S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

ばあちゃんの宇宙

2006-06-02 15:57:29 | Weblog
早いもんで6月・・・・半期終了です。衣替え、昨年からはクールビズだ。サラリーマン川柳で「ウオームビズ、おれの財布はクールビズ」なんていう傑作もあったなあ。
クールビズには、テレビで一番最初に出てくるのが、小泉さん・・・・・・、わたしは小泉さんという総理大臣があまり好きではないけれど、この人、わたしの死んだおばあちゃんに顔がそっくりなんだよね・・・・・・
だからつい小泉さんの顔見ると、死んだばあちゃんを思い出してしまう。・・・・いいばあちゃんだった・・・ばあちゃんと言えば、島田洋七さんの佐賀のがばいばあちゃんは、最高にすごいばあちゃんで、尊敬している。
わたしもこれからもっと年をとったら、あんなばあちゃんになりたいよ。「佐賀のがばいばあちゃん」は映画になった。

わたしのばあちゃんは気が強い人だったけど、おもしろいばあちゃんだった。いつも近所の観音様の方に向いて、「むにゃむにゃ」と頭をさげてお願いしているので、「ばあちゃん、毎日何お願いしてんの?」と聞くと、「ころっと死ねるようにさ」と言っていたが、ほんとにころっと死んでしまった。
わたしは子供の頃、母が仕事で忙しかったので、学校から帰るとその日にあったことはみんなばあちゃんに報告してた。宇宙のことを教わった日は急いで帰ってきて、「ばあちゃん、あのね、今見えてる星の光って何万年も前にその星を出発した光なんだってよ!。宇宙ってそのくらい広いんだよ、すごいね!光ってさ、ものすごい速さじゃん、その光の速さでも何万年もかかるくらい遠くにその星はあるんだよ。宇宙ってすごいね!わかる?」というと、一生懸命聞いていたおばあちゃんは、ひとこと「わかんねえ」・・・・・・・絶句!
でも今思うと、毎日観音様に神頼みして、ほんとうにころっと死んでしまったおばあちゃんの持っていた宇宙もすごい大きなものだったかもしれない。