三年ぶりに諏訪湖が全面氷結したらしい
湖面をうねって走る亀裂を探る宮司の姿に古代の人の心を思う
「おみわたり」の「み」は蛇のことだ
脱皮を繰り返す蛇は死と再生の象徴
太陽のように東の闇の穴から現れて西の穴闇に潜り込む
夜の闇を恐れた古代の人たちは太陽の再生を祈って蛇を祀った
蛇行する姿は水の流れでもあるので
源流や湧き水を守るためにも蛇を祀った
天空を走り地を流れる蛇神を繋ぎ止め思いを伝えるために巨木を立てて祈った
いつしか王は交代し蛇神の名前は変えられていったが
名前は変えられても人々の信仰は変わらない
スワのウミが凍り付くたび蛇神は鮮やかに甦るのだ
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