンシー)セルフ実生」のその後について

2017年09月24日 16時00分00秒 | ■「実生」関連

於:我が家(2017年2月中旬、花径約13cm、※苗からの初開花)
皆様、いかがお過ごしでしょうか?「カトログ!!」の管理・運営者&「カトレヤ師」の西口です。私は今、我が家の今期に初花が見られそうな株たちの充実ぶりにワクワクしながらも、冬季のミニ温室への収容を思うと少し悩ましい日々を送っております(苦笑)
さて、そんな中、今年の世界らん展日本大賞2017で入手した「Rlc. Chomthong Fancy(チョムソン・ファンシー)(個体名無し)」に、個体名のある個体を誕生させる目的で行ったセルフ実生計画の経過をご報告したいと思います。

●Rlc. Chomthong Fancy についての記事は、こちらをクリック!


受粉後、約3ヶ月が経過したカトレヤの実
上の画像は今年の5月23日の状態です。GW明けに屋外に出したところ、実の一部が黒化してしまいました。この花はメリクロン苗からの初開花だった為、今回の播種は諦めて、切除しようかと思ったのですが、もう一株入手していたこともあり、そのままにしておきました。


カトレヤの実
上の画像は受粉後、6ヶ月以上を経過し実が開裂し始めた為、親株から切り離して冷蔵庫で2週間ほど保存していたものです。
ちなみに、2週間保存していた理由は、色々と多忙だったこと(言い訳)と、メリクロン苗からの初開花の実だった事、実が小さい事などから、播種しても発芽しない可能性が高いと推察した為です。結局、播種の委託は諦めました。



カトレヤの実の中身
しかし、そこで、このまま処分というのも如何なものかと思い、実を割ってみました。上の画像はその様子。1円玉と比較するとこの実のサイズ(小ささ)がお判りいただけると思いますが、一般的な大輪系のカトレヤの実のサイズは、通常、この数倍の大きさがあります。
実の中には画像の様な、まるで「味の素」の様な粉末状の種子が大量に入っていました。



上の画像はこの実が着いていた親株のもの。「これだけ大量の種子があるなら、古典的な播種方法の「親株の株元に播種する方法」でも数株なら生き残る可能性があるかもしれない。」とバカな事を考え・・・


カトレヤの種子を親株の株元に播種
播種。ちなみに、種子をかき出す為に耳かきを使おうかと思ったのですが、家族の耳からカトレヤが生えて・・・。などという事態は回避したいと思い(昨日、映画「エイリアン コヴェナント」を観た影響?)、割り箸を使いました。


上の画像の様な状態に播種。この上から「バイタルV-RNA」という植物活性液を霧吹きして完了!




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交配番号「SNX-1」 経過報告

2017年01月03日 00時00分00秒 | ■「実生」関連
※2017年01月03日内容更新(品種登録等)

交配番号「SNX-1」
登録品種名= Rlc. Kobe Star(コウベ・スター)
(※2011年11月18日、暫定品種名を「Rlc. Pearl Bridge(パール・ブリッジ)」から改名)
交配=C. Starting Point‘Unique’AM/AOS x Rlc. Rose Whisper‘Suisei’SM/JOGA
受粉=2009年2月11日
播種=2009年8月15日
フラスコ出し=2012年1月8日
初花開花=2017年1月1日
品種登録=2017年1月1日


 この交配は、2009年2月11日に神戸のSさんの温室に訪問した際に咲いていた2つの花を受粉し結実した実を譲り受けたものです。受粉後に気がついたのですが、じつは、この両親の株は両方共、偶然、かつて私がSさんと他の株と交換したものでした(苦笑)。なお、この交配は正式には私のオリジナル交配ではありませんので、交配番号や暫定品種名は区別しています。
 なお、この交配から出現する花色の予想は、ノーマルラベンダーが大半でセミアルバが少し出ると思いますが、両親ともに銘花ですので、かなりの優秀美花が出現する可能性は充分に秘めていると思われる楽しみな交配です。
 ちなみに、今回、暫定品種名を「Pearl Bridge(パール・ブリッジ)」から「Kobe Star(コウベ・スター)」に改名したのですが、じつは、私は以前から品種名に「Kobe(神戸)」と付く品種を創りたかったんです。しかし、どういうワケか、カトレヤの品種でその名に「Kobe」と付くものは、かの有名な“武田長兵衛”さんによる、C. Kobe = C. Kao Hsiung x C. Tropic Dawn (01/01/1973) を含め2品種のみで、私は長年、なんらかの事情で「Kobe」という文字が使えないのでは?と推測していたのですが、日本・蘭協会のFさんに、この件につき、問い合わせをさせて頂きましたところ、私の推測が誤りだということがわかり、改名しました。



・交配番号「SNX-1」(2017年1月1日の状態)
 待望の初花開花!おそらく、ここから花色はもう少し色着く可能性が高いと思われ、リップとペタルはもう少し伸張・展開すると思います。リップの金脈と花容に Rlc. Rose Whisper‘Suisei’の面影を色濃く宿した極厚弁花です。花径は残念ながら今回は初花で我が家の不備な環境での開花の為、13cm程度となってしまいましたが、次回以降の開花では良い方向に化けそうなポテンシャルの高さを感じさせるような美花になったと思います。


・交配番号「SNX-1」(2016年12月31日の状態)


・交配番号「SNX-1」(2016年12月29日の状態)



・交配番号「SNX-1」(2015年09月27日の状態)
 この春に出たリードバルブが完成し、さらに発生したリードに待望のシース発生!


・交配番号「SNX-1」(2015年09月27日の状態)



・交配番号「SNX-1」(2015年06月07日の状態)
 順調に育ってくれています。このペースですと早ければ次の冬にでも初花が見られるかもしれません。
 ちなみに、株姿が Rlc. Rose Whisper‘Suisei’に似ていますし、樹勢も良いので、ラベンダー系花が咲く可能性が高いと推察します。



・交配番号「SNX-1」(2014年08月17日の状態)
 とりあえず、順調に育ってくれています。



・交配番号「SNX-1」(2013年07月27日の状態)
 色んな方に差し上げて、この苗が我が家に残ったこの交配の唯一の苗になってしまいました。大切に育てたいと思います。



・交配番号「SNX-1」(2012年01月08日の状態)
 まだ小さな苗もありましたが、フラスコ出しし、2号単鉢に植えました。今回、フラスコ出ししたのは3本の内の1本なのですが、極端に大きく育っている苗があり(画像上段左から2つめ)、今後、その苗がどんな生育を見せ、どんな花を咲かせてくれるのか?とても楽しみです!
 なお、この交配のフラスコの残り2本は、1本は古くから懇意にして頂いている蘭屋さんへ、もう1本は地元、神戸の愛好会へ寄贈しました。



・交配番号「SNX-1」(2011年08月13日の状態)
 どのフラスコにも抜群に生育のいい苗が数本ありましたが、全体的にはもう1~2ヶ月フラスコ内で大きくさせた方がよさそうです。



・交配番号「SNX-1」(2011年05月04日の状態)
 ほぼフラスコ出し可能なサイズにまで順調に生育していました。



・交配番号「SNX-1」(2010年08月15日の状態)
 マザーフラスコから移植されていました。順調な成長にひと安心です。

 

・交配番号「SNX-1」(2010年05月04日の状態)
 今までに播種してもらった苗と比較して発芽状態が抜群に良いです。




※「SNX-1」の種子親の画像(現物)です。(栽培=神戸のSさん)
■C. Starting Point‘Unique’
カトレヤ スターティング・ポイント‘ユニーク’
(C. Ahmad Sheikhi x C. Persepolis (01/01/1982))
 翠香園さん(宝塚)で入手した初期メリクロンと思われる良株を使用。

●C. Starting Point についての記事は、こちらをクリック!



※「SNX-1」の花粉親の画像(現物)です。(栽培=神戸のSさん)
■Rlc. Rose Whisper‘Suisei’SM/JOGA
リンコレリオカトレヤ ローズ・ウィスパー‘スイセイ’
(C. Drumbeat x Rlc. Llano (01/01/1986))
 片桐農園さん(宝塚)で入手したオリジナル分け株を使用。

●Rlc. Rose Whisper についての記事は、こちらをクリック!



