S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

言霊(ことだま)

2006-06-16 16:27:35 | Weblog
「言霊」ということばを考えていた。きのうの日銀総裁の答弁で、「おさわがせして申し訳ありませんでした」というところ「おさがわせして申し訳ありませんでした」と言っていた。(さわがす)が(さがわす)に変わっているのだ、揚げ足をとるわけじゃあないけど、本当に申し訳ないと思っていたら、言霊が宿ってしまうのが人の言葉だろうとわたしは思っている。
小泉さんの言葉にもわたしは言霊が宿っていると思ったことは一度も無い。国会の答弁にしても記者会見の毎日の一言にしても、真実というものが感じることができないのだ。
わたしは霊とか、心霊写真とか信じない方だけど、「ことだま」は信じている。人がほんとうに心から発した言葉は届くと思っている。思いとか心は目に見えないものだけれど、それは人に届くという意味ではちゃんと存在しているものだからだ。
ほんとうに国民の為に働いている政治家は、その人の言動で伝わってくる。「さようなら」という言葉はひとつでも、その言い方によって中身の意味がまったく変わってくる。そんな思いをみんな味わったことがあると思う。
言葉は不思議だ、受け止めようと真摯になっていると、言葉は心に入ってくる。いいかげんだと言葉はただの切れ端のように心に入ってこないで落ちていく。難しい言葉とか、美しい言葉とか、そういうことは一切関係なく届く。

長女は今朝、少しいい顔で仕事に行った。困難は波のように押し寄せてくる、けれどきっと引いていく・・・・・ゆったりかまえて不安に立ち向かっていってほしいなあ。

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