イノシシとの攻防も、冬を迎え厳しくなった寒さのせいか
はたまたスポットライトの効果かようやく一段落したようで
イノシシに振り回された日々が妙に懐かしい今日この頃。
気づくとガーデンの木々はすっかり冬支度を整えていた。
道路沿いの５本の大きなカエデの木々もほとんど落葉し
わずか上の方だけ、名残り惜しそうに紅葉が残っていた。
抜けるような青空に葉を落とした幹のシルエットが美しく
これから訪れる冬を迎え撃つ覚悟のようなものを感じる。
一方こちらは冬を待ちかねて花を咲かせているサザンカ。
そして同じく、寒さの中で凛と美しく咲いて見せるツバキ。
花が少ないこの季節に誠に貴重な存在感のある花々…。
こうした冬に咲く花たちを見ると勇気をもらえる気がする。
厳しい状況の中でも自分らしく咲けばいいんだ…ってね。
もう早や、来年の早春に備えてつぼみをつけているウメ。
寒さに耐えつつ着々と準備万端怠りなく花芽を膨らませ
やがて訪れるであろう自分の花を咲かせる出番を待つ。
誰が教えたわけでもないのに…何というかしこさだろう。
神が仕組まれたとしか思えない絶妙な自然界の摂理だ。
全ての生きとし生けるものは自然の掟に従い生きている。
私たち人間も自然界の一員として、この花や木のように
自分らしさを見失わず、謙虚にかしこく生きたいものだ。
