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~印象に残る「ミディカトレヤ」たち~05年8月3日号

2005年08月03日 12時27分54秒 | ■赤・濃赤紫系

■Slc. Dixie Jewels 'Suzuki' FCC/AOS, SM/JOGA
交配はSlc. Madge Fordyce x C. aclandiaeで1977年登録です。
微細なダイヤモンドをちりばめたような美しい花弁を持つ
素晴らしいミディカトレヤです。
FCC/AOS,SM/JOGA等の輝かしい入賞履歴も持っている有名銘花です。
まるで人工物(良い意味で)のような独特な弁質の花は
非常に花持ちが良く冬期の室内でも普通に一ヶ月くらい
咲いてくれていました。
株が大きくなると3~5輪くらい着花します。
とにかく美しい赤花です。
ただし、栽培はやや難しく上級者向けです。
また、こういった有名銘花にはありがちな現象ですが、
現在流通している本種の多くは、入賞時の「花」及び「株姿」とは
全く違っているそうです。
僕的には現在流通しているものでも、充分素晴らしいと思うのですが、
もっと株姿も立派で花も大きいそうで、
そういった花を是非、一度機会があれば見てみたいです。



■Pot. Ching Hua Flame 'Red Rose'
交配はPot. Rebecca Merkel x Slc. Mae Hawkinsで1998年登録です。
花粉親のハワイ産の赤花有名銘花Slc. Mae Hawkinsには
「Slc. Anzac」の血が入っています。
花径は小さそうに見えますが100~120mmくらいにはなるミディカトレヤです。
花着き、花持ち共に良く、上手く作れば
4号鉢で10輪以上の着花も可能な強健種です。
濃厚な花色が魅力の最新花、入手容易な人気種です。



■Blc. Rugeley's Mill 'Mendenhall' HCC/AOS
交配はLc. Autumn Symphony x Blc. Oconeeで1987年登録です。
コンパクトな株に非常に濃厚なワインレッドの
花径100mmくらいの中輪花を着ける品種です。
日照が不足していたからか?開花速度が非常にゆっくりで
シースの中に米粒くらいのツボミを確認出来てから
完全開花まで2ヶ月近くかかりました。
ただ、日照不足による花色への影響は少なく
しっかり濃く咲いてくれました。
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