明日の日本に必要な真実を語ります!       (HP→http://www.it-dream.biz)

世界も日本も人類が混迷する現代において政治・経済・経営そして生活の全ての環境問題を厳しい眼で捉えてお伝えします!

<アーカイブ37>不況業種を元気にする法教えます!第2弾<百貨店>

2013年06月08日 12時42分07秒 | 経営
前回6/1日の記事で「不況業種を元気にする法教えます!」シリーズを掲載する予告をしましたが、今日は不振が長引く「百貨店業界」を取り上げます。

百貨店はバブル崩壊後、最も打撃を受けて不振にあえぐ業界の代表格ですがこれまでの努力はリストラという名のコストカット策が中心なので、その結果は「より魅力が増して行きたくなったか?と問えばNO!」の返事が圧倒的に多いのです。
確かに国民の多くは「今更百貨店に行く余裕は無い」とか、「昔のような夢を感じない」とかの感想が多いのですが、現在はとてつもないリッチ層も増えていてこの層の顧客をしっかり獲得すれば早期の再生は難しくありません!

先ず現状把握は次の通りです。
      <リストラ&合併だけでは生き残れない!>
1、メンバーカードでの押し付けDM&マンネリ化した割引ではもう集客効果にならない!
2、維持費の高いITが効果の薄い商品管理と顧客管理に終わっていて肝心の「スペース生産性」が無い!
3、低価格化で夢の無い百貨店では真の復活は無い!

それでは「何も打開策は無いのか?」というとそんなことは無いのです。
今日は具体的な3つの革新策を記します。

 <A:ブランド&銘品のメーカ発表会ビデオの放映コーナー新設>
百貨店の良さの一つは世界のブランド品や銘品が日本で買える事ですが、果たしてそのターゲット顧客が全てのブランド&銘品のメーカ発表情報を持っているでしょうか?もちろん基本的な情報は持っていても詳細な事までは知らないのが普通です。
そこで百貨店に来店されればこれらの情報(ex.パリコレ、ブランド発表会の映像等)を何時でも多分野に渡りご覧になれるコーナーを設け、そのサービスで来店を促し購買に繋げます。

 <B:買い物コンセルジュシステムの導入で新次元のサービスを実現>
百貨店は通常大型店舗が普通なので購入商品をハッキリ決めていれば良いのですが、多くはそこで発見して欲しくなると言うものです。ところが現在は膨大な商品から顧客の欲しい商品を発見するお手伝いシステムはありませんので購買までが遠くなります。
そこでi-PADのような携帯端末で受付のコンセルジュに頼めば様々な検索で陳列商品の中から探してくれ、更にそのフロアーレイアウトに載せた「買い物MAP」を印刷してくれると言うものです。(端末の貸し出しも可)

 <C:大きい売り場の欠点である低坪効率を改善する「スペース生産性分析」活用の勧め>
「スペース生産性分析」とは坪(㎡)辺りの粗利高(売上高)で各ブース毎の利益効率を見える化出来る重要な分析手法であり大型店では必須なのですが、意外と浸透していません。
この分析により「低効率ブースを縮小しその分高効率ブースを拡大すれば必ず全体効率は大幅改善する!」という「スペース生産性セオリー」が有効になるのです。

これらの施策を実行すれば百貨店は必ず復活再生します!
詳細は小生のHP(http://it-dream.biz)の「TOPページ」→「オリジナル提案」→「不況業種20の経営革新手法」をご参照下さい。

<アーカイブ36>不況業種を元気にする法教えます!第1弾<ファミリーレストラン>

2013年06月08日 12時23分45秒 | 経営
今、日本も世界も空前絶後の大不況下にありますが、その中でも構造的な不況業種の皆さんは如何にしたら脱する事が出来るのかと日々思案の事と思います。
そこで「不況業種を元気にする法シリーズ」として小生のコンサル体験から業種業態毎に一般に語られていない再生のポイントを掲載したいと思います。第一回目の今日は「郊外ファミリーレストランチェーン」を元気に再生する方法です。

ファミレス最大手の「すかいらーく」がブランドを低価格の「ガスト」に移行したことが裏目に出て極端な不振になり「自ら上場を廃止して再上場を目指す」と発表し、大手ファンドの後押しで再生プランを実施しながらも思うように行っていないように郊外レストランチェーンは若者の自動車離れや少子化によるファミリー人数の減少に昨今のガソリン値上がり等の逆風に、もうピークを過ぎた縮小するマーケットと諦めがちの見方が目立ちますが、そんなことはありません!

*先ず、現状の把握は次の通り。
   <低価格化や不採算店舗の閉鎖&リストラでは解決しない!>
①ターゲットのヤングファミリー層が少子化で減少し、家族で食事の余裕がなくなっている。
②若者の車離れで住宅近隣の駅周辺立地のレストランを「ぐるなび」で探して利用する方にシフトしている。
③わざわざ高いガソリン代を払ってまで利用する価値が無いという風潮がある。

*そこで小生が考える再生へのポイントは次の通り。
<A案:百円ショップコーナーの導入>
稼働率の減少で空いたスペースに百円ショップコーナーに改造し、大手100円ショップ企業とのタイアップで売上アップと飲食への誘導で客数アップを実現する。
<B案:宅配品の集配センター化>
郵便局は17時まで、コンビニは集荷のみ、ファミレスなら集荷に加えて軽量品の引き取り保管も可能!提携先は宅配業者はもちろん書籍通販、クリーニング、一般通販等が有力だが対象は柔軟に検討し一般物流保険の範囲内とする。原則深夜まで車で引き取りに来れる便利さを提供し、周辺住民へのサービス機能として確立する。

詳細は小生のHP(http://it-dream.biz)の「TOPページ」→「オリジナル提案」→「不況業種20の経営革新手法」をご参照下さい。