上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

頑張れ尾瀬高校 (利根沼田通信)

2010年12月20日 | GG通信
 18日土曜日は、今年の夏に同行させて頂いた高崎経済大学西野ゼミの皆さんの「研究成果の中間発表会を傍聴
させて頂き。19日日曜は群馬県立尾瀬高等学校の発表会「尾瀬高フェスタ2010」を拝見させて頂きました。

 高崎経済大学西野ゼミ3年生の皆さんによる発表は、8月の夏休み期間中に片品村の旅館に1週間泊まり込み
村内各集落を戸別訪問し、聞き取り調査。その後ゼミ生がそれぞれのテーマ別に文献や現地調査を重ねレポート
を纏めると言う物で努力の感じられるスバラシイ報告だったと思います。

 


 学生はこの日の中間報告で指摘された事項や足りない部分を更に調査研究し来年3月までに1冊のレポートに
纏める予定です。レポートは片品村の住民の意識や産業・観光・文化・歴史・風土と多岐に亘っており村政を進
める上でも貴重な報告となるでしょう。
 村長さんや議員さん各区長さん方々、それに尾瀬高校の生徒さんも傍聴に来ていました。成果を村民の皆さん
に返して頂くことが大切と思います。


 


 ゼミ生は夏合宿中リクリエーションを兼ねて尾瀬を訪れました。ココでも熱血西野教授は漫然と尾瀬に行って
いません。観光客にアンケート調査をしたそうです。
 テーマは「尾瀬における環境保全への取り組みと現状・課題」

 この調査結果は、翌19日の「尾瀬高フェスタ2010」でも報告されました。

 


 内容は、山の鼻ビジターセンターにおいて聞き取りによる意識調査で、チップ制トイレの利用状況です。
 面接による聞き取り調査では96%の人が尾瀬のトイレでチップを払い、93%の人が百円以上が適切と答え
ていますが、学生が隠れて観察していたところ実際チップを入れた人は43%だったそうです。
 ここに日本における意識の問題があると指摘されました。チップ制でなく料金制にしたらと思うのですが、あ
まりの違いに考えさせられます。

 
 実際チップを払った人は43.3%という調査結果


 県立尾瀬高等学校では、尾瀬における調査研究や自然解説、日光白根山のシラネアオイ復元活動などのボラン
ティア活動など様々な実践活動が熱血先生の指導の下行われていると聞いています。
この日も「尾瀬における積雪深と笹丈の関係」など専門家でも興味深い報告をしていました。

 

 シラネアオイの植生回復に取り組む尾瀬高生


 頑張れ尾瀬高校! であります

 


  
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H22.12.21<追記>
 かくすれば かくなるモノと知りながら 止むに止まれぬ 大和魂


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