「下町ロケット」
著者 池井戸潤
めらめら度★★★★☆
20170313MON-20170322WED
「下町ロケット2 ガウディ計画」
著者 池井戸潤
めらめら度★★★★☆
20170323THU-20170330THU
またも日記を放置してしまった。日記なのに、1ヶ月半も遅れて書いている駄目っぷり…。本ネタが3つ、映画ネタが3つ、病院ネタが2つも溜まっているんだよねェ。あァ、面唐ュせ。これは、他人に読ませるために書いているものではなく、飽くまで自己満足である。出来事を直ぐに忘れてしまう低スペックな脳細胞を補う外部メモリなのだ。文章にすることで記憶を整理し、この退屈な日々を補完して…。
で、3月に「下町ロケット」シリーズ2作を続けて読破した。2011年に直木賞を獲った時から読んでみたかった本だ。2015年に放送されたTBSの連ドラ版は、HDDレコーダーに録画したまんま1年半も放置して観ていない。ったく、俺ってヤツは、とことん物事を先延ばしにする駄目野郎だぜ…。でも、長編2冊を18日で読破したのは、俺にしては、そこそこのハイペース。夢中になって読んでいたもんなァ。
先が読みたくて仕方がない、という読書体験は久しぶりだった。いつも、人が血を流す物語ばっか読んでいるので、熱血リーマン物語に、ここまでハマるなんて予想外だ。精密機械製造の中小企業「佃製作所」の奮闘に本気で感動してしまった。佃プライド、最高ッ! 信念を貫くリーマンたちがカッコ良いッ! 1作目を読んでいる途中で続編があると知り、決して安くない続編の単行本を慌てて購入。
続編も夢中になって読破。最後は必ず正義が勝つ、みたいな勧善懲悪テイストで、割とベタな展開なんだけど、だからこそスカッと気持ちの良い物語だった。科学考証と構成が素晴らしい。その勢いで連ドラ版を一気見しようとしたが、第1話の冒頭を観ただけで、なぜか嫌になってしまった。活字で感動した熱血リーマン物語が、映像だと途端に陳腐に見えちゃったんだよなァ。なんでだろう…?
読後1ヶ月半の今からすると、熱血リーマン物語に夢中になっていた自分が、ちょっと不思議だ。確かに、面白い小説だったけど、俺好みのジャンルじゃないのに…。本も、映画も、物語の面白さって、その時とその後で、結構、変わるんだよねェ。面白かったのに直ぐに冷めることもあるし、退屈だったのに印象深いこともあるし。う~ん、よう解らん。そのうち「半沢直樹」シリーズも読んでみようかなァ。
小学館「下町ロケット」777円
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