点の記（白髪岩 原三角測点）

【山　名】白髪岩 1512m　（群馬県）
【日　程】平成２０年１０月３日（金）
【同　行】萩
【天　候】晴
【ルート】杖植峠登山口10:20----11:15白髪岩-------12:20杖植峠登山口
【行　程】　水平距離3.3km 高低差 +-300m 行動時間2:00

　
　一等三角点が設置される前の明治１０年代に
　関東・東北・中部地方の測量原点として
　１００カ所の原三角測点が設置され今でも現存するのは
　新潟の米山、東京の雲取山そして西上州の白髪岩（しらがいわ）の３点だけだという
　中でも白髪岩の原三角測点は唯一設置当時のまま残されている
　唯一のものらしい


　詳細は下記ホームページを参照して下さい
三角点探訪　
天野若男さんのホームページ


　昨年の台風９号災害の爪跡はまだ残っており
　御荷鉾スーパー林道は通行止め
　
　
　地滑りで傾く林道沿いの四阿


　杖植（つえつき）峠附近のスーパー林道からの登り口には
　字の消えたお手製の案内板があった

　


　腰程まである笹に覆われた道には

　

　
　所々に手製の案内板やテープが巻かれていて
　踏み跡を辿れば何とか進めるが
　尾根を直進するルートと北に巻くルートに
　それぞれテープが有り分かり難いところもある

　


　1.6km　４０～５０分程で原三角測点に着くが
　回りは全く見通しが効かない
　設置当時は回りの木はどうなっていたのだろうか

　

　


　少し西の岩山からは南の赤久縄山方面は見えるが
　やはり樹木に邪魔されて南方向以外は見えない
　上記のホームページには富士山が見えると書いてあるが
　確認できなかった

　

　稲含山から白髪岩、赤久縄山　更に　御荷鉾山へのルート
　昔は本などにも紹介されていたらしいが
　スーパー林道の開通と共に忘れ去られてしまった様だ

　来た道を引き返し　帰りに赤久縄山にも登ったが
　赤久縄山の一等三角点は原三角測点に比べ貧弱だった

　　
　一等三角点／原三角測点


　赤久縄山では
　ヤマトリカブトやレイジンソウが咲いていた

　

　


　

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　剱（点の記）から１００周年の今年
　身近に貴重な原三角測点があるなんて正に灯台下暗し
　地域資源を見直す地元学も大切だ　


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