あちこちでタンポポが綿帽子をかぶっている。
子供の頃、よく吹き飛ばしたりしたよね。
今の子供たちも吹き飛ばしたり、頭を撫でるようにして
タンポポの種が飛ぶのが楽しいみたいだ。
けど、会話が私の子供時代とは少々違うみたい。
運動公園でランドセルを背負った男の子たちがタンポポを飛ばしたあと
「うちのおじいちゃんも頭が白くて髪の毛が少ないからかふわふわしているんだよ」
「ほんとだ。タンポポみたいだね」
「おじいちゃんの頭もこうしてガシガシしたら髪の毛飛んでいくかな?」
「やってみたら?」
「少ないの気にしてるみたいだから無くなったら怒るかも」
「ハゲたら可哀想だからやめとく」
「そうだね。おじいちゃん可哀想だよね。タンポポはまた生えてくるけどねー」
…そだね、可哀想かもね。やめといたほうがいいかも…(;^_^A