カトログ !! ~ カトレヤ交配種のブログ (Hybrid Cattleya's Database) ~

洋蘭の女王カトレアのデータベース(主に大輪系交配種)&育種交配・実生の魅力をご紹介

~印象に残る「カトレヤ」たち~ 05年10月15日号

2005年10月15日 00時02分58秒 | ■赤・濃赤紫系

■Slc. Dizac 'Reiko' AM/AOS
ソフロレリオカトレヤ ディザック レイコ
交配はC. Dinah x Slc. Anzacで1963年12月1日登録です。
 素晴らしい出来でしょう!神戸蘭友会のNさんのご出品です。
 僕はこんなにたくさん花を着けた本種を見たことがありませんでしたので感動しました!
 花がたくさん着いていますので一輪ずつが小さく見えてしまいますがどの花も130mm前後の立派な花です! 
往年の国産銘花、別個体に「'Yoshiko Yamamoto'」があります。



■Blc. Sanyang Ruby 'Tzeng Wen Rainbow'(曽文彩虹)
ブラソレリオカトレヤ サンヤンルビー ツェンウェンレインボー
交配はBlc.Waianae Coast×Blc.Chia Linで1995年登録です。
 有名な赤花銘花「Blc.Chia Lin」の優秀な子。
 片親の「Blc.Waianae Coast」の交配はBlc.Regal Pokai×Blc.Bryce Canyonで1988年登録で優秀な交配親「Blc.Bryce Canyon」の血が入っています。
 Blc.Bryce Canyonを片親に使うとコンパクトな株にリップの大きな濃色大輪花を着ける品種が出来る傾向があるようです。
 この「'Tzeng Wen Rainbow' 」は「Blc.Bryce Canyon」と「Blc.Chia Lin」の特徴がバランス良く発現した個体のようで上手くつくるとコンパクトな株に花径200mm近い極整型の濃色巨大輪花を着ける優秀な個体です。
 また、別個体に以前このブログでもご紹介したことのある「'Tzeng Wen Beauty' 」という個体もあり、こちらは「Blc.Bryce Canyon」の特徴が大きく発現した個体のようで花型はやや崩れますが上手くつくるとコンパクトな株に花径200mmオーバーの迫力満点の濃色巨大輪花を着ける素晴らしい個体です。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ~印象に残る「カトレヤ」た... | トップ | 「神戸蘭友会」創立20周年記... »
最新の画像もっと見る

■赤・濃赤紫系」カテゴリの最新記事