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ASUS ZenTour年末年始大感謝祭! ZenFone3(ZE520KL)レビュー~デザイン編~

2017年01月25日 21時00分00秒 | ZenFone情報
1月20日に開催されたZenTour年末年始大感謝祭!東京会場の様子はこちらから
ASUS ZenTour年末年始大感謝祭! 東京に参加してきた~前編~
ASUS ZenTour年末年始大感謝祭! 東京に参加してきた~後編~


ZenTour年末年始大感謝祭!参加者に貸与されたZenFone3(ZE520KL)のレビューをしていきます。
こういう状況ですと、褒めて褒めて褒め倒すのが大人の正しい対応だと思いますが、ASUSさんからも辛口でお願いしますと言われておりますので、個人的にイマイチと思うところは遠慮なくイマイチと書かせていただきます。

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今回はZenFone3(ZE520KL)のデザインを見ていきたいと思います。また、参加者に配布されましたDESIGN for ZenFone認定のハイブリッドケース(RT-RAZ3CC2/C)とAMAZONで間違って購入してタンスの肥やしになっていた99円ケースこと【極み。-KIWAMI-】も紹介していきます。

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ZenFone3(ZE520KL)
会場では色はランダムに配布(参加者同士で交換可)されました。私はパールホワイトをゲット。通常購入する際は黒系の色を選びがちなので、こういう機会に白系も良いかなと思います。

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外箱は黒系統の落ち着いた色の箱で高級感があります。ZenFoneは引き出しタイプのポップな感じの外箱が多かったですが、ZenFone3は高級感を前面に押し出している感じで、なかなかに良い雰囲気です。


開封
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本体の下にある薄箱にSIMトレー用ピンに説明書・保証書、その下にACアダプタ・USBケーブル(端末側はTypeC)・ZenEar(ハイレゾ対応ではない)・交換用イヤーピースが入っています。付属品は本体カラーに関係なく白になりますので、本体とのトータルコーディネートを考慮すると本体はパールホワイトを選ぶのが良いかも(>_<)

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SIMトレー用ピンはASUSロゴ入り

本体を見ていきます

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正面
プレゼンでも触れられた2.5Dガラスを全面採用した前面は、今までのZenFoneシリーズよりも高級感があります。2.5Dガラスですので側面から中央に向けて画面をなぞる時はスムースです。

ここがイマイチ
2.5Dガラスは保護フィルムを選びます。ZenFone3ではCorning社のGorilla Glass3を搭載しているため、基本的には保護フィルムなどは不要というスタンスなのだと思いますが、大事に使いたいという心情を考慮すると傷防止のために何らかの保護をしたいと考える人も多いと思います。しかしエッジ部が2.5D曲面ですので、エッジ部まで保護できる商品はほぼありません。見た目の高級感を取るか保護フィルムの貼りやすさを取るか・・・個人的には保護フィルムが貼りやすい方が嬉しいです。

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前面下部のハードウェア(タッチセンサー)キーは光りません。コスト的な問題だそうですが操作に応じて光る事で暗いシーンでの操作性が大幅にアップしますので、次作以降は下位機種でも光るようにしていただきたいです。
*ZenFone買いたいけど光らなくちゃイヤ!という方はZS570KL、ZS550KL、ZU680KLを選ぶと光ります。ZC520TLは画面内ソフトキーですので暗い場所でも操作は容易です。

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通知ランプは右上。ZenFone2シリーズ一部機種は通知ランプが奥まった所にあり斜めから見たときに見にくい場面がありましたが、ZenFone3ではその問題は解消され斜めからでもきちんと視認できます。一方で相変わらず小さいランプが一つだけというのは寂しい感じもします。昨今のPCマザーボードのようにこれでもかと光る必要はありませんが、通知がもっと目立つように光っても良いように思います。昔のガラケーとかアホみたいに着信ランプ光ったんですけどねw

