絵に押しつぶされて出かけられなかった日々はもう終わった
我が身を縛る鎖を振りほどき新緑の森に潜り込む
スジグロシロチョウはコオニタビラコの花で吸蜜している
木陰に咲いていたのはキンランに・・・
ギンラン
森は初夏の空気に満ちていた
日向の山道にいたのはハンミョウ
まさに・・・宝石箱やぁ~♪
カワトンボ舞い飛ぶ渓流を歩けば・・・
倒木にキノコが生えていた
調べたけれど名前は判らない
ケヤキの大木の根方に生えていたのはチョウジチチタケ
笠の裏側を触ったら白い乳液が噴き出してくるのがチチタケの仲間の証拠
手には丁字の香りが残っていた
突然降り出したヒョウ混じりのスコールの中を帰宅する
一昨年の夏に取材した魚沼の湿り気を帯びた風景を描こうと計画していたモノは
去年の3月11日の出来事ですべてが根こそぎ消し飛んだ
頭の中はいまだに凄惨な映像で満ちている
その上に美しい日本の風景を上書きするために旅したいと思う夕暮れ
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