九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

皇宮神社(宮崎県宮崎市)

2009-02-11 16:36:54 | 神社参拝ー九州
 2/11(水)、建国記念の日、かつては紀元節と称していました。
例年、この日には神武天皇ゆかりの社に参拝しています、今年も出掛けようとしましたが丁度小雨がぱらついてきましたので、取りやめました。

 そこで、神武天皇が東征まで過ごされた天皇の宮の跡(元宮)と伝えられている、宮崎市の皇宮神社(皇宮屋)を掲載しました。

 皇宮神社(こうぐうじんじゃ)
【鎮座地】〒880-0035 宮崎県宮崎市下北方町横小路 旧日向国 宮崎郡
【御祭神】神日本磐余彦尊 (配祀)吾平津姫命 手研耳命 渟名川耳命
【例祭】 10月21日 攝社例祭  
【旧社格等】宮崎神宮境外摂社
【御由緒】
・皇宮神社(こうぐうじんじゃ)(摂社)
 宮崎市下北方町鎮座。神武天皇を祀る。相殿に吾平津姫命(あひらつひめのみこと)、手研耳命(たぎしみみのみこと)を祀る。
 天皇の宮の跡(元宮)と伝う。第六十一回伊勢神宮式年遷宮の旧社殿の御下賜材をもって昭和五十一年改築された。
 (宮崎神宮 パンフレットより)

 宮崎市の閑静な住宅地下北方町にあります。宮崎神宮から西に数100m、平和台公園の南の丘陵地の森に鎮座しています。

  社殿正面
 境内は玉砂利が敷き詰められ、綺麗に掃き清められています。社殿は瑞垣に囲まれています。

 社殿全景 
現在の社殿は昭和51年、第61回伊勢神宮式年遷宮の旧社殿の御下賜材で改築されています。
 社殿は奥行きのある拝殿から神明造りの本殿です。

 本殿正面の扉菊の紋章が金色に輝いています。

   本殿
 当地は皇宮屋(こぐや)とも呼ばれ、神武天皇が東征される前まで過ごされていた天皇の宮の跡(元宮)と伝えられています。
 相殿の吾平津姫命は当地でのお妃、東征には同行されませんでしたが、御子の手研耳命は東征に従い、神武天皇崩御後、その後継をめぐり、異母(大物主大神の御息女で皇后となられた媛蹈鞴五十鈴媛命)兄弟達によって暗殺されました。
 渟名川耳命はその当事者、第2代天皇綏靖天皇です。

  拝殿から鳥居
 参拝したのは晩秋の夕方、西日が木々の間から差し込んで綺麗でした。

 境内入口のタブノキ

 平和の塔当社の北、数100mの平和台公園にあります。
 正式名称は「八紘之基柱」皇紀2600年を記念して昭和15年(1940)世界各地から集められた石で建立されました。高さ37mです。

   平和の塔の踏石
「踏石上で手をたたくと塔に反響して「ビーン」という音がします。」 と案内にあり、試してみましたがそのとおり反響しました。

  平和の塔正面
 秩父宮雍仁親王の書「八紘一宇」の文字が刻まれています。戦後、一時削られましたが、後に再興されました。

 平和の塔正面の扉
 神武東征の船出の模様が描かれた青銅製のレリーフです。

 平和の塔裏面
紀元二千六百年とあります。4隅には武士、漁業、農業、商工業をあらわす四神像が立っています。
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