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背面
背面もガラス製です。ZenFone2時代は蒲鉾状に湾曲したデザインで持ちやすさをPRしていましたが、今回は平面かつガラス製で前面同様高級感を与えるデザインとなっています。また、ZenFoneのデザインアイデンティティである同心円の加工がされているのも特徴です。指紋汚れはサファイアブラックだとそれなりに目立ちますので要注意。パールホワイトはあまり気になりません。光をあてれば同心円状に光ります。

ポイント
デザインアイデンティティの同心円はパールホワイトよりサファイアブラックの方が目立ちます。

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カメラ・指紋認証センサー
カメラは上部中央、カメラ横にLEDフラッシュとレーザー測距装置、下部に縦長の指紋認証センサーが搭載されています。ボタンの配置こそ違いますが、このデザインはZenFone2時代の特徴を受け継いでいます。

ここがイマイチ
カメラが1~2mmほど出っ張っています。昨今の高性能カメラ搭載モデルに多いデザインですが、机において操作する際にこの出っ張りのせいでグラグラしてしまいます。ケースなどで背面をフラットにする事は可能ですので、利用シーンを考慮し対処する必要がありそうです。個人的にはカメラユニットの薄型化が難しいのであれば、全体的にもう少し厚みを出してその分電池容量を増やすなどでも良かったのではないかと思います。


側面

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上部 イヤホンジャック

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下部 USB-TypeCコネクタ、スピーカー、マイク

USB-TypeCコネクタ採用でUSB接続時に上下を気にせず差せるのは大きなメリットです。移行期ゆえに既存のUSB-microB端子のケーブルや周辺機器を利用する際に変換コネクタが必要になりますが、将来的にTypeCコネクタが標準となるのが火を見るより明らかですので先行投資だと思ってください。

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右側面 音量キー、電源キー

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左側面 SIMスロットトレー

側面はダイヤモンドカット加工が施されアクセントとなっていて高級感が漂います。

ZenFone2との比較では音量キーが背面から、電源キーは上部から側面に変更されました。よりオーソドックスな配置ですので他社端末からの移行でも違和感なくすぐに馴染めるのではないでしょうか。SIMは背面カバーを開ける方式からトレースロット方式に変更されました。ZenFone2シリーズの背面カバーは開けづらいことで有名で、何名もの猛者たちが爪をやられたり・・・はしていないでしょうけど、ピン式になった事で交換は容易になりました。

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トレーはmicroSIM(スロット1)+nanoSIMまたはmicroSD(スロット2)になっていますので、通常はスロット1にSIMカード、2にmicroSDという運用になると思います。この端末の特徴の一つであるDSDSを実現する場合はmicroSDを諦める必要があります。

SIM組み合わせ例
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microSIM+nanoSIM
nanoSIMをスロット1で利用する場合はゲタが必要

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nanoSIM(ゲタ)+microSD

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SIMカードはnanoSIMを選びゲタを利用する事で両方のスロットに臨機応変に対応できます

ここがイマイチ
SIMカード2とmicroSDは排他利用です。この端末で強化されたカメラ機能を楽しみたい場合、データ保存用microSDは必須だと思いますのでDSDSは諦める必要が出てきてしまいます。一方DSDSを実現するためにはmicroSDを諦める必要があり、本体のROM容量32GBで昨今の基準からは決して大容量ではない本端末では、データをPCやクラウドに都度待避させるなど対策が必要となります。コストや実装面で難しいのかもしれませんが、DSDS対応のZenFone3シリーズ共通でこの仕様ではなく、せめて上位機種(DX、Zoom)だけでもmicroSDスロットをSIMスロットとは別に設けて欲しいです。

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ACアダプター
入力:100-240V 50/60Hz 0.3A
出力:5V 2A

そこそこ小型のワールドワイド対応のACアダプタです。コネクタ変換アダプタを利用する事で海外旅行時も困らないと思います。欲を言えばコネクタ部分が可倒式ですと持ち運びに楽ですけどコスト的に難しいでしょうね(>_<)


