ふらふら日記

物足りない日常にふらふら、怪しい読書にふらふら、激しい映画にふらふら、美味いメシにふらふら、そんな感じの自己満足日記。

読書覚書2017 #13-23

2017年12月31日 05時03分00秒 | 読書めらめら

「ダーク・タワーI ガンスリンガー」
「ダーク・タワーII 運命の三人(上・下)」
「ダーク・タワーIII 荒地(上・下)」
「ダーク・タワーIV 魔道師と水晶球(上・中・下)」
「ダーク・タワーV カーラの狼(上・中・下)」
著者 スティーヴン・キング
訳者 風間賢二
めらめら度★★★★☆
20170527SAT-20171219TUE

スティーヴン・キングの長編は、どれもこれも長いッ! そのストーリーテリングは、極めて冗長だ。どーでもいいシーンをやたら細かく描写したり、一瞬の出来事の中に回想シーンを挿入したり、カッコ書きで意味不明な注釈を連ねたり…。しつこくて、ウンザリするほどだ。でも、何だかんだと、その冗長ストーリーテリングが魅力なんだよなァ。ふと気が付くと、その世界観にどっぷりハマってしまうのだ。

今年の2月(もっと昔のような感じがする…)に読んだキングの短編集「幸運の25セント硬貨」の中の一編が、妙に気に入ってしまった。その短編は、「エルーリアの修道女」というファンタジーで、「ダーク・タワー」シリーズの外伝である。「ダーク・タワー」は、1970年代から執筆が始まり、完成までに30年(殆どが構想期間だけど)も要したキングの代表作だ。キング自身、ライフワークと称していたらしい。

前々から「ダーク・タワー」を読みたかったんだよねェ。でも、チョー長いから二の足を踏んでいたのだ。全7部構成、新潮文庫版で全16巻である。今までにも10巻オーバーの大長編を読んだことあるし、通算で16冊を超えるシリーズものを断続的に読んだこともある。しかし、キングの冗長ストーリーテリングで全16巻となると、また別次元だ。読みたいけど、面唐ナ…。でも、やっぱり、読みたいッ!

で、あちこち古本屋を巡って全16巻を集め、5月の末から読み始めた。何とか年内に読み切って、2018年1月に公開予定の映画版を観るんだッ! と、意気込んでいた。が、結局、第5部までしか読み切っていない…。今は、第6部の上巻を読んでいて、残り5巻もある。う~ん、映画の公開には、ちょい間に合わないなァ。面白いんだけど、キングの冗長ストーリーテリングは、やっぱり難敵なのだ。

しかし、「ダーク・タワー」は、時間と空間が複雑に入り組んでいるパラレルなファンタジーである。映画版も、そのパラレルな世界の一つとして描かれていて、原作まんまではないらしい。だから、シリーズ完全読破しなくても良いのかも…。同じくキング原作の映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」が最高に面白かったし、絶対に見逃したくないんだよねェ。そうだ、「IT」の原作も読まないと。

今年は、「ドラクエ11」の大冒険で忙しく、読書が捗らなかった。この日記もサボタージュしっぱなしで…。12月に入ってから怒涛のプレイバックで書きまくり、何とか日記の越年を避けられてホッとしている。平気で3ヶ月も放置するくせに、どうして日記の越年が嫌なのか、自分でも解らない。面唐ネのに、ついつい無駄に長い駄文を書くしなァ。キングに惹かれるのは、俺自身が冗長だからなのかも…。
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