上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

五色ヶ原・薬師岳(2・3日目 )

2015年08月30日 | 山2015

【山 名】五色ヶ原・薬師岳 (富山県)
【日 程】平成27年8月26日(水)~28日(金)
【同 行】旅行班(山・若・小・矢)、山行班(中)
【天 候】1日目:雨 2日目:霧/晴れ 3日目:晴れ 
【ルート】1日目:松井田4:30==8:30立山駅8:40====9:45室堂----13:00獅子岳----14:00ザラ峠----15:00五色ヶ原山荘(一泊2食9500円)
2日目:宿5:30------6:00鳶山----7:30越中沢山-----9:50スゴ乗越小屋10:10---11:15間山11:25----12:45北薬師岳13:05---14:00薬師岳14:45----15:10薬師小屋(9200円)
3日目:宿6:00----7:00太郎平小屋8:00----10:30折立
【行 程】1日目: 6.9km +1200m -1110m
2日目:12.9km +1930m -1690m
3日目: 9.5km + 230m -1520m

【温 泉】グリーンパーク吉峰 610円
【地 図】全行程地図はこちら


 二日目、朝起きて雨ならば旅行班とと共に室堂に引き返す予定
 天気予報は下界は曇り、宿の人は毎日降ったり止んだりだと言っていた
 台風15号が衰えた低気圧が北に抜けることを期待して濃霧の中を薬師に向かった


 
 烏帽子岳の見える東には晴れ間も



 五色ヶ原山荘から鳶山までは濃霧の中だったが
 鳶山から下がると越中沢山方面は晴れてきた
 今日も一日中雨の中も覚悟していたが
 なんとも嬉しい限りだ



 



 
 コケモモ 食べ頃はもう少し



 
 霧の下は黒部湖



 
 時々、霧に巻かれる



 
 越中沢岳



 越中沢岳から、南にスゴ乗越小屋、北に五色ヶ原山荘が見える



  
 中腹にスゴ乗越小屋
 


 
 五色ヶ原 左が鳶山



 山頂の環境省設置の道標には思わずニンマリさせられた



 



 
 「近くて遠いはスゴの小屋」



 ここからアップダウンが続く



 



 
 アオノツガザクラ



 
 シラタマノキ



 なるほど、小屋は見えても中々到着できない


 



 
 スゴノ頭



 
 一言は、所管のレインジャーの趣味か



 
 咲き残っていたチングルマ



 
 イワオトギリ(シナノオトギリ?)



 当面の目安、スゴ乗越小屋まで着く
 手前のキャンプ場で三人の外国人がテントを撤収していた
 ここから薬師岳まで重い荷物を背負った彼女らと抜きつ抜かれつ進んだ
 
 小屋前では女性二人組がカレーを食べていた
スパイスが効いて美味しそうに食していた
 薬師方面から来たそうだがやはり昨日は雨だったそうだ



 
 スゴ乗越小屋 こじゃれた感じがオシャレだ



 
 オオバタケシマラン



 
 ツルリンドウ



 
 ベニバナイチゴ



 
 ハクサンフウロ



 
 オオカサモチ



 
 タカネヤハズハハコ



 三人組の外国人はドイツ語のような言葉を話していたが
 ポーランド人だそうだ



 
 間山への登り、ポーランド三人娘重装備だが足は速い



 間山山頂で薬師岳は未だかと英語で聞かれたが
 日本語で未だ向こう、ツーアワー
 と言ったら解ったようだ
 
 


 
 間山
 


 間山から下ると足許に雷鳥がいた
 1mの距離でも逃げない
 向こうを向いている目が何となく後ろを警戒している



 
 ライチョウ



 
 ヨツバシオガマ



 
 北薬師



 



 
 北薬師



 
 薬師東面



 
 薬師東面のカール



 
 薬師岳山頂の御堂



 ポーランド三人娘、
 8月5日に日本に来て、テント担いで屋久島宮浦岳登山
 その後、長崎・広島・京都見物し
 室堂から薬師、折立経由で下山
 8月30日に帰国予定だそうだ
 体力と行動力には驚いてしまう



