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中秋の名月 - 秋二日昔にかえる花の江戸

2009-10-04 09:44:02 | 江戸由縁東京旧聞
昨夜の満月, 雲の間から顔を出したところ。



「夜もすがら~」は芭蕉の作。ここ自宅からそう遠くない
芭蕉庵で詠んだものとされている。いつの世もお月見は神
秘的な感じがするが、江戸時代ならなおさらだろう。
ずっと見ていても飽きることがない。気がついたら朝になっ
てしまう。

秋二日昔にかえる花の江戸

秋二日とは8月15日と9月13日のことで、15日は名月、
13日は後の月のことである。15日の月を見て、13日の
月を見ないことを片月見と言って忌み嫌われた。

今は新暦だが江戸の昔は旧暦だから秋は7、8、9月の3
ヶ月で、8月15日の中秋の満月は現在なら10月初旬になる。

月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月

「月」の字が8つあるので「この月」は8月ということが判る。

昨日の3日がいわゆる中秋の満月だった。月で暦を作っていた
江戸時代なら大体毎月15日が満月だから、十五夜お月さん♪
ということになる(但し微調整が必要なので暦は必ず見直され
絵の中に暦を入れる遊びが生まれる)。

昨日は朝から雨で夜はどうなるかと思ったが綺麗な月が出た。
昔ならススキにお団子というところか。




これはいつだったか、箱根のススキ。今頃の季節だった、


月は綺麗だったが「夜もすがら」ならず、サッサと寝てしまい
朝4時には目が覚めてしまった。これでは俳人趣味にはほど
遠いや。凡人には月の趣味はちょいと高尚です。

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