「かまわぬ」手ぬぐい

歌舞伎ファンにはお馴染みの・・・


有楽町は交通会館にある三省堂に洋書を求めに立ち寄りま
したが、お目当てのペーパーバックがありません。

しょうがないなあ、と思いながら階段を下りるとそこで開催
されていたのは和手ぬぐいの展示販売でした。

こういうモノに目のないワタクシは「かまわぬ」柄を即購入。
「鎌」に「輪」に「ぬ」で「かまわぬ」。江戸時代から続く判じ
絵ものです。

他にも欲しい柄がたくさんあったのですが、買ったらサッサ
と退散。何時までも眺めていると結局あれもこれも買うことに
なってしまいますから。

おなじ柄の手提げ袋の色が茶色なので茶が良かったのですが、
紺地の一色しかありませんでした。浴衣で出て歩くときはやは
りハンカチってわけには行きませんからね、手ぬぐいでないと。

いくつか和手ぬぐいは持ってはいるのですけど、結局買って
しまうんですよ。で、家へ帰って見ると、同じ柄があったりする
んです、これがさ。あるのに買ったりするんです。困ったもんだ。


おりしも今宵は隅田川の花火大会。浴衣で出て歩きたい
ところですが、今夜の浅草なんぞ人でごった返して落ち着く
場所はありません。何せこの蒸し熱い中、朝から場所取り
で一般の道に座り込んでいるひとがいるくらいですから。
夜はひとだらけで歩き難いです。戻り梅雨の中、雨になら
なきゃ良いんですが。見ている人が濡れたら風邪引きます。

土手も道もひとでいっぱい。水の上も船でいっぱい、といった
按配で、交通規制もありますし。ひとつ、自宅裏の大横川の橋
の上からでも静かに眺めることにいたしましょう。

近くで見られなくても構わぬ、構わぬ。