釧路市議会2024年2月議会報告その1ができました。
内容は以下の通りです。
2月22日から3月15日まで開催された釧路市議会の様子を数回に分けて報告します。今議会では、私、西村が共産党議員団の代表質問を行い、市政、国政全般に渡って広く質問しました。
18歳までの子どもの医療費無料化 「年内のできるだけ早い時期に」と回答👧
子どもの医療費無料化は、今では全国の半数近い自治体で18歳まで無料化をしています。釧路市は中学生まで、入院のみ18歳までという状況で遅れが目立つため、今議会では全会派から質問が出ました。議会初めのうちは、「全国一律であるべき」といつもの答弁。しかし、議員全員がこのままではまずいという認識で一致し、全会派代表がそろい踏みして市長に申し入れを行いました。すると、議会終盤では「年内のできるだけ早い時期に実施できるよう努める」と答弁が変わりました。政治が前に動き出し、今議会の最大の成果といえます。
福祉灯油には背を向ける🔥
道内の8割の自治体で実施している福祉灯油。釧路市でも以前はぬくもり助成金がありましたが、廃止されたままです。2年前に臨時にエネルギー助成金として5000円を支給しましたが、今はそれさえもありません。寒冷地では灯油は人権と強く迫りました。しかし市長は国の7万円の給付金などがあり一定の対策が既に取られていると主張。国は福祉灯油を実施する自治体には交付税措置をするといっているのになぜできないのかと食い下がると、それは検討していないと答弁。全額交付税措置されず、市の持ち出しがあるために難色を示したように思われました。
補聴器購入助成 早く実現を🦻
高齢者の方から強い要望が出ている補聴器購入助成制度。これまで何度も取り上げ、市も聞こえが悪くなると高齢者にとって社会参加に影響を来すことも考えられると、補聴器の必要性は認めています。それなら購入する際の助成をすべきだと質問しました。しかし、市長は「高齢者全般に関わることであり、全国市長会を通じて国に要請している」と従来の答弁の繰り返しでした。国会では、自治体において実施してほしいと大臣が答弁したこともありました。国と自治体がお互いに責任を転嫁しているように思います。これではいつになったら実現の目途が立つのかと追及しても、具体的な答弁はなし。高齢者に優しい政治をするよう強く要求しました。