2016年は観光列車の当たり年・・・じゃなくて、たくさんの観光列車に乗車する機会に恵まれました。せっかくですので、個人的にオススメする列車を紹介しようと思います。なお、乗車時期は記載の通りで、現状の運行形態や内容と異なる場合がございますのでご了承ください。。
他の年の記事は・・・
2016年:今年乗った観光列車オススメランキング~2016~
2017年:今年乗った観光列車オススメランキング~2017~
2018年:今年乗った観光列車オススメランキング~2018~
2019年:今年乗った観光列車オススメランキング~2019~
2020年:今年乗った観光列車オススメランキング~2020~
私はゆとりではないので、一番下に合わせて仲良くゴール!すべての列車がオススメです(キリッ)なんて馬鹿げたことはしません。ベスト5形式で発表させていただきます。今回のランキングは今年乗車した列車のランキングであり、今年運行開始した列車のランキングではありませんのでご注意を。最後の方に乗車レポのリンクがありますので、興味がある列車がありましたらそちらも併せてご覧いただけると幸いです。
オススメ度 第5位 ”JR西日本 花嫁のれん”
JR西日本 花嫁のれん
車内の様子
スイーツセット
こちらは移動する時間を優雅に過ごす列車だと思います。金沢から七尾・和倉温泉までの景色は正直微妙です。しかし、車内は煌びやかの一言で乗車中ものんびり座って、同乗者と談笑するというのがコンセプトなのだと思います。乗務員は和倉温泉の有名旅館で研修を受けていますので、サービスの質も高いです。残念な点は人気がありすぎて予約が簡単に取れないことでしょうか。オススメは1号車です。
オススメ度 第4位 ”のと鉄道 のと里山里海号”
のと鉄道 のと里山里海号
車内の様子
食事
スイーツ
この列車はスイーツプランの酔っ払いが非常に惜しかったです。あれが無ければもう少しオススメ度は高かったです。花嫁のれんから乗り継げる列車という意味で一体的な利用がオススメです。乗車時間は70分ほどですが、私が乗車した食事プランなら食事→郵便車→能登半島の景色と時間配分がわりと良い感じです。車内も車体こそ普通車と同じですが、観光列車として新造された物ですのでとても綺麗です。私はオススメしますが、同乗者次第で残念な結果になるかもしれないのでその辺はご容赦を。
番外 ”ウィラートラベル レストランバス”
レストランバス
車内の様子
食事
バスでも新しい試みが見られました。その代表とも言えるのが”ウィラートラベル レストランバス”。今回は夏期2週間限定で運行された東京コースに乗車することができました。お値段や乗車時間を考えるとお試し的な意味合いが強い東京コースでしたが、その短時間の体験でもレストランバスのコンセプトや運行にかける意気込みを感じ取ることができました。お試し運行ゆえの残念な点(発着場所や東京観光バスの代名詞ハ○バスに劣る観光案内)もありますが、それを補って余りあるレストランバスというコンセプトの魅力に欠点はそれほど気になりませんでした。通常コースですとお値段もそれなりにするので気軽にオススメはできませんが、今回のような手軽に利用できる機会があれば是非体験していただきたいです。
オススメ度 第3位 ”富士山ビュー特急”
富士山ビュー特急
車内の様子(特別車両)
車内の様子(自由席車両)
スイーツ
いわゆるスイーツ列車です。デザインは水戸岡氏。どこかで見たようなデザインが散見されますが、観光列車としての雰囲気作りは流石の一言に尽きます。今回の目玉はスイーツプランです。列車曜日限定ですが、実質1,500円ほどの追加でスイーツとドリンクがいただけ、1時間ほどの移動時間を優雅に過ごすことができます。沿線には富士山をはじめとした観光資源にも恵まれ、スイーツプランで乗車する分にはサービスにおいても十分に満足がいく列車でした。残念なのは自由席窓側のしつらえでしょうか・・・
オススメ度 第2位 ”えちごトキめき鉄道 雪月花”
えちごトキめき鉄道 雪月花
車内の様子(1号車)
売店
