今年は、人と会うのが気軽にできなかったので、家で過ごす時間は多かったかもしれない。
私は家にいても退屈はしない。
花の種をまき、芽が出てすこしづつ大きくなっていくのをながめるのは楽しい。
刺繡もすこしづつ、こつこつ根気よくめげずにつづけていけばいつかは完成する。園芸と手芸は似た者どうしなのかも。
昨年の秋にまいた、デルフィニュウムの花は長く咲き続けている。庭に植えたものと鉢植えにしたもの。
今年は黄色のはまなすが2つ花芽を持った。白いはまなすは大きくなってたくさん咲くが、黄色はこれまで一輪しか咲いたことがない。
窓辺のピンクのバラも今が一番美しい。花芽はたくさんつくが、花を大きくするためにつぼみが小さいうちにはさみでつまんでしまう。
今はバラの刺繍をしている。
これは完成したもの。下の作品は途中のもの。クロスステッチはおしゃべりしながらはできない。どこを刺しているか確認しながらの作業だから。気が付いたときにずいぶんまちがってしまっていたら、何とかごまかせるか考える。それが難しければほどいてやり直すしかない。
こんな地味な作業、どこがいいのという人もいるに違いない。とても耐えられないという人もいるに違いない。
無心になれる
出来上がった時の喜びは大きい。