九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

大神神社(奈良県桜井市)

2023-11-02 14:44:39 | 神社参拝ー近畿

大神神社を掲載しました。

 「式内社」 大神神社(おおみわじんじゃ)
<通称>三輪明神・三輪さん(みわみょうじん・みわさん)
【鎮座地】 〒633-8538 奈良県桜井市三輪1422 旧大和国 式上郡
【電話】  0744-42-6633
【旧社格等】 官幣大社(現別表神社)
      大和國一宮 二十二社
      式内社 大和國城上郡 大神大物主神社 名神大 月次相嘗新嘗
【御祭神】  大物主大神 (配祀)大己貴神 少彦名神
【例祭】 1月下旬 豊年講世話人初安全祈願祭 4月9日 例祭
【御由緒】 
  大和国一ノ宮   大神神社
  三輪明神
 御祭神 大物主大神(おおものぬしのおおかみ) 
 配神  大己貴神(おおなむちのかみ)
     少彦名神(すくなひこなのかみ)
 当神社は、秀麗な三輪山を神体山とする我国最古の神社で、元官幣大社、 延喜式内の名神大社二十二社の一社で、大和国一宮、全国各地に祭祀せられる大物主神の総本社であります。
 大物主神は、大国主神の 和魂(幸魂・奇魂)で、大国主神が神代の昔、国造りに労せ られたとき、その和魂が現れ、問答の後自らこの三輪山に鎮まられたのであり、農工商等あらゆる産業を開発し、常に日常生活全般をお守り下され、顕界・幽界を主宰し給う和の大神であります。
その御神徳は極めて広大であり、古事記・日本書紀・万葉集等の 古典により明瞭に伺えます。大和・河内・摂津はもとより、広く全国にわ たって篤い信仰を集めています。
 山麓には、崇神天皇から推古天皇に至る十三代の皇居遺跡があり、この地は当時の国道一号線とも言うべき山の辺の道を動脈として、飛鳥以前 四・五世紀頃の日本の政治経済の中心をなしていました。
 境内地は、現在古都保存法による歴史的風土三輪山特別地区及び国の史跡に指定されています

三輪山 標高四六七メートル・周囲十六キロメートル。 面積三五〇ヘクタール
三ツ鳥居 (国の重要文化財)
 明神鳥居三基を組合わせた独特の形式は、古来 一社の神秘とされています。
拝殿(国の重要文化財)
 寛文四年(一六六四)四代将軍徳川家綱公改建

主な祭典
 一月一日繞道祭
 四月八日—十日 春の大神祭
 四月十八日 鎮花祭(本社及び狭井神社にて斎行)
 六月十七日 三枝祭(奈良市率川神社にて斎行)
 十月二十三日~二十五日 秋の大神祭
  (境内由緒掲示板)
 
【参拝月日】 08/20/2008

二の鳥居 
 奈良盆地の中央東南部に位置する奈良県桜井市にあります。JR桜井線三輪駅から、当社神体山、三輪山に向かって徒歩5分ほどに参道入り口の鳥居です。
  向かって左に「大神神社」と書かれた大きな社号標、鳥居の扁額には「三輪明神」とあります。

参道
 鳥居をくぐると鬱蒼とした樹木の中に綺麗に整備された参道が続きます。両側には寄進の灯篭が並んでいます。

御手洗橋
 境内を流れる大宮川に架かる神橋です。橋を渡ると左に祓戸神社の鳥居が見られます。正面奥に社殿のある境内です。

祓戸神社
 御祭神は罪や穢れを祓え清めて下さる、瀬織津姫神 速秋津姫神 氣吹戸主神 速佐須良姫神の4柱、参拝前に心身を清めて拝殿に向かいます。

夫婦岩祓戸神社を過ぎると参道左にあります。

 夫婦岩
 境内・三輪山には奥津磐座(奥の磐座) 中津磐座(中の磐座)辺津磐座(山裾の磐座)と呼ばれる 三か所の神座があります
この磐座は辺津磐座の一つで  室町時代の「三輪山絵図」を 見ると「聖天石」と称し富貴敬愛を祈ると記されております 今日では二つの磐が仲良く寄り添っているので「夫婦岩」と称し「夫婦円満」「子授け」 「縁結び」「恋愛成就」等に霊験 あらたかな磐座としてご信仰を集めております
 (社前案内板)

手水舎
 参道の突き当り左にあります。大物主大神の化身と言われる蛇神を思わせる蛇の彫り物です。左隣にはご神木の杉の切り株があります。

参道から拝殿
 社殿のある境内は階段を上がります。正面に拝殿が見られます。

東側参道から境内
 手前から、勅使殿(朝廷からの勅使が控えた場所)、拝殿、勤番所(別名到着殿、参拝者の休息場所)と続いています。

拝殿
 階段を上がると、注連柱の奥にあります。寛文4年(1664)徳川家綱公により造営されました。国重要文化財。桁行21m、梁間8mの堂々とした造りです。

拝殿
 当社は三輪山自体をご神体とするために本殿がなく、拝殿を通して三輪山を拝む古神道の形態を残しています。日本最古の神社のひとつとされています。
主祭神は大物主大神、(配祀)大己貴神 少彦名神。

