- Honolulu Star Advertiser
メリーモナークといえば毎年ハワイ島のヒロで開催されるフラの祭典です。
今年はゴールデンーウィークにあたるため当初は大勢の日本人観光客が
ハワイ島に来るはずでしたが、3月に東北を襲った災害のためキャンセルが
結構あったようです。
ウエブでの同時中継では、いつもと同じ熱い雰囲気の会場の様子が手に取る
ように伝わってきました。 何と言ってもフラのナンバーワンを決める大会です
からやはり力の入り方が違います。 アメリカ本土からもチームが参加して来ます。
ハワイ島には何度も行っていますがメリモの時期には行ったことがありません。
もっともメリモを見に行くにはまずチケットの入手から考えないと。うまいこと抽選に
あたらないとねえ。
でもメリモが見られなくてもヒロはクラシックで居心地の良い町ですから、町歩きを
しているだけでもハッピーな気分にはなれますよ。ヒロは実に良いところです。
ここの会場は通常は屋根付きのテニスコートですがメリモの時だけは、フラのコンペが
行われる特設スタジアムになります。ヒロのホテルも予約でいっぱいになり、多くの
日本人観光客が集まってきます。 また, 馬に乗ってのパレードも行われ、町中が
メリモナ一色になって行きます。
フラにも古典フラや現代フラがあり、さらに団体と個人に分れ、当然男と女があります。
その辺のカルチャースクールでやっているようなフラを想像しちゃいけません。
本物のフラっていうのは大変な運動量で相当ハードです。
下半身を落として動くだけでもきつい運動で、これを優雅にエレガントに踊るのは
至難の業。 何事も下半身をしっかり鍛えないとあきません。
男の古典フラはどちらかというマッチョ的な集まりが多いのですが、動きを見ている
だけでもタイヘンです。 オリ(チャント)というお祈りのようなフレーズがありますが
あれだって覚えなきゃなりませんし。 どちらかというと、南半球の英国系のニュー
ジーランドとかオーストラリアとかのラグビーの試合の前のセレモニーに良く似ている
感じもしますが。 元がポリネシアですから同じかもねえ。 エーホーマイ。
毎年初日にはミスアロハが選ばれます。18才から25才までの未婚の女性が
現代フラと古典フラを踊り、その結果ミスアロハとして選ばれることになっています。
今年のメリーモナークではちょっとしたハプニングがありました。
去年2010年のミスアロハとして選ばれたMahealani Mikaさんがミスアロハ
としての最後のフラをステージで見せてくれました。彼女のミスアロハとしての
最後の仕事が終わろうとした時に、ひとりの男性がステージ上に登場。
彼は彼女のフラのクム(先生)です。お疲れ様、とでも言うのかと思った次の瞬間、
何と、ステージ上で片膝ついて彼女に結婚のプロポーズをしたのでした。
これには会場から大拍手が沸き起こり、Mahealaniiさんは感激のあまり泣き出す
ことに。さらには指輪までしてもらい飛び上がって喜ぶ有様。狂喜乱舞とはこの
ことかという大ハプニング。 このMahealaniさんは何度も日本に来ているひとで
日本でもファンが多くフラファンの間では名前を知られています。 あのクムフラとの
仲も半ば公然として知られている事実ではありましたが、ああいうハプニングなら
暖かくて良いですねえ。 ちょいとウルウルの予期せぬ出来事でした。
ハワイの新聞の記事はこちらです。
ロマンティックサプライズでした。
メリモ開催期間中は天気も上々でしたが、終った途端に雨になり雷まで落ちる
変わり様。天気に恵まれたメリモで良かったですねえ。
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