ZenFoneとの比較

手持ちのZenFone2 Laser、Selfieと比較してみました

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5インチの2Laserと5.2インチの3がほぼ同じ、5.5インチのSelfieは一回り大きめです。

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ZenFone2 Laserとの比較。若干ですが3の方が大きめですが、画面サイズを考慮すると3のコンパクト設計が光ります。

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厚さはZenFone3が一番薄い(Laser、Selfieの厚さはほぼ一緒)ですが、デザインの関係で持ちやすさは3機種とも大差ないように感じました。


デザイン総評
ZenFone2時代に比べ高級感が大幅に増しています。人によっては取扱上の気になる点(2.5Dガラス、カメラの出っ張り)もありますし、デザインは主観が入るものですが概ね多くの方が満足できるものになっているのではないでしょうか。

日本ではパールホワイト・サファイアブラックの2色展開ですが、ZenFone2時代のように多色展開だったらよかったと思います。ワインレッド(濃赤)や台湾限定のアクアブルーなどのポップな色、見る角度によって色が変化するマジョーラカラーも映えそうなデザインだと思います。
*2色展開なのはZenFone2の多色展開で在庫管理に苦慮した経験からかもしれませんけど・・・


ケースの紹介
プレゼンではデザインの良さを実感するためにも裸で使って欲しいというアナウンスもありましたが、ASUS謹製はもちろん、サードパーティーからもZenFone3用のケースが多数発売されています。

ray-out製 DESIGN for ZenFone認定 ハイブリッドケース(RT-RAZ3CC2/C)
http://www.ray-out.co.jp/products/raz3cc2/
携帯電話やスマホのアクセサリーで有名なray-out製のハイブリッドケースです。側面はTPUケース素材で衝撃を緩和し、背面はクリアなプラスチックでZenFone3のデザインを引き立てます。

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装着例

側面は前面背面側ともTPUケース素材が1mm弱出っ張ります。この出っ張りのおかげで前面を下向きに机に置いた際も画面と机に隙間が生まれ擦り傷などの防止に役立ちます。一方でエッジ部分が出っ張るわけで2.5Dガラスのありがたみは薄れます。

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背面はプラスチック素材の厚み≒カメラユニットの出っ張りでフラットになる上に、TPU素材の出っ張りのおかげで背面側を下に机に置いた際もぐらつく事がありません。カメラも机に直接接しないのでレンズ部分の保護にもつながります。机に置いて作業する際にはこの手のケースが必須になると思いますし、そういう作業が多い方にはオススメのケースです。

左側面下部(バックキー横付近)にはストラップホールがあります。
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ストラップ装着例
標準的なひもの太さであれば問題なく装着できます。ひも部分が端末本体側面と接した状態になりますので、長期間利用後ケースを外した際に端末の接触部分に塗装剥げなどが発生するかもしれません(要検証)。


AMAZON 99円ケース 【極み。-KIWAMI-】
購入時のリンクからは消滅しているので販売終了品かもしれませんがレポートしておきます。

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こちらは前面TPU素材で素材の厚みも薄く保護はできますが耐衝撃性能がどの程度かは未知数です。各種穴などもフィットしていますので値段を考慮すれば悪くない選択だと思います。

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カメラ部分の出っ張りはそのままですので、このケース装着後も机に置いての操作時はぐらつきます。

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付属の液晶保護フィルムはサイズがあまりにも小さすぎるように思います。画面表示部分をすべて保護できない、すなわちフィルムのエッジ部分が画面表示部分にかかりますので画面も見にくくなりそうです。


ケース総評
ハイブリッドケースは保護性能、背面デザインの見せ方、ストラップホールなど良い商品だと思いますし、机に置いて操作するシチュエーションが多い方なら操作感が格段に向上しますのでぜひ装着してみてください。一方99円ケースの方は99円という価格を考えれば良くできていますが、高級感あるデザインにこだわったZenFone3に付けるにはチープな感じがしますのであまりオススメしません。


次回は機能や操作性についてレビューします


ZenFone3用ガラスフィルムのオススメがあったら教えて欲しい今日この頃・・・


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