拝殿 
 主祭神は、大物主大神、神名は「偉大なるモノ(神霊・精霊)の主」という意味で、日本書紀に八百万の神の首領として天孫に奉祀する神とあります。造酒の神、また薬の神として崇敬されています。

 神代の昔、大国主神が困っていた時、大国主神の和魂(幸魂・奇魂)である大物主大神が現れ、三輪山に祀ったのが当社の創始とされています。大物主大神は別名大国主神とも呼ばれ、国土開拓の神様です。

巳の神杉
 江戸時代より雨乞いの杉としてお参りされています。いつしか根元に大物主大神の化身とされる白蛇が棲むだしたので、巳の神杉と呼ばれています。

神宝(かんだから)神社 拝殿の右手にあります。
 御祭神 家都御子神(けつみこのかみ)熊野夫須美神(くまのふすみのかみ)御子速王神(みこはやたまのかりみ)
御例祭 五月九日
御祭神は、室町時代の神社資料に熊野権現と記され、 熊野三神をお祀りしています。
正月元日未明、繞道祭の十八社巡りにおいて、三ツ鳥居 から出た御神火が捧げられ、最初に祭典が営まれる神社です。
古くから三宝荒神の信仰もあり、また財宝の神として 広く崇敬されています。
 (社前案内板)

天皇社神宝神社の右手、階段を上った上にあります。
御祭神  御真木入日子印恵命みまきいりひこいにえのみこと(第十代崇神天皇)
御 例 祭 六月十三日
御由緒
 崇神天皇は都を三輪山山麓機磯城瑞龍瑞垣宮(金星)に定められ 我国歷史上画期的な御治績を挙げられました 御敬神の念極めて驚く これまで同床共殿にて祀られていた 天照皇大神を皇女豊鍬入姫命に託して皇居より 倭の笠縫邑(桧原神社・元伊勢)に遷し祀られ  また 太田田根子命を以て大物主大神を鄭重に祀られたほか 天 社・国 社を定め祭祀を重んじ  また、四道将軍を派遣 国内の統治基盤を整えられました。 産業交通を興され 国民の福利を進めて大和朝廷の基礎を確立せられました。
この広大 なる御神徳に御肇國天皇と称えられております
 (社前案内板)

成願稲荷神社 
 末社成願稲荷神社
御祭神 保食神
    宇迦御魂神(稲荷大神)
    大宮売命
配 杞  市杵島姫神(宗像大神)
    息長足姫命(神功皇后)

御例祭 新曆 三月初午日
御由緒 社伝によると鎌倉末期正應三年(一二九〇年)二月大神神社 神宮寺の一つ浄願寺の鎮守祠として創祠したと伝えられます
御神德 稲荷大神は全ての食物のみたまの神であり 日常生活を守護し 家内安全 商売繁盛 開運招福を司る神であります
    大宮大神は芸能音楽親睦和合を司る神であります
    宗像大神は海上安全 財宝守護の神であります
    息長足姫命は安産の守護神として敬神信仰されています
     当社では何事も正しい事であれば唯一つの祈願を成就せしめられる御社と信仰されています
  (社前案内板)

宝物収蔵庫
 境内左奥、祈祷殿の前にあります。大国主大神の立像(県指定文化財)はじめ、美術工芸品、文書類など数千点におよぶ宝物が収蔵、展示されています。

儀式殿、祈祷殿、参集殿
 境内左奥に、左から、儀式殿、祈祷殿、参集殿と並んであります。平成の大造営で平成九年(1997年)竣工しました。

祈祷殿
 大部分に台湾桧が使われている、檜造りの平屋建て、銅板葺き、平安朝様式の社殿です。

くすり道儀式殿の左に入り口があります。狭井神社への参道で、製薬神社が奉納した灯篭が並んでいます。多くの薬用植物が育てられています。

境内から参道
 夕方近くになり、木々の間に日が差し込んで明るくなっています。

参道から二の鳥居
 駆け足で参拝しましたが、すがすがしい気分になりました。

大鳥居
 神体山三輪山を望む、二の鳥居から西に600mほどの、国道169号線と県道238号線(三輪山線)の交差点にあります。隣に大きな灯篭があります。
 昭和59年(1984)の昭和天皇の御親拝記念と御在位60年を奉祝して昭和61年(1986)に建立。高さ32.2m、柱間23mの偉容を誇り、車道をまたぐ鳥居としては日本一。材質は耐候性剛板で、耐久年数1300年と言われる。

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