 
 薬師岳山頂 ポーランド三人娘記念撮影



 我らは薬師岳山荘泊、彼女らはその先のテン場泊


 
 薬師岳山荘室内 空いていた



 
 薬師岳山荘 後ろが薬師岳



  
 夕食



 夕食後、富山県警山岳救助隊の方から話を伺った
 救助隊(警察官)の方も話を聞いてもらうのにだいぶ気を遣っており
 あれをやってはダメ、これをやってはダメの話ではなく
 山岳遭難の現状などを話して頂き、参考になった

 富山県警では全国唯一、8人の山岳救助専門の警察官がいること
 他の隊員はシーズン以外は交番勤務であること
 救助活動で一番の多いのは病気で高山病
 次に多いのは捻挫や骨折で木道でのつまずきなど多い
 それから実際の雪崩での救助活動の様子などを聞いた



 



 3日目
 三日目の朝はやはり濃霧
 それでも陽が上がるにつけ晴れ間が広がって来た


 
 レイジンソウ



 
 キャンプ場から 水晶岳方面



 
 太郎平



 太郎平につく頃にはすっかり青空
 薬師岳もはっきり見え一日行程をずらせば良かったと思った
 しかし明日は秋雨前線で雨模様だ



 
 太郎平から薬師岳


 
 北ノ俣岳と黒部五郎岳



 剣岳も見えてきた天候と晴れた薬師岳に思いを残しつつ下山



 
 剣岳
 





 天候はイマイチであったものの
 二年越しの計画が達成でき、また行きたくなる良い山旅でした

 五色ヶ原山荘ではドイツ人のカップルに会った
 そしてスゴ乗越から太郎平まではポーランド三人娘
 いずれも時間があれば上高地まで行きたかったそうだ
 ガイドブックには室堂から上高地までのコースが紹介されている
 白人は基礎体力が違うらしい

 ドイツ人もポーランド娘も英語が話せる
 英語堪能な連れN君のお陰で彼らと楽しく過ごせた
 言っていることはだいたい解るが話せないもどかしさ
 ○○の手習いでは遅いようですが
   
 ↓そんな訳で ボタンを押して頂くと助かります




最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしい縦走路です (俄歩人)
2015-08-31 10:55:37
 雪渓あり、旧い峠あり、花畑あり、展望あり、そして
北薬師から薬師への尾根歩き・・・と、満喫されたことでしょう。
もうすっかり秋の風情に満ちていますね、
よき山旅に乾杯!

 蒸し暑さには弱いが寒さや雨に強い外国の方々は
まるで学生のように基礎体力がありますね。

 この北アルプス最西端の静かな縦走路は 私にとっても
想い出が多い稜線ですが、越中沢岳からスゴの頭への
アップダウンにはもはや耐えられそうもありません。

返信する
俄歩人さま (noyama)
2015-08-31 13:26:50
こんにちは、いつもコメント有難うございます
やはり北アルプスの縦走は、季節に関係なく楽しめますネ
久しぶりで多くの山友との山行で、また出かけたくなる山旅でした
ポーランド三人娘は、大学院生やオーバードクターだった様です
痩せてはいるもの骨格はシッカリしていて
荷の重さを感じさせない歩きっぷりには感心しきりでした
継続は力なり、俄歩人様も素敵な山旅を続けてください


返信する
Unknown (みい)
2015-09-01 16:44:41
立山 - 薬師岳、お疲れ様でした 
以前、我らは逆歩きでしたー^^v
でも、雨でも行って良かった...と
下りると思いますよねー
1日後に 雨の太郎平小屋にまたいました(笑)
返信する
みい様 (noyama)
2015-09-01 17:11:56
 今晩は 何時もコメントありがとうございます
 またもすれ違いでしたか?
 今回の山旅、天候に恵まれたとは言えませんが
 思い出深い山行でした
 少し余裕が出来たので、一所懸命山歩きしたいと思う今日この頃です
 どこかで、バッタリ楽しみにしております
返信する

コメントを投稿