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食と酒と会話を楽しむ伊豆クレイルに乗ってきた~前編~

2016年10月22日 21時00分00秒 | 鉄道
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10月の週末に小田原と伊豆急下田を結ぶ観光レストラン列車”伊豆クレイル”に乗車してきました。今回乗車したのはびゅう旅行商品のランチコース(3号車コンパートメント席)となります。

結論から書きますと、女子会とかそういう感じのコンセプトで作られた観光列車と自分は相性が良くありません!文章の至る所に否定的な意見が散見されますので、そんなの見たくも無い方はブラウザバックするなり他の方が書かれた乗車記を見ていただくと良いと思いますよ。

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旅のスタートは小田原です。自分はJRで来ましたが、東京方面からなら小田急ロマンスカーで来るのも良いのでは無いでしょうか。

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改札内には伊豆クレイルの記念撮影用のボードも。

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伊豆クレイルの切符。お友達さんがびゅうプラザで格闘してゲットしてくれました。運行開始間もないこともありますが、潜在的需要が大きいと思われる首都圏での運行ですので、しばらくは予約が取れない状況が続くのでは無いでしょうか。

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小田原発の下り列車利用時のみ小田原駅伊豆クレイル専用ラウンジが利用できます。

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伊豆クレイルラウンジ内
ラウンジ内は4人用席が3組12人分、3人掛けのベンチが4脚12人分で合計24人座れます。伊豆クレイルの定員は98人です。発車までのひとときを非日常空間のラウンジで過ごせるというのは旅の気分を盛り上げる上でも非常に良い事だと思います。でも、24人分です。私たちはラウンジ開店時間の10時30分前からラウンジ前で待っていましたので、ひとときではあるものの優雅な時間を過ごせました。しかし、発車間際(11時頃)には多くの人であふれかえり落ち着いてゆったり過ごすことすらできないような状況でした。これでは、折角のラウンジも意味が無いように思います。このラウンジはびゅう旅行商品利用者専用(1列車の利用者は最大で46人)にしても良いかもしれませんね。

また、ラウンジでの飲食サービスはありません。ラウンジ内に自動販売機や売店スペースも当然ありませんから、何か飲み物が欲しくなったらラウンジを一度出て購入しに行かなくてはいけません。この辺もどうにかならないですかね。

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小田原城(天守閣だけなら往復30分で観光できます)を眺められます。ナイス柱orz

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箱根名産の寄木造りなど、地域の名産品も展示されていました。

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ラウンジ内では伊豆クレイルのグッズが配布されていました(先着順・無くなり次第終了)。紙袋は配布品ではありません。

ラウンジのコンセプトや雰囲気は良いと思いますが、定員や飲料の事を考えるとちょっとお粗末かなと思いました。

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伊豆クレイルは東京方面から回送(国府津の車庫からでしょうか)され、一度熱海方面に引き上げた後、出発8分前を目途に入線します。運用上仕方が無いとはいえ、始発駅なのに5分前くらいにならないと乗車できないというのも慌ただしいと思います。

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3/4番線ホームの待合室は伊豆クレイルの装飾がされていました。ホーム待合室は一般の乗客も利用可能です。

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伊豆クレイルラウンジからホームに下る階段には装飾も。もっとも、階段を下るわけで振り返らないと気がつかないのですが、それを見越して振り返って的なメッセージもありましたw

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乗車目標も伊豆クレイル使用です。なお、小田原駅乗車時は指定された号車からのみ乗車可能で、車内撮影してやんよ!とか考えている方はあきらメロン(^^;)

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熱海方面から入線。黄色線の内側は危ないよ。

車内の様子
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1号車(びゅう旅行商品・定員24名)
1号車は進行方向左側の海側を向いた席と、山側の2人用ボックス席が並んでいます。この号車のみ座席部分がかさ上げされていて、若干見晴らしが良くなっているようです。もっとも、窓の大きさは種車(651系スーパーひたち)のママですから、若干上方向が気になるかもしれませんね。

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2号車
バーカウンターとラウンジがあります。車内イベントもこちらの号車でおこなわれます。地産品ショップ「のもの」形態の売店となり、伊豆の地産品を取り扱っています。

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3号車(びゅう旅行商品・定員22名)、4号車よりに多目的室あり
3号車のコンパートメント席は4人用5室と2人用(車いす対応)1室となります。横幅も広く、窓も1室1窓になっていますので眺めも良いです。追加料金は無いので利用人数が条件を満たせばこの号車が一番のオススメです。

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4号車(グリーン車指定席・定員52名)
伊豆クレイルは快速列車ということもあり、通常の指定席では無くグリーン車指定席扱いとなっています。快速グリーン車ですので青春18切符では乗れません。内容はスーパーひたち時代の指定席車両で座席も特急車両指定席相当です。車端部は4人用ボックス席(3ボックス)と荷物置き場となっています。正直言わせていただくと、この車両のせいで伊豆クレイルのコンセプトが微妙になっているような気がします。なお、照明カバー装飾は1~3号車のみで4号車にはありません。

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車いす対応お手洗い(3号車の4号車よりデッキ)
お手洗いは1・3号車にあります。1号車と3号車山側はスーパーひたち時代のまま、3号車海側には車いす対応が新設されています。ウォシュレットはありません。

後編に続きます

伊豆クレイル
http://www.jrizu.jp/izucraile/






4 コメント

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Unknown (Kimi)
2016-10-23 22:43:02
>ロックさん こんばんは。ご無沙汰しております。
JR東日本はここ数年各地に観光列車を走らせていますが、言われるように中途半端な列車が多いように思いますね。TEの頃はとても斬新だったのですが、最近は同じような意匠の内装で地元の名産品を食べる、お酒を飲む、地元の観光協会や商店に出店を出して貰うというのが王道みたいな気がします。観光列車を乱立するための手法なのでしょうか、コンセプトが走り出した列車に昇華されきっていない中途半端な物が量産されている感じです。そういう列車ですとまた乗ってみたいとは思わないのも仕方が無いでしょう。

昨今は私鉄や三セクでも観光列車がブームになっていて、今年だけでも様々な列車が登場しました。私鉄や三セクですと必然的に1列車のみですから、乱立する(せざるを得ない)JR東とは違い、コンセプトがよく練られそれが車両やサービスにつながっているように思います。
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Unknown (Kimi)
2016-10-23 22:35:16
>とまとさん こんばんは
どんなコンセプトの観光列車も、ふたを開けてみれば団塊世代のリタイア組の利用率が高いので、女子会とはほど遠い感じですねw

列車とは関係ありませんが、ガラケー時代からスマホ黎明期にかけて、女性向けだからと安易にピンクを設定して売れ残り→格安で処分という時代がありましたが、昨今のマスコミや広告会社が作り上げた女子会も同じニオイがしますw
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Unknown (ロック)
2016-10-23 17:09:32
初めてコメントします。

最近のJR東日本の観光列車全般にいえることですが、列車のコンセプト自体はわかるんだけどどこか中途半端というか詰めが甘い印象を受けるのは自分だけでしょうか?
私の地元の「SL銀河」がその典型なんですけど、そのせいでどれも一度乗ったらいいやというのが正直なところです。
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Unknown (とまと)
2016-10-22 22:55:37
対象をかなり絞った商品ですね~
該当する人はいいんでしょうけど....
うーん^^ 明日の記事に期待します^^
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