◆「私のカトレヤ交配記録」についての記事は、こちらをクリック!


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交配番号「SN-13」 経過報告

2016年11月20日 21時00分00秒 | ■「実生」関連
※2016年11月20日内容更新(兄弟個体の初花追加)

交配番号「SN-13」
登録品種名=Rlc. Shining Mirage(シャイニング・ミラージュ)

交配=Rlc. King of Taiwan‘ORCHIS’x Rlc. Rie's Bay‘Oranges’
受粉=2009年12月20日
播種=2010年8月16日
フラスコ出し=2012年6月3日
初花開花=2015年12月19日(播種から約5年4ヶ月)
品種登録=2015年12月21日


 私のオリジナル交配の交配番号「SN-13」です。
 Rlc. Rie's Bay‘Oranges’は育種家サンセットさんの登録品種で暖かい花色を持った特筆すべき極整型の黄花です。黄花銘親同士の交配であることから、その親品種としてのポテンシャルには大いに期待しています。
 そして Rlc. King of Taiwan‘ORCHIS’は濃色巨大輪系の優秀花として有名な花で、Rlc. Rie's Bay‘Oranges’との交配の結果はおそらく、花色、花容、花径など多彩なものが見られるはずで想像するだけでもワクワクしてしまいます。きっとこの交配はまた私に交配実生の奥深さ&楽しさを教えてくれることと思います。
 ちなみに、暫定品種名の「Mirage(ミラージュ)」は「蜃気楼」の意。探究心や、向上心を駆り立ててくれる“掴めそうで掴めない変幻自在な存在”をシンボライズした命名です。



・交配番号「SN-13」兄弟個体初花(2016年11月19日の状態、室内LED照明下撮影)
 今回開花した上の画像の個体は、花型は Rlc. Rie's Bay‘Oranges’からの良い影響を受けて、ペタルがオーバーラップする円い整型花となりましたが、花径は、Rlc. King of Taiwan‘ORCHIS’の子供としては小さめとなりました。また、花色は画像では判りにくいと思いますが、単純な濃ラベンダー系ではなく、黄花の色素を潜在させた趣のある色調だと思います。


・交配番号「SN-13」兄弟個体初花(2016年11月19日の状態、室内LED照明下撮影)


・交配番号「SN-13」兄弟個体初花(2016年11月19日の状態、室内LED照明下撮影)


・交配番号「SN-13」兄弟個体初花(2016年11月19日の状態、室内LED照明下撮影)



・交配番号「SN-13」初花(2015年12月19日の状態、室内蛍光灯下撮影)

・交配番号「SN-13」初花(2015年12月19日の状態、室内自然光撮影)
 初花が咲きました!フラスコ出しから3年半です。我が家で最速。花径は12cmと小さいのですが、花色はやはり両親の花色を混ぜ合わせたような面白いものが出ました。リップに Rlc. King of Taiwan‘ORCHIS’の面影が感じられるのも面白いと思います。次回の開花に期待大です!


・交配番号「SN-13」(2015年12月18日の状態)


・交配番号「SN-13」(2015年12月16日の状態)



・交配番号「SN-13」(2015年12月06日の状態)
 なんと、咲きそうです。フラスコ出しから3年半です。我が家で最速。祖先の Rlc. Nacouchee が比較的、早熟で小さな株から開花する傾向があるようですので、その性質を強く発現した結果なのかもしれません。


・交配番号「SN-13」(2015年06月07日の状態)
 早すぎるシースは、やはり枯れました。親の Rlc. King of Taiwan‘ORCHIS’譲りか、バルブや葉の裏面が赤く、濃色系花を咲かせてくれるのでは?と期待に胸を膨らませています。


・交配番号「SN-13」(2015年06月07日の状態)
 上の画像の苗の兄弟個体です。こちらの苗もバルブや葉裏が真っ赤です。



・交配番号「SN-13」(2014年12月13日の状態)
 画像の苗にシースができました。フラスコ出しから、まだ2年半ですので、開花はしないと思いますが、この性質は、比較的小柄な株で開花する親の Rlc. King of Taiwan‘ORCHIS’からの良い影響によるものかもしれません。



・交配番号「SN-13」(2014年08月23日の状態)
 画像はこの交配の苗で抜群に成長の早い個体です。一番大きな葉の先が枯れているのは冬季にワーディアンケース内で栽培していた際、伸びすぎて、蛍光灯に当ってしまったものです。



・交配番号「SN-13」(2013年09月29日の状態)



・交配番号「SN-13」(2012年11月11日の状態)
 順調に成長中です。



・交配番号「SN-13」(2012年06月03日の状態)
 特に生育の良かった苗はいきなり2号単鉢に上げます。


・交配番号「SN-13」(2012年06月03日の状態)
 一応、保険的にプラグトレイにも上げます。


・交配番号「SN-13」(2012年06月03日の状態)
 高橋洋蘭園さん(高松)から取り寄せたフラスコ。



・交配番号「SN-13」(2012年05月04日の状態)
 すっかりフラスコ出しOKな状態にまで育っていました!



・交配番号「SN-13」(2011年12月30日の状態)
 予想以上の順調な生育を確認できました。



・交配番号「SN-13」(2011年08月13日の状態)
 移植していただいていました。小さくてもしっかりと力強い感じの芽です。



・交配番号「SN-13」(2011年05月04日の状態)
 比較的素直な生育の芽が順調に大きくなっています!



・交配番号「SN-13」(2010年11月21日の状態)
 播種から約3ヶ月が経過して、待望の発芽が確認できました!



・交配番号「SN-13」(2010年08月14日の状態)
 いよいよ播種です!この交配は両親共に親品種として有望視している品種ですので、その結果がとても楽しみです!



・交配番号「SN-13」(2010年06月20日の状態)
 気候が温暖になってからの実の膨らみ具合は順調です。
 この交配も多彩で面白い花がたくさん咲きそうですので、鬼が10人くらい笑いそうですが(苦笑)、今からワクワクしています!



・交配番号「SN-13」(2010年05月09日の状態)
 順調に膨らんでいます。株も元気で新芽が発生しています。



・交配番号「SN-13」(2010年03月22日の状態)
 子房部の膨らみは順調です。株もとても元気ですので、このまま順調に播種までもっていけると思います。

 

・交配番号「SN-13」(2010年1月24日の状態)
 まだ油断はできませんが子房部が順調に膨らみ始めています。




※「SN-13」の創出のために使用した親株の画像です。(2006年11月我が家にて開花分 ※実際の花色はもっと濃いです。花径は左 162mm、右 170mm)
■Rlc. King of Taiwan‘ORCHIS’AM/AOS
リンコレリオカトレヤ キング・オブ・タイワン‘オーチス’
(Rlc. Bryce Canyon x Rlc. Purple Ruby (1/1/1989))
●Rlc. King of Taiwan についての記事は、こちらをクリック!



※「SN-13」の創出のために使用した親株の画像です。(栽培・画像提供=サンセットさん)
■Rlc. Rie's Bay‘Oranges’HCC/JOS
リンコレリオカトレヤ リエズ・ベイ‘オレンジーズ’
(Rlc. Formosan Gold x Rlc. Sunset Bay (3/13/2006))
●Rlc. Rie's Bay についての記事は、こちらをクリック!



◆「シンのカトレヤ交配記録」についての記事は、こちらをクリック!