最初に書きたいのは、乗務員の雪月花に対する愛情の注ぎ方がはっきりと分かった事です。この列車に対する自信と最高のおもてなしをしようという意気込みが感じられました。この列車は当初食事プランは2名以上での予約が必須でしたので乗車のみの通常プランしか利用できませんでしたが、2016年7月からは1名利用でも食事プランを選べるようになり、列車のサービス内容を柔軟に選べるようになったのも良いと思います。車両は新造の観光列車。昨今の観光列車は改造車が一般的ですが、観光列車を一から作るとやはり大胆なデザイン、内装を採用できるため特別な列車に乗っている感覚もより一層強くなります。列車の走る沿線は決して風光明媚な場所では無いかもしれませんが、運行側の工夫でそれを感じさせないようなサービスを提供しています。今回のランキングで上位に来る列車の特徴としてはハード面だけでは無くソフト面でも観光列車ならではのサービスを提供する意思が見られることがポイントとなります。昨今の観光列車があふれている状況では、いくら良いハード(車両)を用意しても、ソフト(人的サービス)が伴っていないと満足感はえられません。この雪月花はハード・ソフトとも素晴らしく、次回乗車する機会があれば食事プランで乗車してみたいところです。
オススメ度 第1位 ”西武鉄道 旅するレストラン 52席の至福”
西武鉄道 旅するレストラン 52席の至福
車内の様子
提供される食事の様子
価格・車両・サービス・食事すべてにおいて満足いくものでした。秩父という観光資源はありますが、沿線は途中まで至って普通の通勤路線という環境で、観光列車をどのように成立させるのか疑問はありましたが、乗車してみたらあらやだ素敵って感じでした。都市の街並みが広がる区間で食事を提供し、飯能から先の自然が広がる区間ではケーキバイキングを楽しみながら山々の景色を見て談笑、あっという間に秩父に到着という素晴らしい時間配分、埼玉県沿線の食材を使った料理(時期により異なります)、ライブキッチンやサプライズ仕立てで乗客を飽きさせない工夫も良いです。フリースペースとなっている4号車を活用できればもっと良い列車になる可能性を秘めています。内容を考えるとランチで1万円はお値打ちです。人気があっても安易に値上げしない西武鉄道の姿勢も個人的には共感できます。山手線駅発初の観光列車がこの出来ですと、二番手三番手はかなり頑張らないといけませんね。
今回あげた5列車はどれもオススメできる列車です。乗車機会がありましたらぜひ乗ってみてください。
2016年乗車した観光列車一覧
4月
・西武鉄道 旅するレストラン 52席の至福
5月
・富士急行 富士山ビュー特急
6月
・JR東日本 SLばんえつ物語
・JR東日本 おいこっと
・北越急行 ゆめぞら
・えちごトキめき鉄道 雪月花
・JR東日本 現美新幹線
7月
・JR九州 あそぼーい(門司港)
8月
・WILLER TRAVEL Restaurant BUS
10月
・JR東日本 伊豆クレイル
11月
・JR西日本 ベル・モンターニュ・エ・メール
・JR西日本 花嫁のれん
・のと鉄道 のと里山里海号
来年は"JR東日本 四季島"と"JR西日本 瑞風”というJR本州2社のクルーズトレインがいよいよ運行開始です。もっとも、クルーズトレインは敷居が高すぎで乗車するにはハードルが・・・ 比較的お手軽なのは”伊豆急行 ロイヤルエクスプレス”が目玉でしょうか。JR九州も新しいD&S列車を人吉方面でダイヤ改正から運行開始します。ともに水戸岡デザインですので、悪い物は出てこないでしょうが、若干食傷気味なのと、日本中で走っている水戸岡デザインの観光列車の中でどのような個性を発揮できるのか楽しみです。JR四国も新しい観光列車が4月に登場予定です。
個人的にはすでに走っている列車の中では"JR四国 伊予灘ものがたり””近鉄 青の交響曲””京都丹後鉄道 くろまつ あかまつ あおまつ”は是非乗車したいですね。
ー年末のご挨拶ー
本年もグダグダなブログにお付き合いいただきありがとうございました
来年もよろしくお願い申し上げます
みなさま良いお年をお迎えくださいませ
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