新富座こども歌舞伎節分祭奉納公演

「三人吉三巴白浪」大川端庚申塚の場


東京は中央区の鐡砲洲稲荷神社で行われた
こども歌舞伎を見に行ってきました。

６才から１０才くらいまでの男女小学生に
よる歌舞伎公演でもう８年目になります。

今日の演目はまず「口上」に始まり「寿式
三番叟」「三人吉三巴白浪」と続き「富くじ
大会」「白浪五人男」で、神社の境内にある
神楽殿で行われました。

境内ですから立ち見ですが、親御さんも多い
と見えて心配そうな顔つきの父兄の方もお見受け
しました。

「ちゃんと演れるかしらねえ、心配でさ」とか
「やだもう、ドキドキしちゃうよ」なんて声が
そこここから聞こえました。


イヤイヤ、それにしても子供たちは堂々として
いてたいしたもんです。よっぽど稽古をしたの
でしょう。惚れ惚れしますね。上手いもんだよ。

三味線に唄にお囃子も入ってね、いい気分です。

お嬢吉三の「月も朧に白魚の・・・・」の
名ぜりふの場面なんざ、思わず一緒にハモっちゃい
ました。あのあたりは江戸時代なんかは実際に
白魚漁をしていたところでまさに所縁の土地柄。
ほんに今宵は節分で、と実にタイムリーな演しもの
です。また子供たちの口跡のよいこと。

口上を演じた女の子なんか、ヤンヤヤンヤの喝采
でした。




おなじみ「白浪五人男」。稲瀬川の勢ぞろいの場面。
日本駄右衛門がずんと出て「盗みはすれど非道はせず」と
七五調の名せりふ。

いいねえ、しびれます。

＊　＊　＊


つい最近パソコンをVISTAにしたばかりで、まだよく
理解できていません。何をどうしたらどう動くというのが
慣れてないので、すごく時間がかかります。

ご覧のとおり写真も少し大きくなってしまいました。

何事もしばらく滞りそうです。