(ep5の続き…)
バスを途中で降り、約2.5kmの山道を30分ほど歩いて、ようやく三峯神社の駐車場に到着した。やっとこ着いたァ、と思ったが、三峯神社には、更に階段と坂道が続く…。ありふれた感想だけど、昔の人々は、よくもこんな山の中まで来たもんだ。電車とバスを使ってもヘロヘロなのに、足だけで、こんなところまで…。だからこそ、ここは、パワースポットなのだろう。
行列に並んで、ようやく参拝した。本当に長い道のりだった。多分、もう二度と来ることはないだろう。一生分の想いを込めて、必死に祈った。家内安全、家内安全、家内安全…。御神木にも参拝し、全国の神社の分社(正しくは、摂末社なのか?)にも、(数が多かったので、纏めてザックリと…)参拝した。日本武尊銅像をサラッと見上げ、大山倍達の記念碑はスルーした。
社務所で頂いた御朱印は、寳登山神社と同じく印刷の書置きだった。ちょっとガッカリだけど、とにかく、生涯7枚目の御朱印である。更に、キーホルダー型の御守も購入。目的を果たすと、さっさと帰りのバス停へ。バスの時間まで30分もあったが、行きの超満員バスを思えば、早い方が良いに決まっている。バス停に行くと、案の定、行列が出来ていた。
バスが遅れ、40分ぐらい並んだが、その甲斐があり、帰りのバスでは座ることが出来た。もしかしたら、三峯神社を見て回った時間よりも、バス停に並んでいた時間の方が長かったかも…。帰りもやはり超満員バスになった。しかし、座っているだけで、段違いに楽だ。行きは余裕がなかったが、帰りは景色を楽しむことさえできた。すんごい山道を走って来たんだなァ。
三峰口駅で降りるつもりだったが、座って乗ったバスが思いの外に快適だったので、終点の西武秩父駅まで乗ることにした。運賃950円なり。西武秩父駅から秩父駅まで、またまたバス移動である。時間に少し余裕があったので、西武秩父駅でお土産を購入。その後、秩父駅へ。運賃180円なり。秩父駅に着くと、折良く、羽生行の電車が来る数分前だったので、切符を買って速攻でホームへ。
帰りの電車に乗り、これにて1泊2日の秩父三社参り終了である。思い付きのノープラン旅行だったが、結果的に有益な休日になった。思えば、1日目に秩父駅で声を掛けてくれた親切なオッサンのお陰だ。あのオッサンの助言がなければ、散々な旅行になっていたかも知れない。これもまた、御利益なのだろう。どうか、御利益ましましで、良い一年になりますように…。
(完)
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