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初参りは赤坂の

2011-01-02 17:17:44 | その他
赤坂豊川稲荷


カミさんが和服を着たからというわけでもないけれど
赤坂の豊川稲荷にお参りに行って来ました。

お昼過ぎに着いたせいかちょっと混んでいました。
参拝は外の歩道から並んでいました。それでも5分程
で内側に入れて四列になりまた5分くらいでお参りする
ことが出来ました。少しずつ前へ進みますがずっと並ん
でいるとまあ冷えること。お参りが済んだらすぐトイレに
直行です。


芸事の参拝も多い赤坂豊川稲荷。

近くのコインパーキングに入れたクルマまで戻り、この足
で浅草へ。昼ご飯に浅草で鰻でも食べようと思ったもの
の、鰻の「やっこ」は満員で駄目、それならば新仲見世の
「小柳」はと行って見れば、これまた順番待ちの長蛇の列。
あと二軒ばかりの鰻屋も外で客が待っている。こりゃ駄目
だねえ。鰻屋のみならず食べ物屋さんはすべて店の外で
並んで待っている状態。

そもそも正月三が日の浅草なんざ参拝で混んでいてまとも
に歩けないのに、食べ物屋さんなんかサッと入れるワケが
ない。判っていて来るのじゃなかった、とまたまたトイレを
借りに、浅草歌舞伎をやっている公会堂に行く。トイレから
出てきたら、親戚で長唄の勉ちゃんとカミさんが立ち話。
何とバッタリ会ったのだと。今から楽屋入りだって。午後の
部はちょっとばかり三味線を弾いてすぐ上がりです、と。
勉ちゃんに会うのも久しぶりだ。でもすごい偶然だね。

そうか、先月まで京都で「外郎売」で大薩摩連中で出ていた
はずだけど今月は久しぶりの東京なんだ。大薩摩も今では
長唄の連中が演奏している。大変だねえ。

珍しくスーツにネクタイなんかしていると思ったら今日が初日
だものね。正月だし。そうだよ、長唄だっていろいろ慣例が
あるからね。大変だねえ。着慣れないもの着てさ。だけど
普通は和服が着慣れないんだよ。逆だよな。


三人吉三ー「冷てえ風にほろ酔いの 心持ちよくうかうかと・・・」

浅草歌舞伎は若手役者だからね。それより京橋の玉三郎の
元日公演良かったみたいだねえ。カーテンコールだってさ。
見たかったな。「阿古屋」なんか昭和58年頃に国立で雀右衛門
のを見た記憶があるけど・・あの時は「七つ面」の演目で見たん
だ。大松緑も出ててね。古ッ!

どこへ行っても人だらけの浅草。さて、こうなると意地でも鰻が
食べたい。どうしたものか。こう人手が多くては何処へ行っても
まともに食べることは無理。うーん、としばし黙考。「初小川」は
近いけど狭いしなア。どうせ混んでるだろうし。

そうだ、そうだ。六区から国際通りを越えて一本左の鰻屋
「さんしょ」はどうだろう、と10分ばかり歩いて見ればうまい
具合に空いている席があるじゃありませんか。

久々の「さんしょ」。ここで以前落語の柳家さん吉師匠とご一緒
させてもらったことがある。演芸ホールで一席聞いた後だった。

早速うな重を二人前注文。少し遅れ目の昼食を済ます。美味かった。
鰻が食べられて良かったよ。食べられなかったら初夢に鰻でも出て
来ちゃいそう!


「もみじ」です。

公会堂で出番前の勉ちゃんに久々にバッタリ会えたのも、「さんしょ」
ですんなり座れたのもひょっとして豊川稲荷のご利益じゃありません
かねえ。観音様のお膝元でオキツネ様たあ、ちと妙だけど。

「さんしょ」は老夫婦が二人でやっている家庭的な鰻屋さんです。
値段も良心的。帰りしなに年賀のタオルまで頂いてしまった。
嬉しいねえ、こういう気持ちがさ。良かった。こっち来て。


頂きました。こいつは春から縁起が良いわィ。


お参りも出来て鰻も食べられて良いお正月です。

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