のんこ昔ばなし

隠れ家的な。

大東亜宣戦大詔謹解 福手久隆 昭和17年

2013-03-10 12:44:14 | 昔の本

日支事変より4年半。

昭和16年12月8日発せられた、開戦の詔の意味解説書。

翌17年2月に発行されている。

発令後、天皇のお言葉が難しすぎて大多数の国民が、どう読むのでしょう、どういう意味なのでしょうと問い合わせが相次ぎ

解読本の発行となった。

解説者はあとがきに、こう書いている。

『さるにても諸君よ、開戦と同時に我が陸軍、海軍、空軍のまざましき活躍は何と評すべきか、古今東西実に較ぶべきものなく。

世界中、皆、舌を巻きて驚嘆し人間業に非ずというてをるではないか。が、諸君よ、是は皆、平素の命がけの訓練と錬熟との賚(たまもの)ではないか。命を棄てて国に殉じたる故ではないか。

そこで百僚有司に立つ人も、一般の庶業に従事する人も、皆、命を棄てて国に殉ずるという心で一致協力、夫々の道に躍進すれば、戦争が長引いて五年となろうが、十年、百年となろうが決して恐る事はない、必ず最後の勝利が日本に在るに決まって居るのだ。』

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