午前6時に起床する
目覚めは悪いがとりあえず風邪は悪化してはいないようだ
いただいた時鮭を焼いて古漬けの沢庵を添える
いただいた五島のつみれと蕪の葉と長ねぎで味噌汁を作る
時鮭は文句無く美味い つみれの味噌汁も美味い
ありがたいことだ それにしても・・・
時鮭と書いて「ときしらず」と読ませるのは少々無理があると思う
要は産卵する前の春に獲れた鮭のことで
卵や白子に栄養分を吸い取られていないので身に脂が乗っているというわけだ
それくらい子孫を残すというのは過酷なことなのだよね
時鮭の姿を見ると鼻が長く伸びていないのでそれと判る 胴も太い
鮭児というのは時鮭よりも若い鮭のことで他の鮭よりやや小さくて
産卵するために岸に寄せ来る群れにほんの僅か間違って混じっているのだそうだ
時鮭も鮭児もなかなかに高価だ
昔は塩辛く漬け込むのが当たり前だったのでイクラや白子を取り除いた鮭でも充分に美味かったが
減塩が標準になってしまった今では脂の乗った時鮭や鮭児がもてはやされるようになったわけだ
産卵するために川に遡ると鮭の身体は銀色から斑な迷彩色に変わる 紅鮭なら真っ赤になる
そういう迷彩柄の鮭のことを幹の模様が似ているブナの木に例えて青森や岩手ではそう呼ぶけれど
そういえば淡谷のり子さんが「ブナが美味しいのっ!」と語っていたのは徹子の部屋だっただろうか?
確かにしっかり塩辛く漬け込んだ昔ながらの塩鮭は水気が良く抜けて
それに伴って魚臭さも消えて旨味ばかりが残っていたように覚えている
昔の塩鮭を焼くと腹のあたりに白い塩が吹き出して
それを弁当にすると塩鮭の甘い脂が米に染み込み
鮭の塩気といっしょになって「しみじみ美味いなぁ〜」と思ったものだった
昭和40年を過ぎると冷凍車が作られて生鮭が食卓に並ぶようになった
子供だった私はソテーやフライになった生鮭の美味さに夢中になったけれど
齢を重ねていくうちに昔ながらの塩辛い塩鮭のほうを好むようになっていった
今ではサーモンを握った寿司は喰う気にもなれない あっ!あれは鮭ではなかったね
いや!あれこれ文句を言うのはやめよう
喰いものに文句を言うなと父に教えられて育ったはずだった
これで小言幸兵衛も卒業かな? どうかな?
エチオピア・モカを飲み感冒薬とビタミンC 錠を服んでおく
仕事の前に北公園に寄ってみよう
ジョウビタキに会えるかもしれない
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