※2016年06月30日内容更新

於:第21回 明石ラン展(2007年1月)
■Rlc.(C. Earl x George King)
リンコレリオカトレヤ(カトレヤ アール × ジョージ・キング)
白花銘花 C. Earl(アール)とサーモンピンク系花の代表品種 Rlc. George King との交配によって生まれたサーモンピンク系の美花です。花色の濃さ鮮やかさや、きめの細かい弁質では親の Rlc. George King に勝っていると思いますし、なんと言っても、インパクトのある斬新な色彩のリップは特筆モノだと思います。画像の花の花径は12cmくらいでしたが、まだまだ本領を発揮しているとは思えませんでしたので、今後の開花が楽しみです。
なお、一見、このかけ合わせなら花色はもっと薄くなりそうにも思えるのですが、C(カトレヤ)系の白花との交配では意外と相手の有色花の花色を発現しやすいようで、代表的な例としましては有名な赤花の銘親 Rlc. Oconee(オコニー)との交配で生じた Rlc. Raye Holmes (C. Bow Bells x Rlc. Oconee (01/01/1976))などがあり、Rlc. Raye Holmes(レイ・ホルムズ)の個体にはかなりの濃色系花が出ています。ちなみにかつて「ブラソ系」といわれていた白花やパステルピンク系花(Rlc. Pastoral や Rlc. Mount Hood など)との交配においては Rl. digbyana(ディグビアナ)が色素を持たないグリーンの花色をしたアルビノ系花であることから、かえって交配相手の花色を薄めてしまう傾向が強いようです。
ちなみに、サーモンピンク系花といえば、個人的には Rlc. Delta King‘Mille-Feuilles’(デルタ・キング‘ミルフィーユ’)という花が印象深い花のひとつとして浮かんでくるのですが、C. Ruth Gee‘Diamond Jubilee’(ルース・ジー‘ダイヤモンド・ジュビリー’)FCC/AOS の花色をサーモンピンクにしたようなこの花が大場蘭園さんからリリースされた当時は Rlc. George King を超える新世代のサーモンピンク系美花の登場に胸躍らせたものですが、あれ以来“売り切れ”で入手不可。未だメリクロン苗の発売等も無いようです。機会があれば是非とも間近で観賞させて頂きたいと思わせる非常に魅力的だと思えた花の1つでした。
◎Rlc.(C. Earl x George King) の親品種の交配
・C. Earl = C. Empress Bells x C. General Patton (01/01/1961)
・Rlc. George King = Rlc. Buttercup x C. Bob Betts (01/01/1970)

※Rlc.(C. Earl x George King) の親品種
■C. Earl‘Imperialis’FCC/AOS, SM/JOGA
カトレヤ アール‘インペリアリス’
(C. Empress Bells x C. General Patton (01/01/1961))
●C. Earl についての記事は、こちらをクリック!

※Rlc.(C. Earl x George King) の親品種
■Rlc. George King‘Serendipity’AM/AOS
リンコレリオカトレヤ ジョージ・キング‘セレンディピティ’
(Rlc. Buttercup x C. Bob Betts (01/01/1970))
●Rlc. George King についての記事は、こちらをクリック!
<Rlc.(C. Earl x George King) 画像集>

於:第21回 明石ラン展(2007年1月)
■Rlc.(C. Earl x George King)
リンコレリオカトレヤ(カトレヤ アール × ジョージ・キング)
(上記、記事中の属名表記は最新属名を採用しました。そのため一部、過去記事との表記の相違等が発生する場合がございます。)
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於:第21回 明石ラン展(2007年1月)
■Rlc.(C. Earl x George King)
リンコレリオカトレヤ(カトレヤ アール × ジョージ・キング)
白花銘花 C. Earl(アール)とサーモンピンク系花の代表品種 Rlc. George King との交配によって生まれたサーモンピンク系の美花です。花色の濃さ鮮やかさや、きめの細かい弁質では親の Rlc. George King に勝っていると思いますし、なんと言っても、インパクトのある斬新な色彩のリップは特筆モノだと思います。画像の花の花径は12cmくらいでしたが、まだまだ本領を発揮しているとは思えませんでしたので、今後の開花が楽しみです。
なお、一見、このかけ合わせなら花色はもっと薄くなりそうにも思えるのですが、C(カトレヤ)系の白花との交配では意外と相手の有色花の花色を発現しやすいようで、代表的な例としましては有名な赤花の銘親 Rlc. Oconee(オコニー)との交配で生じた Rlc. Raye Holmes (C. Bow Bells x Rlc. Oconee (01/01/1976))などがあり、Rlc. Raye Holmes(レイ・ホルムズ)の個体にはかなりの濃色系花が出ています。ちなみにかつて「ブラソ系」といわれていた白花やパステルピンク系花(Rlc. Pastoral や Rlc. Mount Hood など)との交配においては Rl. digbyana(ディグビアナ)が色素を持たないグリーンの花色をしたアルビノ系花であることから、かえって交配相手の花色を薄めてしまう傾向が強いようです。
ちなみに、サーモンピンク系花といえば、個人的には Rlc. Delta King‘Mille-Feuilles’(デルタ・キング‘ミルフィーユ’)という花が印象深い花のひとつとして浮かんでくるのですが、C. Ruth Gee‘Diamond Jubilee’(ルース・ジー‘ダイヤモンド・ジュビリー’)FCC/AOS の花色をサーモンピンクにしたようなこの花が大場蘭園さんからリリースされた当時は Rlc. George King を超える新世代のサーモンピンク系美花の登場に胸躍らせたものですが、あれ以来“売り切れ”で入手不可。未だメリクロン苗の発売等も無いようです。機会があれば是非とも間近で観賞させて頂きたいと思わせる非常に魅力的だと思えた花の1つでした。
◎Rlc.(C. Earl x George King) の親品種の交配
・C. Earl = C. Empress Bells x C. General Patton (01/01/1961)
・Rlc. George King = Rlc. Buttercup x C. Bob Betts (01/01/1970)

※Rlc.(C. Earl x George King) の親品種
■C. Earl‘Imperialis’FCC/AOS, SM/JOGA
カトレヤ アール‘インペリアリス’
(C. Empress Bells x C. General Patton (01/01/1961))
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※Rlc.(C. Earl x George King) の親品種
■Rlc. George King‘Serendipity’AM/AOS
リンコレリオカトレヤ ジョージ・キング‘セレンディピティ’
(Rlc. Buttercup x C. Bob Betts (01/01/1970))
●Rlc. George King についての記事は、こちらをクリック!
<Rlc.(C. Earl x George King) 画像集>

於:第21回 明石ラン展(2007年1月)
■Rlc.(C. Earl x George King)
リンコレリオカトレヤ(カトレヤ アール × ジョージ・キング)
(上記、記事中の属名表記は最新属名を採用しました。そのため一部、過去記事との表記の相違等が発生する場合がございます。)
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