ＫＺサンの優しい言葉に癒されたといっても流石に元気はなくなっているので、トロトロと東へ進路を撮り直し、今宵のお宿に向けて走り出します。
レークラインを抜けてこけしで有名な土湯温泉を経由するのですが、磐梯山辺りと違ってここまで来るとバイクもソコソコに走っています。
福島から東北自動車道で一気に走ろうかとも考えましたが、一向にテンションも上がらないので高速には乗らずに国道４号線を使って北上していきます。
走っているウチに段々と気分も良くなりますが、今度は寒さが身に染みてきます。 こういう時こそ白石でうーめんだろうと、ナビをセットし直します。
辿り着いたのは何故か関東家という名前の駅前から少し離れた商店街のハズレにあるお店です。
個人的にはうーめんはひっぱりと呼ばれる湯だめうどんのような食べ方をすると思っていたのですが、こちらの売りはカレーうーめんとのこと。 でも、そんなのは食べたくないので、スタンダードに天ぷらうーめんにしてみました。
ヲバチャンが詳しく説明してくれたのですが、うーめんは
* 太さは1.3ミリ
* 長さは９センチ
* 小麦粉と塩しか使わない
という定義があるらしいのです。 まあ、所詮は素麺と冷や麦と饂飩の中間というようなモノであります。
味のコメントはさておきましても、お腹が一杯になり身体が温まれば元気も出まして、今度は一気に高速で走り抜きます。 東北自動車道もこの辺りからは結構な高速ワインディングで普段なら楽しめる道なのですが、何となく目が着いていかない感じで多少の欲求不満の内に仙台近くで高速を下ります。
一般道を少し走れば今宵のお宿の秋保温泉で、素早くチェックインしてノンビリと師匠譲りの温泉ストレッチに励みます。 久々の長距離走行（といっても、500キロ）の疲れというよりも、前週からの披露の蓄積もあり結構身体にガタがきています。 お宿は素泊まりなので湯上がりにビールを軽く飲むだけにして、起きても体調が悪かったらトッとと帰ってしまおうかと考えているうちにすぅっと眠りに落ちていきました。
ということで、「続き」は入湯税込みで素泊まり3850円のお宿の紹介から始めることにいたします。
（続く…）
