ターシャの庭を訪ねる旅はさらに続く…
ターシャこだわりの石垣で囲まれた
テラス花壇を見て回った後は
さらに下のガーデンへと向かう。
緩やかな傾斜面に緑の草むらが広がり
ところどころにクラブアップルなどの大きな木や
ライラック、ショウキウツギなどの花木が点在する。
テラス花壇とはまた違った開放的な庭の景色だ。
その真ん中あたりにまる~い形の花壇があり
色とりどりの花が植えられていた。
ターシャがピンクガーデンと名づけた花壇だ。
(ピンクガーデン)
ピンク色の花を集めたからピンクガーデン…?
いや、そうではなかった。
彼女が好きだったというナデシコ…。
その英名 ” ピンク " から名づけたそうだ。
ここにも四季を通じて楽しめるように
様々な種類の花が所狭しと植えられていた。
私たちが訪れた時には
シャクヤク、ルピナス、アイリス、ワスレナグサ、バラ
他にもいろいろの植物が
混然一体となって、まるで一幅の絵画のように
見事なハーモニーを醸し出していた。
もちろん手前の方には
ピンクガーデンの由来であるナデシコも…。
いくら、宿根草や多年草が中心とは言え
これだけの種類の植物を
四季折々に美しく咲かせることは
それもぐるりと周りのどこから見ても
バランスよく見えるように配置するのは
並大抵なことではない。
おそらく植物に関するかなりの知識と
美しさを見極めるセンス
そして創造力…。
何よりも植物に対する深い愛情がなければ
できることではない。
ターシャが手がけていた頃と
できるだけ同じような庭を
見学者の私たちに見せようとしてくれる
残されたターシャファミリーの
努力のほどがここでも窺えた。
今日はここまで。
続きはまた後日…。