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noriba-ba's garden

ターシャ・テューダーの庭を訪ねる旅(その6)

ターシャの庭を訪ねる旅はさらに続く…

 

ターシャこだわりの石垣で囲まれた

テラス花壇を見て回った後は

さらに下のガーデンへと向かう。

 

緩やかな傾斜面に緑の草むらが広がり

ところどころにクラブアップルなどの大きな木や

ライラック、ショウキウツギなどの花木が点在する。

テラス花壇とはまた違った開放的な庭の景色だ。

その真ん中あたりにまる~い形の花壇があり

色とりどりの花が植えられていた。

ターシャがピンクガーデンと名づけた花壇だ。

(ピンクガーデン)

ピンク色の花を集めたからピンクガーデン…?

いや、そうではなかった。

彼女が好きだったというナデシコ…。

その英名 ” ピンク " から名づけたそうだ。

 

ここにも四季を通じて楽しめるように

様々な種類の花が所狭しと植えられていた。

私たちが訪れた時には

シャクヤク、ルピナス、アイリス、ワスレナグサ、バラ

他にもいろいろの植物が

混然一体となって、まるで一幅の絵画のように

見事なハーモニーを醸し出していた。

もちろん手前の方には

ピンクガーデンの由来であるナデシコも…。

 

いくら、宿根草や多年草が中心とは言え

これだけの種類の植物を

四季折々に美しく咲かせることは

それもぐるりと周りのどこから見ても

バランスよく見えるように配置するのは

並大抵なことではない。

 

おそらく植物に関するかなりの知識と

美しさを見極めるセンス

そして創造力…。

何よりも植物に対する深い愛情がなければ

できることではない。

 

ターシャが手がけていた頃と

できるだけ同じような庭を

見学者の私たちに見せようとしてくれる

残されたターシャファミリーの

努力のほどがここでも窺えた。

 

今日はここまで。

続きはまた後日…。


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