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今期、初花が見られそうな株たち

2016年07月09日 15時00分00秒 | ■「実生」関連

於:我が家、2016年7月9日の様子
 画像は我が家で4個体目(最後)の Rlc. Shining Gold(SN-1 = Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’x Rlc. Goldenzelle‘Lemon Chiffon’)の実生未開花株のシースです。昨年、シースは出来たものの、枯れて開花には至りませんでした。今年のシースは昨年に比べて、しっかりしていますので、おそらく開花してくれると思います。
 思えば、この交配「SN-1」は、2005年の3月に受粉して11年以上が経過しています。こういった花の開花は、その歳月の私の人生の記憶をも帯びて、花の優劣を超えて、きっと素晴らしい出来事となることと思います。これぞ“趣味家の特権”ですね。




於:我が家、2016年7月9日の様子
 画像は我が家で4個体目(未開花残2個体)の C. Mai Hoa Smile(SN-5 = C. Dal's Jackpot‘Black Berry’x C. Waianae Sunset‘Kadooka’)の実生未開花株のシースです。この春先に植え替えをしましたので、そのダメージの為、シースが出るとは思っていませんでしたが、我が家では比較的、条件の良い場所で栽培した結果のシースかと思います。ただし、開花は難しいと予想しています。



於:我が家、2016年7月9日の様子
 画像は我が家に8個体ある Rlc. Memoria Shigeo Sakaue(SN-7 = C. Tainan City‘General’x Rlc. Sanuki Sunset‘Suzaku(朱雀)’)の内、未開花6個体中の1個体に出来たシースです。この個体は兄弟個体中最も株姿が長大な為、立派な良花が咲くのでは?と期待している個体です。



於:我が家、2016年7月9日の様子
 画像は我が家に8個体ある Rlc. Memoria Shigeo Sakaue(SN-7 = C. Tainan City‘General’x Rlc. Sanuki Sunset‘Suzaku(朱雀)’)の内、未開花6個体中の1個体に出来たシース(画像中央)です。この個体は芽吹きが良過ぎて、株姿が乱れる傾向があり、問題児だと思っていたのですが、今回はしっかり、がっちりした良いバルブを作ってくれましたので、意外と良花を咲かせてくれるのではと期待しています。



於:我が家、2016年7月9日の様子
 画像は我が家に8個体ある Rlc. Memoria Shigeo Sakaue(SN-7 = C. Tainan City‘General’x Rlc. Sanuki Sunset‘Suzaku(朱雀)’)の内、未開花6個体中の1個体に出来たシースです。この個体は兄弟個体に比べ、生育が素直で、端正で力強い株姿が美しいのが特長だと思っています。その特長から、最優秀個体ではないかと期待している個体でもあります。



於:我が家、2016年7月9日の様子
 画像は我が家に7個体ある Rlc. Shining Tomorrow(SN-8 = Rlc. Chia Lin‘Shin Shyn(新市)’x Rlc. Carol Ann Latimer‘Cardinal’)の内、未開花5個体中の1個体に出来たシースです。この個体は、兄弟個体に似て、ややクセのある生育はするものの、直立して整列する株姿が美しく気に入っている個体です。株姿に似て、端正ながらもユニークな良花を咲かせてくれるのではと期待している個体です。



於:我が家、2016年7月9日の様子
 画像は我が家に5個体あるRlc. Shining Life(SN-9 = Rlc. Mark Zeug‘Yumi’x Rlc. Chunyeah‘Good Life No.1(益生一號)’)の内、未開花4個体中の1個体に出来たシースです。この個体は、我が家にある兄弟個体中、もっとも株姿が大きく親の Rlc. Mark Zeug‘Yumi’に似ているため、極大輪整型の良花が咲くのではと期待している個体です。
 ちなみに、昨年は開花のタイミングが悪く、栽培場所の事情で正常に開花させられないと判断して蕾の状態で切除した為、今年は、ちゃんと咲かせてやりたいと思っています。




於:我が家、2016年7月9日の様子
 画像は、交配番号「SNX-1(暫定品種名 Rlc. Kobe Star(コウベ・スター))」の実生未開花株に出来たシースです。この交配の苗は色んな方に進呈して結果的に我が家には1個体しか残っていない貴重な株です。昨年、かなりしっかりしたシースが出来たものの、開花には至らなかった為、株の充実度をかなり上げないと開花してくれないタイプの個体と推察していますので、今回もこれからの管理にも気を抜かず、今期はその花を見て、正式に品種登録したいと思っています。ちなみに、暫定品種名 Rlc. Kobe Star は、私の交配には珍しく、有名優秀花同士の交配の為、それなりの花は咲いてくれるとあまり心配もしていないのですが、それでも、品種名に相応しい花を咲かせて欲しいと欲張ってしまいます。



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交配番号「SN-4」 経過報告

2016年06月30日 21時30分01秒 | ■「実生」関連
※2016年06月30日内容更新(品種登録等)

交配番号「SN-4」
品種名=Rlc. Shining Phoenix(シャイニング・フェニックス)
※「Rlc. Shining Flare(シャイニング・フレアー)」から変更
交配=Rlc. Chia Lin‘Pau Ching Tien(包青天)’FCC/OSROC, AM/AOS x C. Bangkok Bazaar‘Eastern Island’
播種=2007年7月
フラスコ出し=2008年9月
初花開花=2016年6月25日(播種から約9年)
品種登録日=2016年6月27日


 「SN-4」は“銘花 Rlc. Don De Michaels を超える新世代のスプラッシュ系花”の創出を目指した私のオリジナル交配です。展開の良いペタルの広範囲に目眩のする程に真っ赤なスプラッシュが入る極厚弁巨大輪花の誕生を期待しています!
 ちなみに、将来的にこの交配をベースにして、濃い青色のペタルとリップを持つブルーの大輪花の創出を試みる計画も持っていまして、まずは C. Canhamiana‘Purple Shadow’との交配を試みて立派な大輪ブルー系花を創り出そうと企んでいます(笑)。

≪2016年6月30日追記≫
 この交配の登録品種名は当初 Rlc. Shining Flare(シャイニング・フレアー)とする予定でしたが、最終的に Rlc. Shining Phoenix(シャイニング・フェニックス)に変更しました。その理由としましては、この交配の苗が栽培難易度が高く、私の手元にはたった1個体しか残らなかった貴重な交配となったことから、私にとって唯一無二の存在であるこの交配が失われることのないように、という願いを込めた品種名としたかったからです。また、この花の花容や花色から、天空に力強く飛翔する火の鳥(フェニックス)を想起したからでもあります。
 なお、花容には種子親の Rlc. Chia Lin や、その祖先の Rlc. Norman's Bay からの影響が見られるものの、花色に関しては、全く濃色化が成されておらず、交配の難しさを感じます。ただし、クサビの入り方がユニークで、私の知る限り、交配種では、このような形状(横一文字)では、これ程、濃く入るクサビを持った花は無かったように記憶しています。
 さて、今後の交配計画につきましては、一旦、 C. Canhamiana‘Purple Shadow’の花粉を付けて、その子供にさらに、C. Dinard‘Blue Heaven’を交配する計画を実行したいと思います。
(※品種名 Rlc. Shining Phoenix は、以前、交配番号「SN-7(Rlc. Memoria Shigeo Sakaue)」につける予定でした。)




※2016年06月26日(花径約17cm)
 これでほぼ満開状態かと思います。花径は17cmまで伸張してくれて個人的には大満足!8年を費やした甲斐もあったかと。リップの金脈や花容に祖先の Rlc. Norman's Bay からの良い影響を享受しているような気がします。
 結論。やはり実生は面白い!



※2016年06月26日(花径約17cm)
 株姿です。華奢です。


※2016年06月26日(花径約17cm)
 2輪目開花中です。


※2016年06月26日(花径約17cm)
 花径は約17cm。我が家の不備な環境でよく頑張ってくれました。



※2016年06月25日夜の様子
 夜になってほぼ展開完了の様子。花容はどちらかというと種子親からの影響を強く受けた印象です。ちなみに明日の天気予報は午後から晴れの為、自然光での撮影が出来そうです。



※2016年06月25日の様子
 開花しはじめてから刻一刻と変化していました。この時点で花径は約15cm。


※2016年06月25日の様子
 開花し始めました!画像は8分咲きといったところでしょうか?ちなみに、現状での花径は約14cmとまずまずかと。



※2016年06月23日の様子



※2016年06月19日の様子
 現在6センチ程まで膨らんだ蕾です。フラスコ出しから8年も待つと、どんな花が咲いても良花に見えてしまいそうです(笑)



※2016年06月12日の様子
 待望の蕾!ようやく3センチ程の正常な蕾が発生しました。どんな花が咲くのか?開花が待ち遠しいです。


※2016年06月11日の様子


※2016年06月11日の様子
 上の画像の別角度(フラッシュ撮影)


※2016年06月11日の様子
 フラスコ出しから約8年。手塩にかけて愛培してきた愛娘。1個体(3株)しか残っていない為、私にとっては大変貴重な株です。



※2016年05月15日の様子
 この春先に発生した新芽がぐんぐん育っています。今年こそは、初花を!



