西村まさとニュース9月議会報告その3教育委員会編できました。📰
記事の内容
全国学力テスト本当に必要?
毎年9月議会に、4月に全国一斉に行われた学力テストの結果が報告されます。釧路市でも26の小学校、15の中学校全てで全員受けさせています。全国平均とそれぞれの学校の平均点を比較して、全国平均より5点以上低い学校が小学校の国語で5校、算数で9校、中学校では国語で3校、数学で6校、英語で8校あることが明らかに。学テの結果から、小学校では算数が、中学校では3教科とも全国平均を下回っているとして、先生方の授業力をもっと向上させよと市教委から指導が入ります。学テ対策で先生方の負担も増えています。授業のやり方は教育のプロである教員のやり方を尊重し、教育行政がやるべきことはお金の負担なく学べる環境を整えることではないでしょうか。
大楽毛にいよいよ義務教育学校が🏫
現在の大楽毛中学校を増築して、義務教育学校を建設する補正予算が可決されました。中学校に小学校のみならず、児童センター、一時避難施設と4つの機能を持ち合わせることになります。この地域には高い建物がないため、一時避難施設の建設は共産党議員団が求めてきました。しかし現在の大楽毛小学校から2キロも離れてしまい、日が暮れると人通りも少なく小学生にとっては不安な場所です。私の質問に対し、「スクールバスは必要と考えている」と明言しました。あわせて放課後児童クラブを利用する子どもたちの下校時の対策も求めました。
釧路でもやはり先生が足りない👩🏫
今教師が足りなくて全国では大きな問題になっています。2022年度の小中学校の教員の配置状況について質問しました。その結果
・釧路市では教頭が担任を持ったり、校長が授業を受け持つようなことはなかった。
・年度初め教員未配置はなかったが、年度途中で退職者が3人でて次の先生が決まるまで各学校で努力してもらった。次の先生が決まるまで最大で102日かかった。
・年360時間以上残業した人数は、小学校275人、中学校216人で、いずれも前年度よりも増加した。
などが明らかになりました。国の基準通り定数配置しているにもかかわらず、先生方の残業は増えるばかり。市独自の加配をすることもなし。文科省に従う教育行政では子どもも先生も幸せになれないことは明らかでしょう。