釧路市議会2024(令和6)年6月議会の報告その2ができました。🗞️
今号は学校教育編です。🏫
主な内容
物価高騰の今こそ就学援助制度の充実を
低所得の子育て世帯の支援策として就学援助がありますが、物価高騰に見合う引き上げがされているのか質問しました。現在の入学準備金は小学生54,060円、中学生63,000円です。しかし小学生のランドセルは6万円、更に中学生では制服5万、上下のジャージと短パン各2着3万、カバン1万、くつ5千円、上ぐつ5千円で10万になってしまいます。しかし「入学準備金は昨年度引き上げている。更に引き上げるのは難しい」という答弁。また就学援助にクラブ活動費やPTA会費を含める自治体が増えているので費目の追加も要求しましたが、市長も教育長もその考えはなしという冷たい答弁でした。
いじめ重大事案が発生
2022年8月に、市内中学校で部活動の中で悪口を言われるなどして欠席がちになる生徒がいました。2023年4月には欠席が30日を超えたため重大事態第2号事案として認定されました。更にその後他の自治体に転校したため、第1号事案に引き上げ、第三者委員会で調査をすることになりました。
この件は既に新聞やテレビで報道されましたが、保護者は教育員会が発表した内容は事実と異なるとインタビューで答えています。事件の真相について質問をしても調査中を理由に答弁拒否。しかし第三者委員会の最終報告が出た段階でもっと具体的に議会に報告するという答弁は引き出しました。これからも真相を追っていきます。
※第1号事案~自殺を図る、転校を余儀なくされるなどの重大な被害が生じた疑いがある事案
第2号事案~相当期間(30日が目安)の欠席を余儀なくされている疑いのある事案
教科書展示 市民に広く知らせて 📓
今年は中学生の教科書を選定する年で実物が展示されました。しかし展示場所は旧釧路市内では中央図書館とMOOの2か所のみ。しかも選定会議は非公開で行われています。歴史認識が偏っている教科書は使ってほしくないという保護者の思いは当然です。そこで教科書の展示会場をもっと増やして、選定会議の傍聴を認められないかただしました。しかし展示会場にふさわしい場所は限られている。会議を公開していないのは、選定委員に出版社など外部からの働きかけを防止するためで、公正性の確保から必要」という答弁にとどまりました。
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