※2015年09月27日の様子
 「もう1年だけ育ててみよう」という脅し(?)が効いたのか、極小のシース的なものが発生しました。


※2015年09月27日の様子
 上の画像の株の全体の様子。


※2015年09月27日の様子
 上の画像の株の分け株。こちらは、ツボミっぽいものが発生し枯れました。


※2015年09月27日の様子



※2014年08月16日の様子
 相変わらず、ヒョロヒョロ系ですが。しっかり潅水・肥培した甲斐あって、バルブ付け根から葉先まで約40cmくらいにまでにはなりました。できれば今回は花芽を着けて欲しかったのですが、開花専用肥料「ホスポン-F」も効きませんでした(泣)もう一年だけ、頑張ってみようと思います。。。



※2014年05月17日の様子
 相変わらず、ヒョロヒョロ系ですが。バルブ付け根から葉先まで約23cmくらいにまでにはなりました。開花までは、あと2~3年といったところでしょうか?長い道のりです(苦笑)。



※2013年07月27日の様子
 相変わらず、ヒョロヒョロ系ですが。この夏のリードは、これまでより格段に大きくなり「もしかして、スゴイ花が咲いたりするかも!?」とスケベ心も芽生えています(苦笑)。



※2012年10月21日の様子
 相変わらず、ヒョロヒョロ系ですが。それでも、鉢増ししてやや深植えにしたら少しマシになりました。



※2011年06月18日の様子

※2011年06月18日の様子
 葉に赤い色素がかなり出ていますのでおそらく濃色系花ではないかと期待してます。
 しかし、クセのある苗です。葉がヒョロヒョロで自立しません(汗)。でも、こんな苗の方が突然変異的に良花が咲く可能性が高いという説もあるそうですので頑張って育成に励みます!




※2010年11月14日の様子
 どうやら、この交配の苗は栽培難易度が高いようです。じつは、先日、とうとう我が家で栽培していた苗が全滅して、神戸のSさんのところから、戻ってきた3苗しかもう、残っていません。あとは、高橋洋蘭園さん(高松)にまだ多くの苗が残っていますが、こういうことがあるので、他の方にも栽培していただいていて助かりました(汗)。どうやら、この栽培難易度の高さは、非公開の方の親に原因があるようですが、その親の花色の濃さは特筆モノで、「性質が似ている=花色が似ている」というような単純なものではないのは解っていますが、期待してしまいます(苦笑)。



※2009年10月25日の様子
 もっとも生育の良いグループ。一番大きな苗の葉の長さは 170mm です。ちなみに、その一番大きな苗の葉には以前、記事にしたトゲ(イボ?)があり、今後の生育に注目しています!
●カトレヤの“トゲ(イボ?)”についての記事は、こちらをクリック!



■私の交配「SN-4」の苗(2009年5月31日の状態、2号鉢植え)。最も生育の良いグループの中からの3苗。
 この交配の苗は、比較的、クセの無い素直な生育をしてくれるいい苗たちだと思います。




■私の交配「SN-4」のフラスコ(2008年9月13日の状態)。



■「SN-4」の実。2007年7月に播種を委託したときの画像。



※実際に「SN-4」の交配に使用した親株の画像(於:我が家(2006年12月下旬))
■Rlc. Chia Lin‘Pau Ching Tien(包青天)’FCC/OSROC, AM/AOS
リンコレリオカトレヤ チア・リン‘パウ・チン・ティエン’
(Rlc. Oconee x Rlc. Maitland (01/01/1989))
●Rlc. Chia Lin‘Pau Ching Tien(包青天)’についての記事は、こちらをクリック!



※実際に「SN-4」の交配に使用した親株の画像(宝塚市の翠香園さんにて入手 ※実際の花色もっと濃く鮮やかです)
■C. Bangkok Bazaar‘Eastern Island’
カトレヤ バンコック・バザール‘イースタン・アイランド’
(C. Excellency x C. Princess Margaret (01/01/1970))
●C. Bangkok Bazaar についての記事は、こちらをクリック!



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交配番号「SN-1」 経過報告(改)

2016年02月27日 19時30分00秒 | ■「実生」関連
※2016年02月27日内容更新(兄弟個体画像集追加等)

交配番号「SN-1」=Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’x Rlc. Goldenzelle‘Lemon Chiffon’
品種名=Rlc. Shining Gold(シャイニング・ゴールド)

・受粉=2005年3月20日
・播種=2005年10月5日
・フラスコ出し=2008年2月
・初花開花=2013年3月16日

※以下、箇条書きにて
・この交配は Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’の鮮やかなオレンジイエローの花色に Rlc. Goldenzelle‘Lemon Chiffon’の完璧に円い花型をもつ、極整型巨大輪花を着ける品種を狙った、かなり欲張りな交配です。
・通常、このような良花同士の掛け合わせからは期待した以上の良花の誕生は望めない傾向があるようですが、真ん円で輝くように鮮やかな黄花が咲いてくれることを祈って希望を失わず育成に励んでいます。
・実(み)親に使った Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’は、兵庫県加古川市にある大谷洋らん園さんで初期メリクロンと思われる1作開花サイズの苗を2001年頃入手したもの。その際、当時4才くらいだった次男を連れて行きJR加古川駅から数キロを徒歩であったため、帰路は大谷洋らん園さんからJR加古川駅まで園主に車で送っていただいた思い出があります。
・この時入手した Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’は生育が良く、2004年の春には所属していた神戸蘭友会の春の蘭展に出展し、神戸蘭友会特別賞を頂きました。
・花粉親に使用した Rlc. Goldenzelle‘Lemon Chiffon’は、2002年の年末に兵庫県宝塚市の翠香園さんで花付き株を入手したもので、素直な株姿の生育、花着き共に良い良株でした。
・播種は専門家の方に依頼しました。
・この交配「SN-1」は、じつはフラスコ内では発育が悪く、通常の約2倍の期間を要しました。ただ、僕の初めての記念すべき交配ということもあり、諦めずに開花まで育てようと思い、今に至っています。ちなみに、この発育の遅さについては原因不明です。素人の憶測としてはもしかすると、両親ともにメリクロン増殖された株でしかもかなり交配代数が多く複雑な交配の品種を使用したことや、培地との相性的なことが原因かもしれないと思っています。
・極端に生育が遅く思われたことから、フラスコ出しはリーフスパン1cm程度の極小苗の状態で行いました。結果、フラスコ出し後の方が成長スピードは速くなりました。後にもう少し大きなサイズ(3~5cm)でフラスコ出しした苗もありましたが、それらは先にフラスコ出ししていた苗たちよりも生育がやや悪く、結局、知人に差し上げて手元には残っていません。
・フラスコ内での生育が極端に悪かったことから、じつは、突然変異で“ものスゴイ花”が咲いたりするのでは?と、ちょっと期待したりもしてます(苦笑)。
・以前、品種名は「Rlc. Kisaragi(キサラギ)」とする予定でしたが、サンセットさんからの「世界的に通用する英語表記のスタンダードなネーミングを!」というアドバイスもあり「Rlc. Shining Gold(シャイニング・ゴールド)」と命名しました。実際、英語以外の品種名では「コレは、なんて読めばいいの?」と首を傾げたくなるような独特な品種名もよく見られますが、やはり読めない品種名は名前が無いのと同じくらい困惑を与えてしまうものだと思いますし、せっかく創り出した花が可哀相だと思いますので品種名は出来るだけ英語とし、日本語は個体名に使おうと思います。


<SN-1(Rlc. Shining Gold)兄弟個体画像集 2016年2月現在>


於:我が家、2016年02月21日撮影分、花径約15cm
■Rlc. Shining Gold‘Lunar Maria’
リンコレリオカトレヤ シャイニング・ゴールド‘ルナ・マリア’
●Rlc. Shining Gold‘Lunar Maria’についての記事は、こちらをクリック!



