のんこ昔ばなし

隠れ家的な。

富山の薬売り(古ちらし)

2013-01-08 15:28:16 | 昔のちらし



その昔、年に1,2回富山の薬売りの行商人さんが訪ねてきました。

大きな風呂敷包みをよっこらしょと土間の上がり台に降ろしますと、やなぎごおりを開きます。

子供心にわくわくと、祖母の後ろに控えておりました。

お目当ては、お土産の紙風船。

厚紙でできた薬箱に、新しいお薬を補てんしていきます。

使った分だけお支払。

お茶をふるまい、ひとしきり、祖母と茶飲み話をし、また次のお宅へ。

そのおじさんが置いて行ったちらしです。

ヅーシは、頓服。

熱が出たり、歯が痛い時お世話になりました。

粉薬で、オブラートに包んでもらい砂糖水で飲みました。

仁愛アースは塗り薬。オロナインのようなものだったのかな。

久保医薬品の製品ですが、当時、福井、富山あたりの会社だったらしいです。

そういえば、昔は行商人宿というものがあって。

繁華街でもなく温泉地でもない、こんなところになんで旅館が?という場所にひっそりありました。

いまは、みかけませんねぇ。





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1 コメント

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Unknown (yo-サン)
2022-06-19 09:26:36
なつかしいねぇ。ホント!
まさに Good old days です。

ときどき「お元気かしら」と思いつつ。
また御目文字叶いますことを。
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