先日の日曜日は久しぶりに穏やかな春らしい日だった。
朝早くガーデンに出て、まず目に飛び込んできたのは…
優しいピンク色の花をふんわりと咲かせた姫こぶしの花。
朝はまだ幾重にも折り重なって頑なな表情のつぼみが
日が射すにつれ固く結んだ花びらをおもむろに開き始め
ついにはこれ以上は無理と思われるほどの開きっぷり!
毎年、春まだ浅い頃に、四方八方に伸びた細い枝先に
やわらかなピンク色の大輪の花を咲かせる姫こぶし…。
この花が咲くとガーデンの景色が一気に春色に染まり
まるで、灰をまいて枯れ木に美しい花を見事に咲かせる
日本昔話の「はなさかじいさん」の仕業のように思える。
年度末の仕事に追われていて、ふと気がつくともう4月。
これからガーデンは一年中で最も楽しみな季節を迎える。