栽培・画像提供=サンセットさん(2015年01月、初花)
■Rlc. Shining Gold‘#2’
リンコレリオカトレヤ シャイニング・ゴールド‘#2’
●Rlc. Shining Gold‘#2’についての記事は、こちらをクリック!



栽培・画像提供=サンセットさん(2014年03月、初花)
■Rlc. Shining Gold‘Rie’
リンコレリオカトレヤ シャイニング・ゴールド‘リエ’
●Rlc. Shining Gold‘Rie’についての記事は、こちらをクリック!



於:我が家、2014年04月12日撮影分、花径約14.2cm、初花
■Rlc. Shining Gold‘Mai Hoa’
リンコレリオカトレヤ シャイニング・ゴールド‘マイ・ファア’
●Rlc. Shining Gold‘Mai Hoa’についての記事は、こちらをクリック!



※於:我が家(2013年03月16日、花径約11.0cm、初花)
■Rlc. Shining Gold‘Heliodor’
リンコレリオカトレヤ シャイニング・ゴールド‘ヘリオドール’
●Rlc. Shining Gold‘Heliodor’についての記事は、こちらをクリック!




※2013年03月23日の様子
 この画像はフラッシュ撮影ですので先週の花色と比較するには色調の再現性に問題はありますが、やや青みが抜けてより濃厚な黄色になりました。


※2013年03月23日の様子
 株の負担を軽減するため、開花直後に切って切花で観賞しています。


※2013年03月23日の様子
 あと3輪残っています。この花に花粉を着けようと検討中です。




※2013年03月16日の様子
 とりあえず、まだ1輪だけですが、花びらがほぼ展開しました!あまり贅沢を言ってはいけませんが、花径は初花1花茎3輪着花とはいえ、11cm程と小ぶりです。今後の開花で少しでもサイズアップしてくれることを祈っています。(※1花径3輪咲きとなっていましたが、花同士が接して展開を妨げていましたので1輪は切りました。)とはいえ、花容&花色については両親の特長を上手く併せ持った整型美花となりました。
 ところで個体名ですが、色々と考えた末、‘Heliodor(ヘリオドール)’にしようと思っています。「ヘリオドール」といえば、「世界らん展日本大賞2010」で、女優の米倉涼子さんが「オーキッド・クイーン2010」に就任された時に贈呈された「ヘリオドール‘リョウコ ヨネクラ’」という胡蝶蘭の品種名が記憶に新しいところかと思いますが、「ヘリオドール」というのは黄色い宝石で、その名称はギリシャ語のヘリオス(太陽)とドーロン(贈り物)をあわせた「太陽の贈り物」といったような意味の造語に因んでいるそうです。

Rlc. Shining Gold‘Heliodor’(シャイニング・ゴールド‘ヘリオドール’)
 8年越しの“夢の花”がようやく花開きました!
 私にとってはココが1つのゴール。そして無限の可能性を秘めたゴールに繋がるスタート地点です!




※2013年03月10日の様子
 先週の晴天&高気温の影響でかなり蕾が大きくなりました。あと2週間くらいで満開だと思います。




※2013年03月02日の様子
 いよいよ、蕾がシースを破って顔を出しました!




※2013年02月24日の様子
 1花茎3輪。計6つのツボミが確認できます。

※2013年02月24日の様子
 1花茎2輪のツボミが確認できます。

※2013年02月24日の様子
 1花茎1輪のツボミが確認できます。

※2013年02月24日の様子
 現在、我が家で栽培している「SN-1」4株の中で最も生育の良い株の画像。前回1月4日の更新からようやく上の数枚の画像程度までツボミが膨らみました。非常にゆっくりです(汗)。
 なお、画像の様に合計4本のリードバルブに計9輪開花予定です。本来なら少し摘蕾して株の負担を軽減してやりたいところなのですが、花粉の採取のため、全て開花させようと思います。とはいえ、我が家の不備な簡易ミニ温室でちゃんと開花させるのは至難の技なんですねどね(苦笑)。ガンバリます!
 あと、個体名は2月咲きなら「Kisaragi(キサラギ)」以外、考えていなかったのですが、どうも2月中の開花は無理そうなので、「‘Kaguya(カグヤ)’」「Rushana(ルシャナ)」「Amaterasu(アマテラス)」「Gekko(ゲッコー)」等の個体名を検討中です。




※2013年01月04日の様子

※2013年01月04日の様子

※2013年01月04日の様子
 現在、我が家で栽培している「SN-1」4株の中で最も生育の良い株に着いたシース4つの画像。小さなツボミの影が確認できました!


※2013年01月04日の様子
 現在、我が家で栽培している「SN-1」4株の中で最も生育の良い株の画像。
 最初に出来たシースは少し黄ばんでいます。



※2013年01月04日の様子
 現在、我が家で栽培している「SN-1」4株の中で最も生育の良い株の真上から撮影した画像。
 10バルブ以上の大株。ここまで来てようやくの初花開花です(汗)。




※2012年10月21日の様子
 現在、我が家で栽培している「SN-1」4株の中で最も生育の良い株です。
 前回の報告から新芽が3つ発生し、計4つものシースが完成!ちゃんと開花してくれるでしょうか?(汗)




※2012年07月29日の様子
 現在、我が家で栽培している「SN-1」4株の中で最も生育の良い株です。
 前回の報告から約1ヶ月が経過し、シースが惚れ惚れするくらいにまで立派になりました!播種から約7年、あと少しです!




※2012年06月24日の様子

※2012年06月24日の様子
 現在、我が家で栽培している「SN-1」4株の中で最も生育の良い株です。
 今回、ようやく、待望のちゃんとした初シースが出来ました!順調に開花してくれることを心から祈っています!




※2012年01月28日の様子

※2012年01月28日の様子
 現在、我が家で栽培している「SN-1」4株の中で最も生育の良い株です。
 我が家のベランダミニ温室は昼夜での温度&湿度の差が激しく、株の育成には適さないので秋からの新芽はどうしても貧弱に育ってしまいます。そのため、今回も期待していなかったのですが、なんと、リードに小さな小さなシースが出来ました!なんとか順調に膨らんで開花してくれるといいのですが(苦笑)。




※2011年08月12日の様子
 現在、我が家で栽培している「SN-1」4株の中で最も生育の良い株です。
 前回報告から、鉢増しの影響なのか?生育がちょっとペースダウンしてしまい、おまけにバックバルブからも新芽が発生してしまって、リードバルブの成長がイマイチです(汗)。今年の開花は難しいかもしれません。来年に期待!(?)




※2011年05月07日の様子(500mlペットボトルと)
 現在、我が家で栽培している「SN-1」4株の中で最も生育の良い株です。当初、フラスコ出しした約50本の苗のどれと比較しても素直で抜群に生育の良かった個体です。今回、4号鉢に鉢増ししました。いよいよ、次のリードバルブにシースができるかどうか?期待に胸が高鳴ります!
 ちなみに、この株が開花すれば、僕のオリジナル交配の記念すべき開花第1号となりますので、どんな駄花であってもこの株は記念に残しておこうと思っています。




※2011年02月27日の様子(500mlペットボトルと)
 現在、我が家で栽培している「SN-1」の中で最も生育の良い株です。じつは今回シースが出来るかどうか、毎日楽しみに観察していたのですが、残念ながらお預けでした(苦笑)次回に期待です!



