午前6時に起床する
足の腫れはかなり治まって痛みも弱くなっている これなら靴が履ける
いただいた倉吉の山芋蕎麦を茹でて冷やして皿に装いキュウリの繊切りを乗せたうえに
錦糸卵をたっぷり乗せて蕎麦つゆを張りさらにそのうえに白髪ネギを盛りつけ七味を振って手繰る
いただいた倉吉の山芋蕎麦は挽きぐるみで歯ごたえが良い 山芋の香ばしさが嬉しい
倉吉は古い家並みの残る街で訪れてみたい場所のひとつだ
鳥取という地域には古代に鳥取部(とりとりべ)があったというのにも強く惹かれる
あのあたりは・・・というのは北陸や山陰のことだが
蕎麦をいわゆる盛りではなくて鉢に装い汁をブッかけるやり方を良く見かけるしまた聞くのは
それが蕎麦の元々の旧い食べ方だからで猪口に溜めた汁に浸けて手繰るほうがずっと新しいことは
意外と知られてないことだけれどそういう歴史が日に日に薄れて消えていくのも仕方が無いこととはいえ
ちゃんと伝えておかなければ間違えるだけではなくて特に我が国の歴史に関して
ミスリードを狙ってねじ曲げる輩もいるので気をつけなくてはいけない 最近とみにそう思う
ここらで話を戻して・・・ブッかけ蕎麦のことだが
かつては粘り気の弱い蕎麦粉は麺状にしても茹でるとぶつ切りになりやすいので蒸していた
蒸した蕎麦はモソモソとしていて飲み込み難いので汁をブッかけて喰うしかなかったのだが
それを今のような蕎麦に打ってツルツルと手繰れるようにする技法を考え出した人が現われたのだった
それが誰なのかは諸説あるが結局良く判らない
よく判らないというよりも「俺が考え出した」と主張しなかっただけだ
これが日本人の美徳なのだ
考えた俺に「儲けた金をよこせ!」と声高に言う欧米人とは違うのだ
いや欧米人が皆そうではあるまい
多くの欧米人も我々と同じような心根を持っているはずだ
そういう厄介な輩が著作権などというえげつないモノを生み出しただけなのだ
蕎麦を巧みに繋いで滑らかな麺にする技法を思いついた者も
その前に幾人もの先達がいたからこそ思いついたのであって
まったくの無から生まれる発明などこの世には存在しないことなど誰でも知っている
たとえば絵を描く者にラスコーやアルタミラの洞窟壁画を描いた原始人から
著作権料を求められたとしたらどう思うだろう?
考える必要も無いことだとしか言いようが無いことだ などと・・・
今朝も1円の得にもならない暴言を吐いて小言幸兵衛は食後のコーヒーを淹れる
足が腫れて運転が出来ないので今日は電車で仕事場に赴くことにする
初夏の咲く公園を散策出来ないのが残念でならない
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