春の花たちが次々に咲き始め
山庭がずいぶん春らしくなってきた。
日当たりの良い南面の花壇では
ボーダーに植えた芝桜が勢いよく広がってきた。
その芝桜の中を蜜を求めて
花から花へと飛び回るチョウチョ。
見ると、気の毒に…羽がボロボロだ。
この子もノラと同じように傷だらけで必死に生きてる。
シャクヤクや牡丹、バラも新葉が出始めた。
そして春の主役のチューリップ。
赤色や黄色、そしてピンク色や
赤色、白色など、色とりどりの花を
可愛らしく咲かせている。
朝見た時には花は閉じているが
日が昇るにつれて…
花がどんどん開いていく。
ここまで開くと、到底チューリップには見えず
やり過ぎ感が否めない。(笑)
アネモネも咲き出した。
ウットリ見惚れるほど美しい花だ。
ペラルゴニフォーラムも
ツルニチニチソウも
スズランスイセンも
見る見るうちに花が咲き広がってきた。
そしてムスカリも
至る所にニョキニョキと出てきた。
4月を迎え、山庭はこれからもっとたくさんの花が咲き
まもなく一年中で最も輝く季節がやって来る。
その日を迎える楽しみのために
ガーデニングをしていると言っても過言ではない。
「へえ~、オバサンは花を見る楽しみのために…ですか?」
おや、ノラくん!雨なのに…そこに居たの?
「はい!ボクは、ご飯を食べる楽しみのために…」
「雨の中でも待ってる、と言っても過言ではありません!」(笑)
ハイハイ、確かにそうだね。
ところで…その後、足のケガはどう?
「あ、足のケガですか?もう大丈夫です!」
でも、ホラ、まだ赤むけてるじゃない!
「大丈夫ですって!そのうち、治りますから…」
そうだね。ノラくんは逞しいもんね!
「そうです!ボクはノラ猫だから…」
「ご飯にさえ、ありつければ…」
「逞しく生きて行けるんです!」
そう言いながら、オジサンの食べ残しのジャムパンに
勢いよくかぶりつくノラにゃんこ。
やっぱり「花より団子」の信念は揺るがないようだ。(笑)