※2010年11月14日の様子
 現在、我が家で栽培している全ての「SN-1」計4株です。手前の小さい鉢が2号で他は3号鉢です。順調にいくと来年には初花が見られそうで、とても楽しみです!
 ちなみに、この苗の開花が僕にとっては、ようやく“育種家としての第一歩”ということになるわけで(汗)、この「カトログ」が、サンセットさんはじめ、皆さんのご協力の賜物で日々成長し続けている一方で、自身の実績&経験&知識不足を痛感していたりもします。ただ、そんなことで悩んでいても仕方がないので、僕の名前の如く、これからも“一歩一歩進んで”行きたいと思います!




※2010年09月20日の様子
 画像は現状、2番目に生育の良い苗です。一緒に写している定規は30センチですので、フラスコ出し当初の生育の悪さを克服し順調に育ってくれていることがわかり、ひと安心です。
 しかし、数十本あった苗の中で、この画像のような生育を見せている苗が、たった3つですので、この3つの苗に対しては、いやが上にも、期待が高まります。




※2010年06月27日の様子
 画像は前回の報告で最も生育の良かった苗です。
 GW明けに屋外に出してから少しの期間、環境の急変で成長が止まってしまっていたのですが、順調に成長し始めました!
 やはり、現時点でも、この苗が群を抜いて生育が良いです。




※2010年02月27日の様子
 前回の報告で一番生育の良かった苗(左)が、やはり群を抜いて育ちがいいです。このペースで行けば来年くらいには初花が見られるんじゃないか?と思ってしまうくらいです。
 ちなみに、現在の栽培環境は13時間電照、最低気温約18度、最高気温約27度です。




※2009年12月19日の様子
 順調な生育を見せてくれています。この苗たちもあと4~5年後には、先日のRlc. Rie's Orange Grove‘Dream’のように、「初花が開花しました!」って皆さんにお披露目できる日が来るように、ガンバリます!



※2009年10月25日の様子
 もっとも早期に単鉢に上げた生育の良いグループ。
 一番大きな苗の葉の長さは 155mm です。この苗がどんな花を咲かせてくれるのか?とても楽しみです!




※2009年7月26日の様子
 プラグトレイに植えてあった小苗7つを2.5号の単鉢に上げました。
 成長が遅い分か、この「SN-1」は他の交配の苗に比べて葉が硬いです。ただ、それでも最近は以前に比べると少し生育スピードが上がってきたような気がします。
 ちなみに、鉢の中にある黒い物体は肥料「バイオゴールド」です。
 この前は東商の「おまかせ」を使ってみたのですが、形状が俵型な上に軽くて、水遣りのたびに鉢の中を動き回って苗を傷めそうなので、適度なサイズと重さがあり、形状が三角柱でコンポストの上で安定する「バイオゴールド」にしました。




※2009年5月17日分
 じつは、この「SN-1」。マザーフラスコ1本含め、あと4本、フラスコ苗が残ってたりします(汗)。
 将来的に、特に生育の良い苗のみ残して気長に栽培しようと思っています。




※2009年5月17日分
 プラグトレイで栽培中の小苗たち。各々、成長具合にも個性があります。



※2009年5月17日分
 追加で2つ単鉢に上げました。ちなみに画像の上2つが下の画像と同じ苗で、左側の苗がよく育っています。



※2009年3月29日追加分
■ようやく、最も生育の良い2つを2号の単鉢に上げました。今後の生育が楽しみです!



※2009年3月29日追加分
■やっと、可愛らしいバルブが見られるまでに成長してくれました。



※2009年3月29日追加分
■相変わらず、ゆっくりですが、着実に成長しています。



※2009年2月18日追加分
■下の前回(昨年8月)の画像と比較すれば、あきらかに成長しているのは判りますが、それでも生育がゆっくり過ぎるような気がしますね。そして、苗ごとにその生育の度合いが異なることも興味深い所だと思います。



※2008年8月31日追加分
■この画像の苗は昨年末にかなり小さい状態(葉の長さ10mm前後)でフラスコ出しして育成していた苗です。フラスコ内からいきなりの環境の急変にも耐えて生き残った精鋭たちといえると思います。(50本から選抜した12本)



※2008年8月31日追加分
■2008年8月30日の状態です。
 じつはこの苗たち、通常よりも発育が遅く、試しに2種類の培地で育成していただいています。画像の右端の1本だけ培地が違います。そのため発育の仕方が他の3本より明らかに遅いのがわかります。
 この状態からあと3ヶ月くらいでフラスコ出しできると思います。




※2008年8月31日追加分
■この画像の苗たちも2008年8月30日の状態のものたちです。といいますのはこれは「マザーフラスコ」です。マザーフラスコというのは最初に播種したフラスコのことです。このフラスコの中からピンセットや先が針状や耳かき状になった器具で苗を取り出して他のフラスコに移植して苗を大きくしていくんだそうです。
 大量に発芽するため、発育が悪く枯死している苗(黄土色の部分)がありますがそれらを栄養にして育って生き残っていく逞しい苗たちもいます。画像の苗にも他の苗よりも数倍の大きさで発育している苗がありますがそのような苗は他の苗たちよりも遺伝的・生理的に優れた素質を持つものが多く(いわゆる4倍体など)、往年の銘花たちの中にもこのような苗を選抜して創り出されたものたちが多いのだそうです。




■下の画像(前回の画像)とは別に委託培養してもらっていた SN-1 の様子。(2008年2月5日)。
(じつは、下の画像の苗。移植後、コンタミして全滅させてしまいました。ゴメン!




■ワーディアンケース内の SN-1 の様子。(2007年1月13日)


■上の画像の拡大。(2007年1月13日)一度も移植していないため、生育が非常に悪いようです…(汗)
 「そろそろ、移植しないと…」と思いつつ、こんなになってしまいました(汗)
 「培地を自作してみようか…」「おもいきって、水ゴケに…」とか、色々と悩んでいた矢先。“育種家 嘉徳利亞さん”との新たな出会いによって、移植用の培地の提供を受けることが出来ることとなって、なんとか、セーフ(?)




■フラスコの底の方を真横から見た画像です。ミドリ色の粒状のものの先端がややとんがった感じになって「芽」らしくなってきました!(2006年1月21日の状態)


■フラスコの底の方に見えるミドリ色の粒状のものが発芽したカトレヤです。(2005年12月25日の状態)


■2005年3月20日に受粉し10月5日に某社にて播種して頂いた交配番号「SN-1」です。
 先日、数本のフラスコに播種して頂いたものの内、1本だけ頂いて来ました。実験的?にワーディアンケース内で育成してみます。
 ケース上段の蛍光灯の真下に吊るしています。気温は最高約24度、最低約15度、12時間電照です。



■2005年10月2日(日)の実の様子です。
 ついに!切りました!いよいよ、待ちに待った播種です!僕のカトレヤ人生の中で一度しか無い、始めての体験です!
 本を見ながら自分で播種しようかとも思ったのですが、万一、失敗した場合は取り返しがつきませんので、今回は信用出来るプロの専門家の方にお願いしました。

「祝!初播種~!!」


■2005年8月28日(日)の実の様子です。
 膨らみが止まり、実の下部に微細なシワが入り始めました。受粉から約5ヶ月が経過し、播種まであと一息です!



■2005年7月17日(日)の実の様子です。


■2005年6月11日(土)の実の様子です。
 実に筋が入ってきました!



■2005年5月21日(土)の実の様子です。
 この時点ではまだ筋がありません。



■2005年4月23日(土)の実の状態です。
 子房部が膨らみ始めています。(※2005年3月20日受粉)




※実際に「SN-1」の交配に使用した親株の画像(加古川市の大谷洋らん園さんにて入手)
■Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’
リンコレリオカトレヤ ハウ・ヤン・ゴールド‘ヤン・コン・ナンバーツー’
(Rlc. Lemon Tree x Rlc. Tassie Barbero (5/20/1997))
●Rlc. Haw Yuan Gold についての記事は、こちらをクリック!



