映画覚書2017 #18

「関ヶ原」
2017年　日本
監督　原田眞人
出演　岡田准一　有村架純　役所広司
めらめら度★★★☆☆　映画館T17H1

日記サボタージュのツケを清算すべく、10月2日に観た映画の内容を必死に思い出す…。約2ヶ月前の記憶だ。原作は、司馬遼太郎の「関ヶ原」。Excel読書録によると、俺が原作を読んだのは、1997年である。うわァ、あれから、もう20年も経ったのか…。司馬さんの長編は、20作品ほど読んでいるが、「関ヶ原」は、「竜馬が行く」の次に好きな作品なんだよねェ。石田三成と島左近の男気が熱いのだ。

俺がガキの頃は、各TV局が年末年始に時代劇のスペシャル番組を放送するのが当たり前だった。司馬さんの「関ヶ原」も1981年にドラマ化され、3夜連続で放映されたそうだ。しかし、俺が観たのは、ずっと後の再放送。Wikipediaによると、司馬さんが亡くなった1996年に追悼番組として再放送したらしいので、多分、その時だろう。レンタルビデオでも借りた覚えがある。あのドラマ版は、素晴らしかった。

再放送を観て、原作を読んで、数年後にレンタルして…。いや、レンタルじゃなくてCSだったかな…？　随分と前の記憶なので、その辺の経緯が曖昧だ。しかし、ドラマの内容は、よく覚えている。6時間超の長～い大型時代劇なんだけど、夢中になって観たもんなァ。加藤剛の石田三成、三船敏郎の島左近、森繁久彌の徳川家康、三國連太郎の本多正信、この4人が重厚な演技を繰り広げるのだッ！

原作もドラマ版も思い入れが深いんだよねェ。で、映画版は、ジャニタレ主演と来たもんだ。薄いなー。ドラマ版と比べると、圧涛Iにキャストが薄いよ。上映時間の149分も映画としては長い方だけど、関ヶ原戦役を描くには、ちと短い。だから、正直、期待してなかったんだけど…。う～ん、まァ、そこそこ頑張った方だろう。及第点は超えていると思うよ。正直、ドラマ版の感動の半分以下だけど…。