馬酔木の花が今、満開の時を迎えている。
釣り鐘状の小さな花が、まるでラッシュアワーの
満員電車のように肩寄せあい、ひしめき合いながら
びっしりと並んで咲いている。
この馬酔木はここで生まれ育った生粋の野生種なので
しっかりと根を張り、気候風土にもあっているのだろう。
ほったらかしにしていても、毎年キレイな花を咲かせる。
私が植えた花や木も、早くそうなって欲しいと思う。
ウメやサクラほどの華やかさこそないが
白い花が一気に咲き揃う馬酔木もそれなりに美しい。
人それぞれに個性があるように、花それぞれに個性あり。
みんな違って、みんないい!