※実際に「SN-1」の交配に使用した親株の画像(宝塚市の翠香園さんにて入手)
■Rlc. Goldenzelle‘Lemon Chiffon’AM/AOS, HCC/OIOS
リンコレリオカトレヤ ゴールデンゼル‘レモン・シフォン’
(Rlc. Fortune x C. Horace (1/1/1982))
●Rlc. Goldenzelle についての記事は、こちらをクリック!



◆「シンのカトレヤ交配記録」についての記事は、こちらをクリック!



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Rlc. Shining Gold 実生未開花株

2016年02月06日 22時53分24秒 | ■「実生」関連
※2016年02月06日内容更新(新画像追加等)

於:我が家(2016年02月06日)
 ようやく開花しました!


於:我が家 室内ワーディアンケース(2016年02月01日)
 Rlc. Shining Gold 実生未開花株のツボミ。いよいよ開花です!



於:我が家 室内ワーディアンケース(2016年01月31日)
 Rlc. Shining Gold 実生未開花株のツボミ。いよいよ開花です!



於:我が家 室内ワーディアンケース(2016年01月23日)
 Rlc. Shining Gold 実生未開花株のツボミ。ツボミの形状が思ったよりも円く、Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’よりも整型になりそうです。



於:我が家 室内ワーディアンケース(2016年01月17日)
 Rlc. Shining Gold 実生未開花株のツボミ。ツボミの形状からして、花型は Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’に似そうです。


於:我が家 室内ワーディアンケース(2016年01月17日)
 Rlc. Shining Gold 実生未開花株。上のツボミ画像の株姿。株元から葉先まで約45センチ程もあります。ここまでの株になって、ようやくの初花です。この個体は花径は大きくなりそうです。とにかく、正常に開花してくれることを祈るばかりです。
 ちなみに、我が家には、あともう1個体、未開花個体があります。



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交配番号「SN-14」 経過報告

2016年01月09日 17時26分22秒 | ■「実生」関連
※2016年01月09日内容更新(初花画像追加)

交配番号「SN-14」
登録品種名=Rlc. Shining Topaz(シャイニング・トパーズ)

交配=Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’x Rlc. Rie's Bay‘Oranges’
受粉=2009年12月23日
播種=2010年8月16日
フラスコ出し=2012年5月13日
初花開花=2016年1月1日(播種から約5年5ヶ月)
品種登録=2016年1月4日


 私のオリジナル交配の交配番号「SN-14」です。
 Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’は黄色コンカラー系花としては旧来の品種たちの破れなかった壁を打ち破った感のあるほどの優秀花のため、比較的、普及率の高い品種との交配では登録が誰かと重複してしまう可能性が高く、意外とパートナーの選定が難しかったのですが、育種家サンセットさんの登録品種である Rlc. Rie's Bay‘Oranges’なら、まず、誰かと交配が重複することはないでしょうし、特筆すべき極整型の花容をもつ、この花でしたら、Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’の欠点を改良してくれる可能性も高いと思われ、私が現在、取り組んでいるオレンジ(サンセットカラー)系花の改良に将来的に大きく貢献してくれそうな予感がしています。
 ちなみに、暫定品種名の「Topaz(トパーズ)」の和名は「黄玉(おうぎょく)」で、Topaz の語源はギリシャ語で“探求”を意味する言葉だったそうですので、自身の理想とする夢の花を探求するために、大いに貢献してくれそうなこの交配に相応しいと思い命名しました。



・交配番号「SN-14」(2016年01月09日の状態、初花)
 リップの色調がもっと変化することを予測していましたが結局、画像の感じになりました。次回の開花に期待しています。



・交配番号「SN-14」(2016年01月01日の状態、初花)
 初花が咲きました!フラスコ出しから約3年半です。「SN-13(Rlc. Shining Mirage(シャイニング・ミラージュ))」と並んで我が家で最速です。花径は12cmと小さいのですが、花色は非常に鮮明な黄色で魅力的だと思っています。なお、今回の開花ではまだ株がとても若く小さい為、全く本領を発揮しているとは思えませんので、次回以降の開花に期待したいと思います!



・交配番号「SN-14」(2015年12月27日の状態)
 順調にツボミが膨らんでいます!あと数日で開花です!



・交配番号「SN-14」(2015年12月13日の状態)
 なんと、SN-13に続き、フラスコ出しから3年半でこちらも咲きそうです。蒸らさないように注意して、なんとか開花まで、もっていきたいと思います。


・交配番号「SN-14」(2015年12月13日の状態)



・交配番号「SN-14」(2015年09月27日の状態)
 リードバルブに前回よりは大きなシースが出来ましたが、やや黄変しかかっていますし、次のリードは動き出していますので、やはり今回もまだ開花には至らないと推測します。



・交配番号「SN-14」(2015年06月07日の状態)
 この画像の苗は、前回、シースの出た苗ということでご紹介していた苗です。やはり開花には至りませんでした。
 ちなみに、GW明けに屋外に出した環境変化によるダメージからの回復が遅れており心配しています。


・交配番号「SN-14」(2015年06月07日の状態)
 この苗は上の個体とは株姿の異なる苗です。花のどのような差異が出るのか?楽しみです。



・交配番号「SN-14」(2014年08月23日の状態)
 画像は、この交配の苗の中で抜群に成長の早い個体です。一応、シースができましたが、まだ苗が幼く、今回は開花しないと思います。



・交配番号「SN-14」(2013年09月29日の状態)



・交配番号「SN-14」(2012年11月11日の状態)
 フラスコ出し当初からヒュロヒョロ系だったこの交配の苗ですが、少しボリューム感も出てしっかりしてきました。



・交配番号「SN-14」(2012年05月13日の状態)
 特に生育の良かった苗はいきなり2号単鉢に。


・交配番号「SN-14」(2012年05月13日の状態)
 最も生育の良かった苗。どんな花が咲くのか?今からワクワクします!


・交配番号「SN-14」(2012年05月13日の状態)
 一応、プラグトレイにも。


・交配番号「SN-14」(2012年05月04日の状態)
 フラスコ出し直前の状態。



・交配番号「SN-14」(2011年12月30日の状態)
 既にフラスコ出しできるくらいの想像以上の順調な生育ぶりに驚きました!



・交配番号「SN-14」(2011年08月13日の状態)
 移植していただいていました。この交配も順調に行けば来年の夏頃にはフラスコ出し出来そうです。



・交配番号「SN-14」(2011年05月04日の状態)
 順調な生育にひと安心。私の育種計画の中で重要な役割を果たしてもらう予定の交配ですので、このまま順調に育って欲しいです。



・交配番号「SN-14」(2010年11月21日の状態)
 実の形状が細長く、成熟具合が少し心配だったのですが、ちゃんと発芽してくれて、一安心です。



・交配番号「SN-14」(2010年08月14日の状態)
 子房部と花茎をつないでいる茎の部分が黄色くシワシワになってきましたので、実の膨らみ具合は他の交配に比べて控えめですが播種することにしました。
 将来、この交配と、赤花との交配で優秀なオレンジ(サンセットカラー)系花を創出する計画ですので、どうか順調に発芽して欲しいものです。



・交配番号「SN-14」(2010年06月20日の状態)
 実の膨らみ方がゆっくりな気がして心配していたのですが、とにかく、少しずつは大きくなっていることが確認できますので、見守りたいと思います。
 この交配による、育種計画&構想はすでに私の中では固まりつつありますので、どうか順調に行って欲しいものです。



・交配番号「SN-14」(2010年05月09日の状態)
 他の実に比べると、やや膨らみ方がゆっくりな気がして心配です。



・交配番号「SN-14」(2010年03月22日の状態)
 子房部の膨らみ具合は今のところ順調ですが、一部が傷が付いたためか?茶色く変色しています。拡大している様子はありませんので大丈夫だとは思います。
 この交配は将来的に大輪のオレンジ(サンセットカラー)系花を創出するための重要な親品種としての活躍を大いに期待している交配ですので順調に育ってくれることを祈っています。

 

