クリームソーダというと、私の子供の頃に、
数か月に一回位、動物園に行った帰りにレストランで食事を楽しんだことを思い出す。
飲み物のカウンターでお兄さんが色々な飲み物を作っていた。
色々なグラスや器やスプーンが並んでいて、
素早い動作で色々な飲み物やパフェを作り出すお兄さんは魔法使いのようだった。
このレストランに来たら、飽きることなく、お兄さんが作るのを弟と二人で、ずっと見ていた。
とても優しいお兄さんで、オレンジやウエハースの形の悪いのがあると私達にプレゼントしてくれた。
食事がテーブルにくると母が呼びにきてくれて、いよいよ私達が頼んだクリームソーダの番。
また見ている私達に、お兄さんは手つき鮮やかにクリームソーダを作って
普通は一つのせる、さくらんぼを
毎回、私達には、たくさんのせてくれた。
うれしくて、お兄さんに何回も「ありがとう」と言って、
私達のテーブルに運んでくれるお兄さんに着いていった。
十数年過ぎて娘を連れて動物園に行った帰りに、またあのレストランに行った。
あのお兄さんはおじさんになっていたけど、相変わらず優しい人だった。
今度は私ではなく、娘がお兄さんが作るのをずっと見ていた。
娘が頼んだクリームソーダをお兄さんが作って娘とテーブルにやってきた。
「お久しぶりですね、クリームソーダですよ」
そういって持ってきてくれたクリームソーダには私の分にもたくさんさくらんぼが乗っていた。
ビックリした私に
「懐かしいですか?娘さん貴女にそっくりですね!私も懐かしかったですよ」
今でも私はクリームソーダが大好きだ。ヽ(´▽`)/