早いもので2019年も4月に入り、新年度の始まりです。本日、今上天皇の退位に伴う、来月からの新元号が発表されました。今迄の慣例であった中国の古典から、今回は初めて日本の古典、奈良時代の万葉集の梅花の歌から「令和」となったとのこと。なんとなく、なじむまで時間がかかりそうに思います。
「令」には美しいという意味とのことですが、わざわざ会見した、この人からは命令、の令と思われてなりません。
このところ当ブログもすっかりご無沙汰で、気にはなっていましたが、パソコンを触るのが面倒になり、一日一日とサボり癖がついて今日までになってしまいました。何事にも面倒くさくなると、痴呆症(今は認知症?)ボケの始まりと言われているようで、気を付けたいと思っています。
現況届(生存証明)として、先のオオハムの居た漁港で見られたカモメ類4種を掲載します。
02/02(土)、オオハムの居た、漁港にはお魚のおこぼれを狙っている、カモメ数10羽の群れが防波堤に集まっていました。
セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコに混じって、ニシセグロカモメも見られました。
当地で見られれる、カモメ類の識別は、足の色と嘴の先端に見られる赤班の組み合わせで大体見分けられます。
、
1.足がピンク:嘴の先端に赤班;セグロカモメ、オオセグロカモメ、
2.足が黄色 :くちばしの先端に黒斑と赤班;ウミネコ、嘴に班がない;カモメ
さらに細かくは、背に色の濃さ、虹彩、尾の色、体の色、頭の形、面相、など、
写真は群れの中に重なっているのが多く、それぞれ単独でトリミングできなく、隣のものと比較してください。
1.ニシセグロカモメ、タイミルセグロカモメ
特徴:足は黄色。嘴は黄色く小ぶりで先のふくらみは小さい。下嘴の赤班は大きめ。
日本ではセグロカモメとの交雑個体群とされる”taimyrensis”タイプの渡来数が多い。これらは上面の色がセグロカモメに近く、あしは肉食味を帯びるものが多い。
2.セグロカモメ
特徴:足はピンク色、嘴は黄色で下嘴の先に赤色班がある。上面は青灰色で尾は白い。
セグロカモメ(背黒鴎、学名:Larus argentatus、英名:Herring Gull 、科属:カモメ科カモメ属、体長:61cm)、時期:冬鳥)
背中が黒いカモメだから「背黒鴎」だが、実際は灰色。オオセグロカモメこそ、真の「背黒鴎」。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、198頁。)
3.オオセグロカモメ
特徴:足はピンク色(セグロカモメより濃く鮮やか)嘴はやや太めで黄色く、下嘴に赤班がある。上面は大型カモメでは最も濃く黒灰色、尾は白い。
オオセグロカモメ(大背黒鴎、学名:Larus schistisagus 、英名:Slaty-backed gull 、科属:カモメ科カモメ属、体長:64cm)、時期:冬鳥)
以前は北海道だけで繁殖していた。近年は本州北部でも繁殖している。名前のオオは「体が大きい」という意味だが、「おおいに、非常に」黒いと解釈する方がいいと思うほど、背中は濃い灰黒色である。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、199頁。)
4.ウミネコ
特徴:足は黄色。嘴は黄色で、先端に赤班と黒班がある。上面は黒灰色、尾は白く黒帯がある。
ウミネコ(海猫、学名:Larus crassirostris 、英名:Black-tailed gull 、科属:カモメ科カモメ属、体長:47cm)、時期:留鳥)
鳴き声がネコに似ているので「海猫」。ネコが聞いたら、自分と似ていると思うだろうか。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、64頁。)
撮影機材:カメラ:Nikon D5
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR+Ai AF-S Teleconverter TC-14E II
撮影日時:2019年02月02日09:14~
撮影場所:北九州市若松区
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
カモメ4種(北九州市若松区)
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