・交配番号「SN-14」(2010年1月24日の状態)
 子房部が順調に膨らみ始めています。




※「SN-14」の創出のために実際に交配に使用した親株の花画像です。(於:我が家)
■Rlc. Haw Yuan Gold‘Yong Kon No.2’
リンコレリオカトレヤ ハウ・ヤン・ゴールド‘ヤン・コン・ナンバーツー’
(Rlc. Lemon Tree x Rlc. Tassie Barbero (5/20/1997))
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※「SN-14」の創出のために実際に交配に使用した親株の花画像です。(栽培・画像提供=サンセットさん)
■Rlc. Rie's Bay‘Oranges’HCC/JOS
リンコレリオカトレヤ リエズ・ベイ‘オレンジーズ’
(Rlc. Formosan Gold x Rlc. Sunset Bay (3/13/2006))
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交配番号「SN-9」 経過報告

2015年09月23日 19時00分00秒 | ■「実生」関連
※2015年09月23日内容更新(品種登録等)

交配番号「SN-9」
・登録品種名=Rlc. Shining Life(シャイニング・ライフ)

・交配= Rlc. Mark Zeug‘Yumi’x Rlc. Chunyeah‘Good Life No.1(益生一號)’
・受粉=2009年4月12日
・播種=2009年10月13日
・フラスコ出し=2011年5月5日
・初花開花=2015年9月20日(播種から約6年5ヶ月)
・品種登録=2015年9月21日


 私のオリジナル交配の交配番号「SN-9」です。
 C. Bonanza と Rlc. Norman's Bay の血を引く極整型濃色巨大輪系花 Rlc. Mark Zeug‘Yumi’(マーク・ジュー‘ユミ’)を片親とした巨大輪赤~オレンジ系花狙いの交配です。
 なお、Rlc. Mark Zeug‘Yumi’はこれまで幾度も受粉を試みていましたが、結実例が無く、今回、初成功です。
 ちなみに、Rlc. Chunyeah‘Good Life No.1(益生一號)’は黄花としては特筆すべき花着きの良さと強健さを誇る優秀個体で、1花茎あたりの着花輪数も3~4輪程度まで大輪花を着けますので1~2輪で咲くことの多い Rlc. Mark Zeug‘Yumi’の短所を補填してくれる可能性も秘めているのではと思い期待しています。




・交配番号「SN-9」(2015年09月20日の状態)
 ようやく、我が家でのこの交配の初花が咲きました!花径は14センチです。1輪咲きとはいえ、バルブサイズが付け根から葉先まで30センチ程度の小さな株ですので、充分なサイズだと思います。花色はモニターでは判りにくいと思いますが、黄花の色素を潜在させたような微妙な色調の濃ラベンダー系です。花型の良さを両親から引き継いでくれた美花だと思います。次回の開花では一段と良花になる可能性を秘めているように思われ、とても楽しみです。
 ちなみに、花色や花容などに祖先たちの面影をさりげなく宿していると思われるところに、やはり育種交配の奥深さや面白さを強く感じます。
 また、この画像の個体は黄色やサンセットカラー系花との交配に使用すれば、潜在させている色素を発揮して次世代に高い確率で黄色やサンセットカラー系の大輪整型花を生んでくれそうな魅力的な花だとも思えます。



・交配番号「SN-9」(2015年09月13日の状態)
我が家では、ようやくの開花となりそうです!


・交配番号「SN-9」(2015年09月13日の状態)



栽培・画像提供:ななカル蘭さん(2014年11月)
交配番号「SN-9」開花例2


栽培・画像提供:ななカル蘭さん(2014年11月)
交配番号「SN-9」開花例1



・交配番号「SN-9」(2013年07月21日の状態)



・交配番号「SN-9」(2012年08月05日の状態)
 予想以上に勢い良く順調に成長しています。今後が楽しみです。



・交配番号「SN-9」(2011年12月10日の状態)
 赤枠内が「SN-9」です。非常に生育の良い苗です。リーフスパンも10cmを超えたものがいくつか現れています。



・交配番号「SN-9」(2011年08月12日の状態)
 2号単鉢に植えて約3ヶ月が経過。今のところ全ての苗が枯れずに生育中です。前回画像で発生直後だった新芽がぐんぐん育ってほぼ完成。素直そうな綺麗なリーフです。



・交配番号「SN-9」(2011年06月18日の状態)
 2号単鉢に植えて約1ヶ月が経過。今のところ全ての苗が枯れずに生育中です。カワイイ新芽が発生して日々少しずつ大きくなっていきます。



・交配番号「SN-9」(2011年05月05日の状態)
 抜群に生育が良い苗たち。この子たちはいきなり単鉢に植えました。


・交配番号「SN-9」(2011年05月05日の状態)
 小~中くらいの苗たちはプラグトレイに植えました。


・交配番号「SN-9」(2011年05月05日の状態)
 フラスコ出し直前。予想に反して、他の交配の苗に比べ、気持ちのいいくらいに生育の良い苗たち。



・交配番号「SN-9」(2010年11月21日の状態)
 移植後の成長は絶好調!じつは、この交配の親 Rlc. Mark Zeug‘Yumi’は、やや栽培難易度は高めですので、もう少し苗の生育は遅いのでは?と思っていたのですが、強健な祖先たち、特に C. Bonanza などから良い影響を受けているためか、今のところとても順調で、このままいけば来春にはフラスコ出しできそうです。



・交配番号「SN-9」(2010年08月15日の状態)
 マザーフラスコから移植されていました。順調な成長にひと安心です。
 優秀花 Rlc. Mark Zeug‘Yumi’のポテンシャルを探求するこの交配に期待が膨らみます!



・交配番号「SN-9」(2010年05月04日の状態)
 下の前回画像と比較すると順調に生育していることがよくわかります。
 この交配は、未だ交配実績の少ない Rlc. Mark Zeug‘Yumi’の交配能力を探求するための興味深い交配として、とても楽しみにしています。



・交配番号「SN-9」(2009年12月30日の状態)
 親の Rlc. Mark Zeug‘Yumi’が結実しにくい傾向があるように思われましたので、発芽に関しても心配していたのですが、ちゃんと発芽してくれている様子を確認できて安心しました。



・交配番号「SN-9」(2009年10月12日の状態)
 受粉から6ヶ月が経過し、高松の高橋洋蘭園さんへ画像の実を発送、播種を依頼しました!
 ただ、この実は通常よりやや小さめですので、もしかすると発芽しないかもしれない…と、ちょっと不安ですが、ちゃんと発芽してくれることを祈ってます!



・交配番号「SN-9」(2009年9月5日の状態)
 ますます順調に膨らんだ実です。来月末くらいには播種できそうですが、もともと結実しにくい花のようですので、もう少し、様子を見たいと思います。



・交配番号「SN-9」(2009年6月21日の状態)
 すっかり「実」らしくなりました。ここまでくればひと安心です。



・交配番号「SN-9」(2009年6月6日の状態)
 子房部の膨らみ加減がますます順調です!



・交配番号「SN-9」(2009年5月17日の状態)
 子房部の膨らみがこの状態になったら、あとは順調に膨らんでくれると思います。今回は、ちゃんと結実してくれたようです!
  

・交配番号「SN-9」(2009年5月6日の状態)
 子房部の膨らみがはっきりと判るようになってきました。今回は受粉が成功し、ちゃんと結実してくれたようです。




※「SN-9」の創出のために実際に交配に使用した親株の画像です。(花径約140mm。小さめ、リップももっと大きくまるくなります。)
■Rlc. Mark Zeug‘Yumi’
リンコレリオカトレヤ マーク・ジュー‘ユミ’
(Rlc. Memoria Bill Fouraker x C. Bonanza (01/01/1973))
●Rlc. Mark Zeug についての記事は、こちらをクリック!



※「SN-9」の創出のために実際に交配に使用した親株の画像です。
■Rlc. Chunyeah‘Good Life No.1(益生一號)’AM/RHS-AOS-OSROC, GM/DOG
リンコレリオカトレヤ チュンヤー‘グッド・ライフ・ナンバーワン’
(Rlc. Tassie Barbero x Rlc. Kuan-Miao Chen (11/06/1991)
●Rlc. Chunyeah についての記事は、こちらをクリック!



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