「厭な小説」
著者 京極夏彦
めらめら度★★★☆☆
20180410TUE-20180421SAT
日記サボタージュで、今更、4月21日に読了した本の記憶を掘り起こす…。これは、正しく「厭な小説」だ。連作形式の短編集なんだけど、どれもこれも厭な感じの7編である。嫌な、ではなく、厭な、という表記がピッタリくる。胸糞が悪いオチ、意味不明なオチ、すっきりしないオチ…。こんな小説、京極夏彦にしか書けないだろう。このモヤモヤする読後感を面白いと思うなんて…。結局、俺も厭な奴なのだ。
祥伝社「厭な小説 文庫版」802円
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